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<出典>

チョウチンアンコウのオスの数奇な物語

まず、オスは性的に成熟すると口がペンチのような形に変形し、広大かつ暗闇の深海の中でひたすらメスを探し回ります。

メスが出すフェロモンを感じ近づいていき、そしてオスは同じ仲間のメスと判ると体に噛みつきます。オスは鋭い歯で噛みつき、さらにはくさびのようなもので外れないように工夫します。

ここまではね、なんてったって深海でやっと出会えたパートナーですから。分かりますよ。

 

ですがここからがすごい。

オスはしばらくするとオスの口からメスの体へ融合を促進する酵素を出します。

するとオスの唇とメスの皮膚が血管レベルまで融合し、メスの血管から栄養を摂るようになります。

これすごくないですか!?血管レベルまでって。

そして最後に悲しい結末が。

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寄生したオスの衝撃のラスト〜吸収される?〜

寄生したオスは次第に退化が始まります。

目は小さくなり、最後には消滅します。また内臓も失われ、精巣だけが大きくなります。この間、メスは積極的にオスを誘惑し、他のオスが噛みついて寄生が始まることもあるそうです。一匹のメスに対して、複数のオスが寄生するのです。

 

そして、産卵のタイミングになると血液ホルモンを通じてオスに伝わり、タイミング良く産卵と放精が行われるのです。なんだかオスの身になってみるととても切ないお話しですよね。

子孫を残すために、自分を犠牲にするわけですが、それを自ら行う。

 

ただ、私たちの住む世界とは全く違いますから、真っ暗闇の中、メスと出会うことは本当に奇跡に近いことなんだと思います。それを逃すまいと、このような方法となったわけですね。メスはオスにありがとうですね。

また最後にとどめを刺すようですが、産卵時期にオスのキアンコウがメスに捕食されるケースがあるそうです。…頑張れ!オスたちよ!

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おわりに

冬になると旬になるアンコウ。

私の主人は漁師をやっているのですが、一度網に入って持って帰ってきました。それはもう、捌くのが大変で。

 

大きさにも驚きましたが(それでもアンコウにしては小さめで、60cm程度)体がドゥルンドゥルンしていますから。

そこでプロがやっているように、私たちも吊るし切りで捌きました。その名の通り、アンコウを吊るして捌くのです。とても難しかったのですが、なんとか捌き美味しいあんこう鍋を作りました。

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また胃袋はホルモン焼きのようにして、歯ごたえがあり美味しかったです。他はお鍋に入れました。あと、身の一部をから揚げにし、その日はアンコウ祭り!無駄なく食させていただきました。

私たちの知る美味しいアンコウもいれば、深海にはとても切ない物語を持つアンコウたちもいて、意外と奥が深いですね。冬になるたび、私は切ないアンコウの話を思い出しそうです。

最後に一言。頑張れ!アンコウ君たちよ。

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