この記事には広告やプロモーションが含まれています。

フォッサの生態まとめ!衝撃の特徴に驚愕!?動物園では見れるの?

さまざまな珍しい動物が生息しているマダガスカル島。進化の過程を知るヒントが得られる数少ない場所です。その中で一番大きな肉食獣がフォッサ(英語ではFossa)です。名前を聞いてもピンとこない方も多いでしょう。そこで、「どんな動物なのか?」を探ってみました。

どんな動物?生態は?

empty beach in Masoala forest national park, Madagascar.
empty beach in Masoala forest national park, Madagascar. 出典:PIXTA

フォッサはマダガスカル島に住む肉食動物です。全身は短くて柔らかい体毛が生えており、背中は赤褐色や暗褐色、お腹の方は淡黄色となっています。四肢は短く、足の裏には体毛はありません。これは、木の上での生活に適しているためと考えられています。画像で見る限り、木の上には登りそうもない雰囲気の体型ですが、尻尾も使ってスイスイ木登りや木渡りができるのだからビックリしてしまいます。全体の雰囲気としては、体形などはネコに近い!?ようにも見えますが、顔のアップを見るとイヌ!?という気もしてきます。イヌ・ネコどちらも入り混じっていて、不思議な外見です。夜行性で昼間は木の穴や洞窟で休んでいて、夜になると行動を開始します。行動は単独でする場合がほとんどです。

大きさ

beautiful side portrait of a fossa walking on the grass in a zoo in valencia spain. 出典:123rf

フォッサはマダガスカルマングースの一種です。体長は60~80cm、肩高37cmくらい、体重はオスが6~12kg、メスは5~7kgほどです。アードウルフと同じくらいの大きさですね。

beautiful portrait of a fossa sniffing excrement in a zoo in valencia spain. 出典:123rf

食べ物は動物系のものが多く、哺乳類、鳥類、爬虫類、昆虫、カエルなど何でも食べてしまいます。フォッサは本当に何でも食べてしまうようですね。

寿命

あくびをしている

フォッサの寿命は約20年です。

生息地

fossa (cryptoprocta ferox) cat in madagascar. 出典:123rf

マダガスカル島の、標高2600m以下の熱帯雨林またはサバンナに生息しています。また、やはりマダガスカル島の森林の伐採や開発により、生息域が狭まり、生息数は非常に減少しています。そのため絶滅危惧種です。できれば生息数がこれ以上減少しないよう何らかの配慮を求めたくなります。不思議!メスがオス化する?!

特徴

フォッサはマダガスカルマングース科です。以前はネコ科の一種とされていました。ネコと比べると、イヌのような鼻、大きな耳など独特な部分も多く、ネコなのか?イヌなのか?表現方法に困ってしまいます。確かに、マングースにも似ています。爪をひっこめられますし鋭い歯も持っています。その格納できる爪で木から木へと飛ぶことが可能です。また、指の間には水かきが付いています。このような動物はこの島だけのものです。さらに思春期のメスがオス化することがあります。これは、とげや中の骨などが異常に成長することによって起こる現象です。こうなる要因としては、周りにいるメス達との争いをすることもないからではないか、とも考えられています。メスがオス化するのも仕方ないなあ~って感じます。が、メスがみんなオス化してしまっては繁殖できなくなり数も減っていきます。その辺りどのように均衡を保っているのか?気になる今後の課題です。

動物園にいるの?

上野動物園で飼育

日本ではただ1カ所上野動物園にフォッサがいます。機会があったらぜひ見て下さいね。

ペットにできる?

beautiful side portrait of a fossa on a stone and green areas in a zoo in valencia spain. 出典:123rf

マダガスカル島で絶滅危惧種のため、国内では入手できません。また、フォッサは上野動物園にしかおらず、個人で飼う方法は確立していないため、ペットにするのは困難です。もし、フォッサを連れて散歩していたら、近所の人たちは、犬?それとも猫?と不思議に思うでしょう。

まとめ
Fossa – Cryptoprocta ferox, Kirindi forest, Madagascar. The biggest predator of Madagascar forests. 出典:123rf

マダガスカル島では森林の伐採や開発が多く、フォッサの生息地も徐々に減ってきています。そのためフォッサは激減して、絶滅危惧種となっています。同時にマダガスカル島では、フォッサのエサも少なくなってきています。この悪循環を断たなければ、絶滅の危機も避けられなくなるでしょう。いつかマダガスカル島に旅行してフォッサを見たいですね。

仲間の生き物たち

  • オカメインコの名前おすすめは?ランキングも紹介!覚えて喋る? こんにちは!ペットとしてオカメインコを飼おうとしている皆さん。今回は、その名付けで困っている皆さんのために、名前を厳選してお届けします!オスメスでのネーミングのおすすめや、ユニークなネーミングをランキング形式で紹介します。いつかその名前を覚えてもらって、オカメインコに喋らせてみたいですよね。 名付けのコツ An cockatiel (Nymphicus […]
  • 加藤英明は静岡大学の先生!亀やトカゲなど爬虫類を紹介。動物園にいる? テレビなどでも活躍中の加藤英明先生は、ジャングルの中で、トカゲなどを見つけると、「いるいる!そこにトカゲがいるって!」と大喜びです。加藤英明先生は爬虫類学者で、静岡大学の講師をしています。今回は、そんな先生がテレビで紹介した亀やトカゲなどを調べていきます。 加藤英明先生のプロフィール Giant turtles in tropical Island […]
  • アオダイショウって危険なヘビ!?生態を知ってみると意外と・・・ アオダイショウ(英語ではJapanese rat […]
  • ゴールデンハムスターの寿命を伸ばすコツはこれ!ストレスなく安全に暮らせる環境作りをしてあげよう 小さいながらも家族の一員として大事にしているゴールデンハムスター飼いの皆さん。その平均寿命は2~3年と言われており(一部個体差によります)、犬や猫に比べるととても儚く、短い命です。しかし、愛情深く育てているからこそ「わが子に少しでも長生きしてほしい。」と思うのは当然のことですよね。今回は、そんな飼い主の皆さんに、ゴールデンハムスターの寿命を延ばすために出来る飼育方法を紹介し […]
  • 地球にとっての救世主!?透明で面白生態の生物「サルパ」の正体とは?? 最近、やたらと海の生物を調べたりしているのですが、不思議な生物がわんさかいます。今日はその中でも見た目ももちろん変わっているのですが、とても面白い生態の持ち主である「サルパ」をご紹介しましょう。英語ではSalpsです。 どんな生き物?面白い生態とは 出典:PIXTA サルパは外見だけ見ると、クラゲに似ているような透明なゼラチン質に包まれた体をしています。で […]