出典: blogs.yahoo.co.jp/maki_maki_fuchimaki

私が初めて彼を見たのはテレビで動いている姿でした。最初、「えっ!?これ実際の生物?CGじゃないの?」と思ったほど変わっていて、そして強烈な印象でした。

それは何かというと、デメニギス(英語ではBarreleye)

みなさんもその姿と生態を知ると驚くことでしょう。今日はそんな「デメニギス」をご紹介しましょう。

デメニギスってどんな生き物?水族館で公開!

うそだろーー!」と叫びたくなるような容姿をしていますが、深海にはこんな姿をしたデメニギスが生息しているのです。最初に発見されたのは1939年です。

しかしこのデメニギスは、半世紀に渡り謎とされてきました。そんな不思議な怪魚に関する研究報告が2009年、カリフォルニア州のモントレーベイ水族館・研究所によって公開されました。

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出典:wikipedia

ちなみにこのモントレーベイ水族館は、ファインディング・ドリーのモデルとなっている水族館です。「研究者が最も訪れる世界最高峰の水族館」と言われています。

そして私の憧れの水族館!是非いつか行ってみたいものです。すみません、話が逸れました笑。

デメニギスの生態と特徴

まず、デメニギスの最大の特徴は透明な頭部です。

体は黒いのですが、頭部はグラデーション状の透明です。内部は液体で満たされていて、ゼリー状です。

初めて見たときは、頭の中に小さい何かがいてこの魚を操縦している様を想像してしまいました。ファンタジー映画に出てきそうだなと。

どこがデメニギスの目?

この頭の中には緑の小さなドームが二つあります。脳なのか?それとも違うのか?

実はこの緑色の部分はなんと「」なのです。光に反射し、鮮やかな緑色に輝いています。

これまで海洋生物学者の間では、その目は優れた集光能力を備えていると分かっておりましたが、固定された上方しか見ることが出来ないと考えられました。

しかし、実はその目は透明な膜に沿って回転することが判明されたのです。となると、獲物を探して上方から前方までの広い視覚を持つというのが判明しました。

頭を動かさずに真上を見られるなんてすごいですね。光の少ない深海でわずかな光を感じやすく、また獲物の影を捉えやすくするための姿なのですね。

デメニギスが動いている姿

これまでデメニギスが発見された際には、その透明な頭部の詳しい生態が分かりませんでした。

しかし、2004年、ついに実際生きている姿を観察することが出来たのです。おそらく私がテレビで観たのはこのときの映像でしょう。それがこちら。

ねっ、これCGじゃないの?って思うくらい衝撃的な姿です。そして意外と機敏な動きをしていますね。

私はその動きを見るたびに「あぁ、そんな動きしたら頭のぶよぶよ崩れちゃわないかな」と心配になります。

こんな不思議に満ち溢れるデメニギスですが、何を食べて、どんなところに生息しているのか、気になりますよね。調べてみました。

デメニギスの意外な食べ物、日本は生息地?

何を食べるの?

先ほど、動画で捉えた映像がありましたが、このときに研究員が幸運にも生きたデメニギスを捕獲することに成功しました。しかも船上で数時間生きていたので、研究者たちはその場で自然体に近いこの魚の生態を観察することが出来たのです。

もし私がこの場にいた研究者だったら、ドキドキが止まらなかっただろうなと容易に想像出来ます。このときに捕獲した2匹のデメニギスの胃からクラゲの断片が検出されたと報告があります。

深海を漂う小さなクラゲなどを飲み込んでおり、消化器官にも飲み込むのに適している胃や腸をしているとのことです。

またクダクラゲ類が捕食した獲物を横取りする習性をもつのではないかとされています。

デメニギスの生息域

太平洋北部の亜寒帯海域に分布し、水深400m~800mを主に生息域とします。日本近海では岩手県以北の沖合に分布しています。

なんとなく日本にはいないものと勝手に思っていたので、日本にもいることに少し驚きました。結構近くに彼らが暮らしているのですね。

彼らは海底から離れて暮らす中層遊泳性の魚類で、深海の海中を漂って生活しています。大きなヒレは主に姿勢を安定させるために使われ、捕食時以外に活発に遊泳することはほとんどありません。

最後に

世界にはとっても不思議な生物がいるものですね。まぁ、きっと深海に住む彼らも私たちの姿を見て、「なんて姿をしているのだー!」って思うだろうけど。

しかし、もし私が海でデメニギスを見たら、大喜びです。私たちにとって深海の世界はとても神秘的で不思議です。

これからまた技術が進歩してもっと深海の世界のことを知れたら面白いですね。その時を楽しみにしてましょう。