オーストラリアのビクトリア州にいるディンゴ

オーストラリアに生息する独自の種「ディンゴ」(英語ではDingo)

盛ったのは認めますが、コナンみたいなタイトルがぴったりの動物です。日本ではあまり馴染みのないディンゴの生態を検証していきます。

まずはディンゴがどんな動物なのか検証してみましょう!

ディンゴってどんな動物?

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出典:thesmartlocal.com

犬?それともオオカミ?

これが非常に微妙なんです。

一時は犬やイエイヌの一種であると考えられ、またある時はオオカミの一種であると考えられていました。そんなことで学者にとっても分類しづらいディンゴでしたが、現在はタイリクオオカミの亜種&独立種として分類されている

最近ではオーストラリアの研究者の論文から、犬である根拠はほとんどないと結論づけられています。結果、タイリクオオカミの亜種となりました。

コナンを大人ととるか、子供ととるか難しいのと一緒ですね、笑。

多摩動物公園で飼育しているタイリクオオカミ

ディンゴの大きさ

体長100センチ、体重15キロほど。ラブラドールレトリバーをスマートにした感じですね

それほど大きくはありませんが、性格はまるで違います。獰猛なラブラドールレトリバーを想像したら、結構やっかいな生き物になることは容易に想像できます。

ディンゴの寿命

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野生のディンゴは平均して5〜6年です

飼育された個体ならもう少し長生きすると思われますが、野生のディンゴは短い命をしっかりと生きる派の動物です。

ディンゴの生息地

オーストラリア西部に生息しているディンゴ

オーストラリア全土に生息しています。が、タスマニア島などの一部には生息していません。

もともとディンゴは、オーストラリア先住民「アボリジニ」に飼われていたものです。が、野生化しオーストラリア全土に生息するようになりました。

しかし、生息しているディンゴは徐々に純血の個体が少なくなっているとのこと。

ディンゴの食べ物

見た感じ肉食ですが、木の実や果実も食べます。

基本的には、ウサギやネズミなどの小さめの動物を食べています。集団で行動をすることもあります。

冬景色とディンゴ

ディンゴの性格

ワイルドです。

そんなワイルドな性格のディンゴですが、現在は交雑が広がり純血のディンゴが少なくなっていることが問題になっています。その辺りを含めて、ディンゴの生息事情をお伝えします。

ディンゴの生息域

オーストラリアのディンゴ

そんなディンゴについて、タスマニアタイガーの関係、ディンゴフェンス、ディンゴの交雑種について迫っていきます。

ディンゴとタスマニアタイガー

もともとはオーストラリア大陸には、すでに絶滅してしまったタスマニアタイガーが生息していました。そこへ、アボリジニが移住をして、ディンゴが野生化しオーストラリア全土に進行。

その結果、同じような食生活を送っていたタスマニア島以外に生息するタスマニアタイガーが絶滅しました。タスマニアタイガーが単独で行動をすることに対して、ディンゴは群れで行動をすることがディンゴの優位性を築いたと言われます。

ディンゴフェンス!

まずはこちらの図を!

フェンス
出典:Wikipedia

実はこの図の紫の線は全てディンゴのために作られたフェンスなんです。万里の長城には及びませんが、フェンスの中では世界最長の5614Kmにもなるそうです。オーストラリアも結構でかいですし、かなり長いですよね。

これは、オーストラリアで育てられている羊などの家畜をディンゴから守るために作られました。フェンスを越えるときは、しっかりゲートを閉めないといけません。

さらに、次に説明するディンゴの交雑種も問題に。

ディンゴの交雑種(ハイブリッド)問題

純血のディンゴは、確認されているものはフレーザー島にいる約30匹です。絶滅危惧種になっています。どうしてディンゴが交雑種(ハイブリッド)になるかというと、飼い犬と異種交配できるためです。そのためフレーザー島では、犬の持ち込みが禁止されています。そのほか、フレーザー島には、キジインコなどいろいろな珍しい動物がいます。

そのため動物園にいる個体や、ペットとして飼われているものは交雑のものがほとんど。

今後少しづつ、ディンゴが増えることを期待していきたいです。

ディンゴの今後

タスマニアタイガーは絶滅してしまいました。ディンゴも絶滅危惧種で同じような存在なので、油断はできません。

それでも現在は、野生動物に関心が向けられたり、希少種であるディンゴをなんとかしようとする団体も存在するということで、タスマニアタイガーのように絶滅しないことを祈りたいです。また、タスマニア島にはディンゴのために、絶滅危惧種となっているタスマニアデビルもいます。

日本には、同じタイリクオオカミの亜種のニホンオオカミが生息していました。しかし、明治時代にニホンオオカミは絶滅してしまいました。