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4億年以上前から生息し、生きた化石として知られるオウムガイ。巻貝みたいだが、実はタコやイカの仲間だって知っていただろうか?

そう言われれば確かにちょっとイカっぽい顔。アンモナイトの子孫でしょ?って言ってるそこの人。似てるけど別の種類なんですよ。そんなオウムガイにスポットライトを当ててみた!

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オウムガイの生態と特徴

オウムガイの祖先は約5億年前に誕生し、それから進化をしてオウムガイは、約4億5000万年前に今とほとんど同じになった「生きた化石」で、タコやイカと同じ頭足類である。

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特徴

赤と白の美しい螺旋状の殻が印象的だが、本体は当然のことながらその中に入っていて、ナメクジだけのような中身だけだったら、恐らく生きた化石といえどもここまでちやほやされなかっただろう。

やっぱり身なりって大事。

 

で、その本体というと、何と言っても殻から出た90本ほどある触手が特徴。それを使い、器用に餌を捕食する。

目はどうなってる?

眼はあまり発達しておらず、レンズの構造がないため視力は弱い。漏斗(ろうと)と呼ばれる器官から吸い込んだ海水を噴き出し、その反動でゆっくりと移動する。

 

プカープカーと海水を一生懸命噴き出しながら綺麗なサンゴ礁を泳ぐ様子は結構かわいい。(3分後半くらいからオウムガイが出ます。)

オウムガイの殻

オウムガイの殻は、生まれた時にはもうついている。成長と共に殻も大きくなり、大きいものでは20cmを超える。

 

殻の中には規則正しく仕切られていて、小部屋がたくさんあるのだが、オウムガイが住んでいるのは一番手前の広い部屋だけ。

つまり、賃貸アパートつきで生まれてきたようなもの。

 

「それなら一生働かなくても夢の家賃生活。」と考えるてしまうのが一般庶民だが、4億5000万年の歴史のオウムガイともなると、そんなセコいことはしない。

 

大家(自分)の部屋以外、全室空室なのだ。

 

しかしその空室は、オウムガイが上下運動をする為に使用している。空室にはガスと液体が入っていて、その容積の比率の調整を行って自体の重さを変化させ、オウムガイは浮き沈みをするのである。

あの殻はただお洒落で身につけているのではなく、とても実用的なのだった。

食べ物

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漏斗を使って左右に、殻を使って上下にと、海中を自在に泳ぐオウムガイ。

 

優雅ではあるが、動きはかなりゆっくり。オウムガイは海中を速く動けない生き物なのである。その為、生きた魚介類を捕まえることが苦手で、食べ物は死んだ魚介類や脱皮した殻という愛らしい奴なのだ。

生息地

南太平洋やインド洋、オーストラリア近海のサンゴ礁域。海水の綺麗な所に生息する。

 

水深100〜600メートルが行動範囲で、これ以上深い所に行くと水圧にやられてしまうらしい。日中は深い所にいるが、夜になると水深100mくらいまでやってくる。

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生息地ではオウムガイを食用としている(もしくはしていた)国もあるようだが、日本では鑑賞用として飼育していることが多く、食べようと考える人は少ないと思う。

 

しかしながら、日本でオウムガイを食べてみたという人がいた。

 

オウムガイは

「茹でると甘いプリンのニオイがして固い身に囲まれ、触手は無味口周辺はサザエの味(かなり一部分)イカやタコに近い仲間ですが、味は貝類他に、味はイカだった」

という感想を持った人もいる。

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