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皆さんは、「珍獣」と呼ばれる動物たちを知っているでしょうか?

 

珍獣とは、その生息数が少なく出会えることが希少で、さらに外見や生態が珍しい動物のことです。それゆえ見た事がある人はごく少数で、その存在を知っている人はおろか、名前を聞いたことがあるという人も少ない動物です。

 

そして、日頃からそんな珍獣たちを探し、愛でている珍獣マニアのあいだで今熱い動物がいます。それが今回皆さんに紹介する「ジェレヌク」と呼ばれる動物です。

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変わった動物!ジェレヌクとは?

ジェレヌク(Litocranius walleri)は、ウシ科ジェレヌク属に分類される偶蹄類の動物です。

 

偶蹄類とは、四肢の先端に蹄(ひづめ)がある動物たちのことで、牛の仲間や馬の仲間がこの偶蹄類と呼ばれます。

 

ジェレヌクはいくつかの別名を持ち、「ゲレヌク」、「キリンレイヨウ」、「キリンカモシカ」、「ジラフアンテロープ」などと呼ばれることもあります。

 

また、このジェレヌクのみで「ジェレヌク属」を形成していますが、この一種類の中でも生息地によって、ミナミジェレヌク(L. w. walleri)と、キタジェレヌク(L. w. sclateri)に分類するようです。

大きさや角

ジェレヌクの体長は140~160㎝で、尾の長さは22~35㎝。肩高は80~105㎝です。体重29~52kgで人間の子供と同じぐらいです。体の色は、背側の毛が濃赤褐色、体側面の毛は淡黄褐色、胴体や尾の腹面の毛は白色です。

 

オスの頭部には、「S」字に湾曲した角が二本生えています。あたかもドラゴンの角を連想させるかっこよさで、角があるオスと、無いメスでは、その見た目の印象が非常に違ってきます。

 

もしジェレヌクにまたがって移動するとしたら、その角はかなり握り安くて便利でしょう。

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珍獣ジェレヌクの生態とは?

ジェレヌクはアフリカの砂漠やサバンナに生息しています。上述したように生息地で2種類に分類され、ミナミジェレヌクはケニア、ソマリア南部、タンザニア北部に生息する種類で、キタジェレヌクはエチオピア南部、ジブチ、ソマリア北部に生息する種類です。

 

ちなみに、この2種類は生息地だけでなく「鼻骨」の長さも異なるようで、ミナミジェレヌクは鼻骨の長さが4.9~5.4㎝、キタジェレヌクの鼻骨の長さは7.4㎝だそうです。

 

基本的にオスとメスのペアか、もしくはオスと2~5頭のメスからなる家族群で生活しています。

 

食性は植物食で、野生のジェレヌクはマメ科の常緑樹であるアカシアの木の葉、芽、枝、花、果実などを好んで食べていますが、地面に生えている草類はあまり食べないようです。高所にある葉は後肢だけで立ちあがりながら食べますが、その豪快な食事姿が人気の秘密だとか。

 

ちなみに水分は食物から摂取するので、直接水を飲むことはほとんどありません。これは、雨の降ることが少ない砂漠やサバンナでの生活に適応するために獲得したもので、ジェレヌク以外にもこのように水を飲まなくても水分を接種する方法を持った生物はたくさんいます。

 

繁殖形態は人間や他の多くの哺乳類と同様に胎生で、1度の妊娠で1頭の子供を産みます。その妊娠期間は103~210日とかなり幅があるようですね。

ジュレヌクの特徴的な体とは!?

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今回注目の的となった最大の理由とも言えるのが、その身体つきにあります。可愛く大きな耳と、その胴体からは想像もつかない小さな顔に長い首!さすがは別名に「キリン」の名を持つだけのことはありますね。

 

その長い首を伸ばして遠くを見つめる顔や、大きな耳をパタパタさせる姿はとてもキュートであると言わざるを得ないですね。

 

もしジェレヌクの可愛い姿を動画で見たいという方はこちらをどうぞ。

ジェレヌクは四肢がとても細く、スタイリッシュなところも特徴的で、ぜい肉どころか筋肉すらほとんど無いように見えます。

 

そして、「キリン」の名に相応しく、長い首で高いところのアカシアの葉っぱや枝を食べるのですが、より高いところにある葉を食べるために後ろ足のみで立ち上がり、まさに仁王立ちで豪快に食事する時のスマートな身体つきは、一目見たらなかなか忘れられません。

日本の動物園でジェレヌクは見られるのか?

野生のジェレヌクの生息地は上述したとおりアフリカ東部の砂漠やサバンナなので、当然のことながら、日本では野生の個体を見ることはできません。

 

では、日本の動物園にはいるのか?いるとしたらどこの動物園にいるの?

 

という疑問は当然誰しもが持つので調査してみたところ・・・

 

残念ながら、現在のところ日本の動物園でジェレヌクを飼育している施設は一つもないようです。

 

過去に、富士サファリパークでジェレヌクが飼育されていた事実が確認できましたが、残念ながら今は飼育されておらず、日本でジェレヌクを見ることはできないようです。

 

なので、どうしてもジェレヌクのスタイリッシュな姿を見たいという方は、ジェレヌクを飼育している海外の動物園に見学に行くか、もしくは、アフリカに飛んでサファリツアーなどに参加し、野生のジェレヌクを発見するしか手はないようですね。

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まとめ

それでは最後に、今回ターゲットにした珍獣ジェレヌクについてまとめると、

  • ジェレヌクはウシの仲間とされ、蹄をもつ偶蹄類に属する
  • 野生の個体はアフリカ東部の砂漠やサバンナに生息
  • 草食動物で木の葉っぱや枝、実などを好むが、地面の草はあまり食べない
  • 大きな耳や長い首、小さな頭、そしてスタイリッシュな身体つきが特徴的
  • 日本の動物園では現在飼育されていないため、海外で見るしかない

 

現在日本では見られないジェレヌク。あの姿に一目惚れしてしまった人は大変辛いかもしれませんね。なので、スマートフォンやパソコンの待ち受け画面をジェレヌクにして、少しでもその寂しさを紛らわしましょう。

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