ボブキャットはアメリカでは大変なじみの深いネコです。動画でもよく見かけます。かなりかわいくて、アメリカでも大人気です。かなり大きいですが、やはりネコ科だけあって、いろいろなところに行きます。しかも強いです。これから生息域や生態、強さ、泳げる猫なのかなどを調べていきます。また、どこの動物園で飼育しているかについても!
生態
オオヤマネコ属のです。英語ではBobcatです。褐色から灰色がかっていて、黒っぽい斑点やラインがあります。ヨーロッパオオヤマネコよりグレーっぽくて、カナダオオヤマネコより褐色っぽい感じです。目が黄色っぽくて、瞳孔が黒いです。ボブキャットの耳も飾りがあってかわいいですね。メスは普通2~4頭の赤ちゃんを産みます。基本的に単独行動です。またほかのオオヤマネコと同じように、夜行性です。特に、夕方と朝方に行動が活発になります。日中は木の上などで休んでいることが多いです。
生息地。
アメリカ合衆国からメキシコやカナダにかけて、広く生息しています。ボブキャットの生息域の北には、同じオオヤマネコ属のカナダオオヤマネコが生息しています。生息域はあまり重なっていないですね。たまに、カナダオオヤマネコと交雑することもあります。アメリカ周辺に12種類の亜種が確認されており、全体で個体数は72万頭ほど生息しています。動画などでは、フロリダ州やテキサス州の野生のボブキャットをよく見かけます。
寿命
ボブキャットの野生での寿命は10年ほどですが、飼育下では30年ほど長生きしたこともあったそうです。大事に育てられたのでしょうね。
大きさ
オオヤマネコ属のなかには、ヨーロッパオオヤマネコ、カナダオオヤマネコなどもいます。これらのなかではボブキャットは小さいほうです。小型ですが、それでも、大きいものになると、体長が100cmほど、体重が15kgほどとなり、一般的な猫よりはかなり大きいです。同じオオヤマネコ属でボブキャットより北の寒い森林地帯に住んでいるカナダオオヤマネコもいます。
餌は?
高い木を登ったり、泳いだりして、すごいです。ボブキャットの行動範囲は広いです。そのようにして、ウサギやリス、ネズミ、鳥などの小動物や魚を主食としています。カナダオオヤマネコはカンジキウサギを主食とします。そのためカンジキウサギの個体数の変化により、カナダオオヤマネコの個体数も変化します。ボブキャットはなんでも食べるため、そういった個体数の変化はありません。2015年には、フロリダ州の海岸で、サメをくわえたボブキャットも目撃されました。その時は、世界中で話題になりました。まさに泳げる猫は最強動物です。ボブキャットの人気も最強ですね。
電柱を登る。
木登りも上手で、どんな高いところでも上ります。ものすごい運動能力でかなり高い木製の電柱も登れます。落木を登っています。なにをしてもかわいかったですね。
泳ぐ。
次は、アメリカのテキサス州にある湖でのことです。そこで泳ぐ猫が目撃されました。カヤックにのっている釣り人が発見した泳いでいるボブキャットです。カヤックは足漕ぎでかなりの速度で水上を移動しているのですが、泳いでついてきます。また、好奇心旺盛で泳いで近いづいてくる姿もかわいいです。
発見した釣り人もすごく大喜びでした。人にも懐いている感じでしたね。やはり水泳のできる猫でした。
鳴き声
この動画でボブキャットの鳴き声を聞けます。
「ニャーーー。」と声が大きくて、他のオオヤマネコの鳴き声と似ていますね。猫の鳴き声には意味があって、気持ちがわかります。下の画像は王子動物園のボブキャットです。
大きく口を開けて、舌を出して、あくびをしています。
なつく?
海外では、自宅内で飼育している方もいます。テーブルの上でじっとして、飼い主の帰りを待っています。
飼い主に、なでられてうれしそうな表情でリラックスしています。テーブルの上で寝そべったり、飼い主に、なついています。二頭で毛づくろいをしています。穏やかな表情をして、仲良しさんたちですね。
ペットにできる?
日本ではオオヤマネコ属の猫を飼育するさいは、都道府県の許可が必要です。海外では、ボブキャットをペットとしている方もいます。飼い主に懐いている様子を、動画で見ることができます。また必要な、キャットフードなど餌の量を考えても、ボブキャットをペットとするのは難しいです。
日本の動物園で見れる?
兵庫県にある神戸市立王子動物園でボブキャットの「ソラ」ちゃんを見ることができます。王子動物園にはシベリアオオヤマネコも飼育されています。ぜひ近くにお立ち寄りの際は、見に行ってください。日本では、王子動物園でしか見れない珍しい猫です。
まとめ
オオヤマネコの仲間の中でも、アメリカ合衆国周辺に広く生息するボブキャットでした。アメリカでも大人気です。日本ではペットとしての飼育は難しいです。でも、動画などでいつでも見ることができます。また、木を登る猫、泳ぐ猫という姿もかなりかわいいです。何度でも見てしまいたくなります。