顔はブサイクだけど、現在ダチョウに次いで次に大きい鳥がエミューです。オーストラリアの国鳥にもなっており、なかなかの人気です。ダチョウと比べられることも多いですが、それがどんな動物なのかを調べました!
生態

エミューと似たような鳥に「ダチョウ」、そして絶滅してしまった「ジャイアントモア」がいます。彼らとはどういったところが違うのかを見ながら検証していきましょう!英語ではEmuです。
生息地。
オーストラリアの全土に生息しています。主に草原や砂地で暮らしており、どんな環境の中でも生きていけるようです。しかし、その強靭な生命力のせいで農地を荒らしたりすることもあるようです。
エミュー大戦争。
1930年ころ、オーストラリアで農地を荒らすエミューをどうにかするための対処がとられた。しかし、時速50kmほどですぐに遠くににげてしまい、またオーストラリア全土にわたり生息しているため、予算を浪費するだけの結果に終わった。
大きさ

- 高さ 1.6~2m。
- 重さ 40~60kg。
エミューはダチョウよりほんのちょっと小さいくらいの大きさですね。高さに関しては、生きている鳥NO2ですが、重さに関してはNO3だとか。ヒクイドリという鳥がいます。
特徴。主な特徴です。
羽。
羽は20cmほどしかなく、現在生きている鳥の中で、最も退化しているそうです。(ちなみに前までは、ジャイアントモアが最も退化した羽を持っていました。ほぼ皆無)。その代償として50kg以上で30分ほど走れる足腰を手に入れたんですね。
食べ物、餌。

なんでも餌として食べる雑食性です。
寿命

エミューの寿命は20〜30年です。鳥にしては長生きな方ではないでしょうか?鶏などはもっと短命ですよね。
卵。
長さ10cmほどのエミューの卵です。体の大きさの割には小さめですよね。ダチョウの卵は18cmくらいありますから。この理由はきっとたくさんの卵をエミューは産むからだと思います。基本的に10個程度産卵するそうです。そして、卵を温める役目はなんとオス!野生のオスは42日〜52日間も飲まず食わずで温め続けるようです。そんなに頑張るので、ヒナが産まれる頃にはガリガリになっているとのこと。ここで気になるのが、メスは何をしているか?話によると、メスは育児放棄をしたわけではないとのこと。

ヒナが生まれてからはヒナの子育てに参加するみたいです。
性格
人間には優しいようです。オーストラリアに人が入ったのは遅めなので、エミューは人間を天敵とみなさないのかな?繁殖期はちょっと警戒心がアップします。人間も簡単に近づかない方がいいかもしれませんね。
鳴き声
オスとメスで鳴き声が違う珍しい鳥です。
- オスは「ヴゥー」
- メスは「ボン……ボボン」
という声で鳴くらしいですよ。こんな感じで↓
鳥の声っていう感じがしませんよね。今ではゴッツリ生きているエミューですが、過去には絶滅の危機も?!
ペットとして飼える?
ダチョウが大量に飼育されているところは見たところがありますが、エミューは少しレアなので飼育現場を見たことがありません。ヒクイドリ属は日本では飼育の許可が必要ですが、エミュー属は含まないという解釈らしく、いちおうペットとすることは可能のようです。ただ、今まで多くの鳥を飼ってきたぼくですが、そこまで手入れはいらないと思っています。というのも、エミューは体が丈夫と言いますし、他の鳥に関しても餌と水をあげていればまず死ぬことはないからです。ただ本気で飼いたい人は、東京農大のエミューを育てているところに問い合わせてみるといいですね。ほかにも佐賀県基山町でも試みています。
動物園で見れる?

富士花鳥園や福岡市動物園、上野動物園、埼玉県こども動物自然公園など日本各地の動物園で見ることができます。特に、エミューの雛がかわいいですよ。埼玉県こども動物自然公園では、なかよしコーナーにもエミューがいます。比較的、近くで見ることができます。

飼育員が野菜を籠の中に入れると、美味しそうに、首を伸ばして、嘴でつついて食べます。
まとめ

日本では、まだまだレア度の高い「エミュー」。しかし、アメリカなどでは、かなり多く飼育されている様子で、もはや希少とは言えません。いずれ日本でも、ダチョウのように知名度が上がっていくのが楽しみです。