エピオルニス 出典:shutterstock

エピオルニス(英語ではElephant bird)は、象のような鳥とも呼ばれ、もし絶滅していなかったら、巨大生物で最も重い鳥でした。後で、体重がキリンと同程度であったかを検証していきます。そんなはずはないとびっくりするけど!

また、アラビアンナイトである千夜一夜物語のシンドバッドででてくるロック鳥のモデルだともいわれています。中東で、象も持ち上げて飛ぶという伝説の巨鳥です。絶滅して本当に伝説となってしまいました。

また、アメリカにあるバッファロー科学博物館でエピオルニスの本物の卵が新たに発見されました。今までレプリカとして展示されていた卵が本物の卵と判明したということです。世界中の博物館には、合計すると40個ほどのエピオルニスの卵が保管されています。

エピオルニスはどのような鳥だったのでしょうか?体重や動物園での目撃情報なども含めて、これから探っていきたいと思います。

生息域はどこ?いつ絶滅?

アフリカの マダガスカル島に生息していました。下の写真はマダガスカル島の風景です。

ジャイアントモアの絶滅の原因と同じように、17世紀ころマダガスカル島に人が本格的に移住するようになってから、エピオルニスは絶滅しました。

やはり人間のせいで、森林の伐採による生息域の減少や狩猟が主たる絶滅の原因です。その後もある程度生息していたという説もあります。

マダガスカル島の風景  出典:PIXTA

巨大さは?体重はキリン並み?

以前は、背の高さは3メートル超えるくらい、体重は400~500キロといわれていました。しかし、それはとんだ間違いで、それ以上でした。

最近のイギリスの科学者が、英国王立協会の「Royal Society Open Science」という科学誌に報告した論文によると、実際の体重は推定850kgでした。

なんと大人のキリン並みの体重です!

さすがに象ほどではないので、象鳥という名前より、麒麟鳥のほうがふさわしいのでは!

身長だけだとジャイアントモアのほうが少し高かったようですが、体重はエピオルニスのほうがはるかに重いです。ちなみにジャイアントモアは大きくてもメスで250kgです。

エピオルニスは、当然、こんなに重くては飛べないです。キリンが空を飛んでいるなんて想像できないですね。またどのように歩いているのか見てみたかったですね。ドシドシと象のように歩いていたのでしょう。

次は、近縁の鳥類についてです。

出展:Wikipedia

近縁の鳥類は?

古代DNA分析をした結果、エピオルニス類はニュージーランドのキーウィ類と最も近縁です。意外ですね。でも親戚が現在も生存していて、ほっとしました。

キーウィは大きさはまったく違いますが、姿や形はかなり似ています。巨大化したら、エピオルニスになりそう。

この画像はキーウィです。

キーウィ 出典:Wikipedia

親戚はこんなに小さくなってしまいました。でもかわいらしいですね。特徴はなんといっても、その卵!

エピオルニスの卵も巨大だった!

長さは約33cm、直径は約24cmです。

重さはなんと、9~10kgです。鶏の卵約180個分です!

殻の厚さは3~4mmありますが、こんなに重くてはすぐにわれてしまいますね。

生まれてくる雛もそうとう大きかったはずです。

次の動画から、骨格標本の大きさや卵の大きさが伝わってきます。

動画の骨格標本も大小さまざまでしたけど、大きいエピオルニスは800kgあってもおかしくなさそうでした。

その他、人間のせいで絶滅してしまった動物たちについてはこちらも。

エピオルニスの動物園での目撃情報?復活?

上野動物園にあるエピオルニスの銅像

まさかエピオルニスが復活?そんなはずはありません。しかし、なんと日本では、上野動物園でエピオルニスの銅像をみることができます。実物大なのでエピオルニスや卵の大きさを実際に体験できます。でも、最近の研究だと、もっと大きかったようなので、銅像を作り直さないといけないですね。

上野は西郷隆盛の銅像だけだはなかったのですね。

まとめ

マダガスカルのエピオルニスは、ニュージーランドのジャイアントモアやキーウィと近縁のようです。キーウィもかわいいですね。親戚の鳥類が現在も生存していて、うれしいかぎりです。

背の高さはジャイアントモアに少し負けますが、体重ははるかに重かったです。キリン並みの体重なのは驚きですね。絶滅していなかったら、ドシドシ歩いている姿を見たかったです。

また卵から生まれてくる雛もさぞ大きかったことでしょう。エピオルニスやジャイアントモアなどは、やはり人間の開発が原因で絶滅してしまいました。残念でなりません。

最後までお読みいただきありがとうございました。