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沖縄県の西表島に生息する、国の特別天然記念物として超有名なイリオモテヤマネコ

 

小さな島で生存を続けているのは奇跡的なんだそうだ。

そして個体数減少の悲しい原因とは?

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イリオモテヤマネコの生態

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発見されたのは結構最近

イリオモテヤマネコが発見されたのは1965年で、20世紀も半ばを過ぎてからである。

言わなくてもわかると思うけど、発見された場所は西表島

 

それまでも地元では「ヤママヤー」(山ネコ)「ヤマピカリャー」(山で光るもの)などと呼ばれ、他の家猫や野良猫とは別の生き物として存在は知られていたんだそうだ。

 

ベンガルヤマネコの、西表島固有亜種であると考えられており、その祖先は人間が住み着くよりずっと前、約20万年前に大陸から渡ってきたとされている

 

因みにイエネコは、リビアヤマネコの亜種が家畜化したもの。

そういうわけで、イリオモテヤマネコは山に移り住んだ野良猫じゃありません。念のため。

見た目はイエネコっぽい

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大きさはイエネコくらい

耳の先が丸く、目の周りには白い隈取りがある。

尻尾は太くて長く、全身に斑点模様がある。

 

胴長で短足という、人だったら残念な特徴も、猫だとかわいいのだ。

イエネコと見分けがつきにくいが、ややワイルドな方がイリオモテヤマネコと覚えよう

世界最小の生息地の謎

西表島の面積は、290平方キロメートル。ヤマネコの生息域として世界最小であり、この様な狭い面積でネコ科の哺乳類が生息してきたのは、かなり珍しい。

本来ほぼ無理なレベル。

 

生態系には一定以上の生産者の生息面積が必要である。

しかし、島内の食物連鎖のピラミッドの頂点であるイリオモテヤマネコが生息するには、西表島は狭すぎるのである

 

その上西表島には、このサイズのネコ科が主食とするネズミやウサギもいない。

 

では、どの様にして生き延びてきたのか

独特の食生活

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イリオモテヤマネコは、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫類、甲殻類を幅広く満遍なく食べている。

この様に幅広く食べるネコ科は非常に珍しいのだ。

 

普通猫ってカエルとか食べないし、家猫だったら高いキャットフードも「こんなもん食べない!」とかわがままいって砂かけ行動するものなのだが。

 

因みに、鳥類の捕食の仕方は相当ワイルドである。

他のネコ科の様に羽毛をむしらず、そのまま丸齧り。

 

かなり大型の鳥を咥える姿ったらまさに野獣。

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猫なのに水が平気

そして更に驚きなのは、イリオモテヤマネコは河を泳いだり潜水して水鳥や魚、甲殻類などを捕らえることもあるのだ

 

「潜る猫」って。

 

尚、現在では哺乳類のクマネズミも主食の一つになっているが、これは人間と共にやってきた外来種である。

 

西表島の環境が多様な生物を生んだこと、それを好き嫌いせず食べたことが、イリオモテヤマネコ生存のコツだったのだ。

では、イリオモテヤマネコはいったいどのくらいいるのだろう?調べてみると「まさか!」言わざるをえなかった。

 

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