イリオモテヤマネコの生存数

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<出典>

2008年の調査時点で生存数は100〜109頭と考えられている。

少な!全員の顔と名前覚えられるくらいの数。

調査のたびに減少傾向だそうだ。

 

西表島の面積からすると、そそもそも最大でもそこで暮らせるのは数百頭くらいが限界と考えられる。

近親交配で遺伝的多様性が失われることを考えると、この少数の集団で存続し続けたというのは極めて稀な例なのだという。

 

気候、地形、隔離された島などの条件が作り出す本当に絶妙なバランスの生態系で奇跡の様に生存するイリオモテヤマネコ。

それはつまり、その絶妙なバランスが崩れたら瞬く間に絶滅への道を進むともいえる。

イリオモテヤマネコは絶滅危惧種

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現在イリオモテヤマネコは、環境省レッドリストの絶滅危惧IA類に分類されている。

 

イリオモテヤマネコを絶滅の危機に追いやっている大きな原因は、人間の土地開発による生息地の破壊の他、交通事故である

 

島内の県道はイリオモテヤマネコの行動圏内を貫通しており、毎年数頭が交通事故にあっているのだ。

事故数は増加傾向という。

 

その他近年では、野良猫の存在も大な問題だ。

野良猫と食べ物を奪い合う競合の他、接触による感染症、交雑が懸念されている。

 

観光客が湿地林などに入り込むツアーとかも、生息環境の悪化に繋がる。

 

とにかく共通しているのは、全部人間が原因、ってとこだ。

保護活動

で、もちろんこのまま放っておいたらあっという間に絶滅なので、行政も民間も、イリオモテヤマネコを守る活動をしている。

 

1995年にはイリオモテヤマネコの保護活動の拠点として「西表野生生物保護センター」が設置され、生息状況の調査研究、交通事故対策、外来生物対策などを行っている。

交通事故対策

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動物用のトンネルやゼブラゾーン、道路標識の設置など。

西表島にはバラエティー豊富な「ヤマネコ注意」標識があっておもしろい。

 

非営利団体や地元の住民によるパトロールも行われている。

外来生物対策(イエネコ)

飼い主不明のイエネコの捕獲、新しい飼い主(主に県外)への譲渡。

猫の飼育者への適正飼育や不妊去勢の指導。

 

また竹富町では、飼い猫の登録、ワクチン接種、持ち込み時の検疫などを義務付けてる「竹富町ねこ飼養条例」を作った。

もう一つの外来生物対策

石垣島からの毒性を持つオオヒキガエル侵入の判明後は、更なる侵入を防ぐため、市民参加の地元調査員による定期的な監視調査や情報収集を行っている。

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まとめ

人と野生動物が共存すのって、本当に難しい。

でも、交通事故なんかは一人一人が意識することですぐに減らすことができるはずだ。

 

イリオモテヤマネコを守るということは、西表島の豊かな自然と生態系を守るということなのだ。

西表島を訪れる際には、そのに住む多様な生物や絶滅の危機に瀕する動物のことにも思いを馳せたいものである。

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