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ウバザメのことを考えるとちょっと泣きそうになる。

ジンベエザメ、メガマウスとともに三大サメのひとつなのに、なんか地味なウバザメについて調べたら、どんどん切なくなった。

 

知れば知るほど愛着が湧くウバザメとはどんな生き物なのか?探ってみた。

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ウバザメとは

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一番になれないサメ

サメどころか、魚類の中で一番大きい!のは、みんなの人気者、ジンベエザメ。ウバザメは、二番目に大きいのだが、ジンベエザメに比べてその知名度の低さ。

 

そして、口もメガマウスに次いで二番目に大きいという、何においても二番手のサメなのだ。二番手って一番地味なポジションなのかも。

 

でもその体長は、これまでの最大で12.2メートル!自分の体高よりも大きく開けることのできるその口の直径は2メートルを超えるものもあるという、迫力のサメなのだ。

生息地

あまりよくわかっていないが、回遊魚で割と世界中にいるらしい。熱帯や亜熱帯の海では、暑いせいか、水面近くに出てくることはあまり無い。

名前が地味

ウバザメは、漢字で書くと「姥鮫」。意味:老婆のようなサメ(地味!)

 

由来は、ウバザメの特徴である長い鰓が老婆の皺みたいだから、ともいわれているが、もう少しましな名前にできなかったものだろうか。

でも、ウバザメいい奴だから多分気にしていない。

別名がもっとひどい

ウバザメは、とてものんびりしたサメで、人に対する警戒心も無い。それが災いしてすぐに捕まってしまうものだから、「バカザメ」という気の毒過ぎる名前で呼ばれることがあるのだ。

 

ちょっと酷いよね。因みに英語名 は「Basking Shark」(日光浴をするサメ)という。水面近くを漂うように泳ぐ姿が日光浴をしているようだとつけられたらしい。

無害なのに怖がられる。

Basking shark (Cetorhinus maximus), Falmouth Bay, Cornwall, UK

ウバザメは、その巨体と大きな口で、怖いとか、人食いそうとか言われるが、至って無害なサメなのだ。食べ物はプランクトンや小魚。

 

鋭い歯もなく、人が近寄っても危害を加えることは無い。目なんて小さくてつぶらで、むしろかわいい。

食べ方が微笑ましい。

そしてその捕食方法もまたかわいい。ただ、大口を開けて入ってくるものを食べるだけ。濾過摂食といい、海水を膨大な量の水を飲み込み、その長い鰓で、餌となる動物だけを濾して取り込むのだ。

 

あの巨体を維持するには相当量の海水を飲み込む必要があるわけだが、その量は1時間あたり約2000リットルにも及ぶ。

 

この濾過摂食は、三大ザメのジンベエザメ、メガマウスにも共通する食べ方で、サメの中ではこの3種だけが行うのだが、その中でもウバザメの食べ方は微笑ましい。

 

他の2種は、自力で海水を吸い込む様にして飲み込むのに対し、ウバザメは口を開けながら泳いで 自然に入ってくる水だけを飲み込むのだ。

 

そしてその泳ぐ速度は時速3.6kmくらいと遅い。でも必要とあらば速く泳げるらしい。

 

もしかしたら、口をポカンと開けて、のんびり進むところがお婆さんっぽくて「ウバザメ」なんじゃないかとも思った。そう思うと名前にも愛着が出てくる。

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冬はどうしているのか不明

ウバザメは未だ生態に謎が多い生き物である。

 

海面近くにプランクトンを食べに来ているが、水面近くで餌が少なくなると、水深1000メートルまで潜ることもあり、そのまま数カ月も海底にとどまっていたという記録もある。

 

秋から冬のプランクトンがいない間は冬眠しているのでは、という説もある。

乱獲の結果

そんなのんびり屋さんのウバザメは、かつては沢山生息していた。しかし警戒心の薄いウバザメは簡単に捕獲でき、肉から皮からフカヒレから肝油まで、散々利用されまくっていたのだ。

 

そして長年の乱獲の結果、現在は個体数が激減してしまった。国によっては絶滅危惧種に指定されていて、現在では保護対象となっている。

 

また、ニュージーランドで発見されたとある巨大生物がネッシーと関係しているのではないか?と話題になった。このウバザメとの関係はあるのだろうか?調べてみよう。

 

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