ハムスターって本当にかわいいですよね。あのまん丸でつぶらな瞳にふわふわとした身体。その姿を見ているだけで、ほんわかと癒やされてしまいます。うちにもペットとしてハムスターがいますが、やっぱりすごくかわいいです。様々な柄や色のハムスターがいますが、どれもすごくかわいいですね。うちのハムスターはほぼ鳴かないタイプですが、愛くるしいその仕草で飼い主を圧倒させてくれています。その鳴き声や意味をその種類ごとに紹介していきます。さらに鳴き声以外にも、仕草で分かるハムスターの気持ちも紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。鳴き声や仕草によってハムスターの気持ちが分かりますよ。ぜひ、その心を読みといていきましょう。
ハムスターの鳴き声をご紹介
ハムスターは基本的に大人しい性格であることと、ペットとして飼育する際の手間もかかりにくいことで人気が高い動物です。有名で飼いやすい種類としては「ジャンガリアンハムスター」や「ゴールデンハムスター」が挙げられます。どちらも人懐っこくてゆったりとした性格をしています。うちにいるのは「カラーハムスター」ですが(白地にグレーや黒が入ったタイプ)、これはゴールデンハムスターの一種になるのでやはり人懐っこいですね。ハムスターによって鳴くタイプと鳴かないタイプがいます。鳴かないタイプは全然といっていいほど鳴きませんし、逆に鳴くタイプは本当によく鳴いているんですよね。うちのハムスターはこれまで鳴き声を聞いたことがないので、今のところは鳴かないタイプなのかなと思っています。ハムスターが常に鳴いている状態だと、「あれ、どうしたのかな?」「調子が悪いのかな?」など心配になってしまうかもしれません。また、普段鳴かないタイプのハムスターが鳴いた場合にも、いつもと違うということで不安になってしまいます。その鳴き声パターンを把握していれば、「この鳴き方をしているということは、今はこの気持ちなんだな!」と分かりますから、安心できますね。その気持ちが分かれば、その都度、飼い主さんとして対応してあげることもできるでしょう。
うれしい時の鳴き声、「キュッキュッキュッ」
ハムスターはうれしい時に「キュッキュッキュッ」や「キューキュー」と鳴き声を出します。大好きなご飯を食べている時や、飼い主さんにとても慣れている場合、手のひらの上でゆったりとリラックスしている時などにもそのように鳴きます。
この動画では、飼い主の手に乗って、「キュッキュッキュッ」と、まるで小鳥のように鳴いています。ケージから外に出してもらえた時にも、喜んでキュッキュッと鳴く個体もいますね。ハムスターは一度歩いた所は自分の縄張りと認識するので、ケージの外に出て縄張りの状態を確認したくなるんですね。キュッキュッと鳴いているハムスターの表情を見てみても、嬉しそうに甘えている感じが伝わってきますよ。
驚いた時の鳴き声、「キュ」
ハムスターが驚いた時には、「キュッ!」や「キュ」と鳴くことがあります。これは飼い主さんの行動が予期できずに、いきなりの行動に驚いてしまっている状況が多いです。この動画では、餌を食べているときに、急に飼い主に気づいて「キュ」と鳴いています。
ハムスターはあまり視力が良くないので、いきなり抱き上げられたり、触られたりすると驚いてしまいます。そのため、何かする時には必ず前もって優しく声をかけてあげてください。その上で、両手でハムスターを持ち上げるようにしてあげると安心してくれるでしょう。ハムスターは驚いた時にフリーズしてしまったり、倒れてしまうこともあります。うちのハムスターも音に驚いたのか、1度倒れてしまったことがあります。ハムスターはびっくりしやすいこともありそこまで心配することはありませんが、なるべく驚かせないようにしてあげたいですね。
寝ている時に出ちゃう「プスプス」
ハムスターは寝ている時に「プスプス」や「クック」など、寝言を出す個体もいます。寝ている時の向きなどで鼻から音が出るんですね。ハムスターもいびきをかくなんて、かわいすぎますね。
この動画では、お家で横になっていて眠たいのか、いびきをかいているのか「プスプス」と鳴いています。もし、苦しそうにしていたり、急に大きな声で鳴いたりした場合には怖い夢を見ているのかもしれません。しばらく観察していてその状況が続くようなら、優しく起こしてあげましょう。それにしてもハムスターが寝言を言うなんて、本当に可愛すぎますね。これはぜひとも体験してみたいので、私もハムスターが寝ているケージの横でしっかりと聞き耳を立てたいと思います。
威嚇をしている、「ジージー」
ハムスターが威嚇をする時には、「ギギッ」や「ジージー」などの短い鳴き声を出します。
この動画では、体を揺らしながら鈴虫のように「ジージー」と鳴き続けています。家族にお迎えしてまだはじめの頃はハムスターも緊張していますから、2週間くらいまではこの鳴き声が出るかもしれません。うちのハムスターの場合は鳴き声を出してはいませんでしたが、手でツンと触ると「ビクビクーッ!」としていました。かわいそうだったので触るのを止めましたが。やはりお迎えしたばかりの時期は、ハムスターにとっても全てが新しい環境で戸惑っています。
怒っている時の声、「プキュー」
ハムスターは、怒っている時に「プキュー」などと鳴きます。怒っていてもかわいらしいですが。ハムスターが寝ている時に起こされたり、ご飯を食べている時に触られたり、気分じゃない時に触られたことで怒る場合もあります。個体によっては「プキュー!」と言いながら手をぶん回したりすることも。飼い主側から見るとなんともかわいすぎる仕草ですが、本人は至って本気で怒っています。ハムスターが怒っている時は鳴き声のトーンも低くなるのが特徴です。こんな時にはそれ以上構わず、そっとしておいてあげましょう。
「カチカチ」と歯ぎしりのようにするのも怒っている。
ハムスターが声を出して鳴いてはいないんだけど、よく見ると歯を合わせて「カチカチ」と歯ぎしりのような音を出すことがあります。
この動画では、「早くケージからそとに出して。」と、ハムスターが怒っています。これも、ハムスターでいう怒っているときの気持ちなのです。鳴くまではしていないということで、「少し怖い。」や「少し警戒している。」レベルと捉えられるでしょう。カチカチと歯を鳴らしていることで、驚かせることがないようにしてください。外に出している時にカチカチが聞こえたら、穏やかに声をかけながらそっと両手で持ち上げ、ケージに戻してあげます。
気持ちが読み取れる6つの仕草をチェック
ハムスターは小さい声で鳴き声を出すことで、自分の気持ちを細かく表現してくれていますね。思っていたよりもたくさん鳴き声の種類がありました。しかし、普段はほぼ鳴かないというタイプもやはりいます。そのような場合には鳴き声以外にも、ハムスターの仕草から気持ちを読み取ることができます。色んな仕草を見ることで単純にかわいさが勝ってしまいがちですが、かわいいだけではない理由を知っておくことも役に立ちます。
鼻をヒクヒクヒクヒクさせる
ハムスターは、よく鼻をヒクヒクさせていますよね。うちのハムスターも、抱っこしている時など大体ヒクヒクさせています。顔を近づけると、ヒゲが顔に当たってすごくかゆいんですよね。鼻をヒクヒクさせるのは、自分の周りの臭いをチェックしているからです。縄張りがあるので、常に変わった臭いはないか?と確認しているんですね。ハムスターの嗅覚は人間の40倍もありますから、かすかな臭いの変化などもすぐに感じ取ることができます。
ケージをガリガリと噛んでいる
ハムスターは夜行性なので、大体昼間は寝ていることが多く(たまにのそのそ動いていたりしますね)、夕方頃から活発に動き出します。うちのハムスターもそうなのですが、夜はケージをガリガリと噛んでいることが多いですね。この時の気持ちは、何かにストレスを感じているか、「外に出たい!」と思っているかのどちらかでしょう。うちのハムスターはよく「うんてい」のような状態でケージの天井にぶら下がっていますよ。その姿を見たらかわいすぎて、出してあげることが多いです。ハムスターは1日に30分くらい外に出してあげたいですね。
耳がピーンとしている
普段ケージの中にいる時には、ハムスターの耳は寝ていてたたまれた状態になっています。これはリラックスしているサインですが、逆に耳がピーンと立っている時もありますね。活動をしている時や、ケージの外に出ている時は耳を立てて周りを警戒しているんです。ハムスターは聴覚もとても発達しているので、やはりかすかな音を感じとっていることがあります。ハムスターが耳を立てていて、その耳が後ろに倒れている場合には自分がしていることに集中している証拠です。また、耳が後ろに倒れている状態の時に警戒する声が出ていたりするなら飼い主さんを怖がっていたり、威嚇している状態です。このような時には手を出さないようにしましょう。
いつもケージのすみっこにいる
基本的にハムスターはすみっこのような暗めの場所を好む傾向があります。野生の個体の場合は巣穴を掘って1日のほとんどをそこで過ごしていますから、やはりハムスターも広い場所の真ん中にいるよりもすみっこにいることが好きだと言えるでしょう。普段はすみっこにいても、ご飯の時や遊ぶ時に出てくるようであれば大丈夫です。個体にもよりますが、回し車で1日にたくさん走ることが多いですね(これは野生のハムスターが自分の縄張りを毎日パトロールしていて、その名残だとされています)。しかし、いつも活発に動いていたハムスターがケージのすみっこばかりにいるようになった場合には、体調が悪かったり何かにストレスを感じている可能性があります。
お腹を出した状態で寝ている
基本的にハムスターはお腹を触られることを嫌います。お腹は無防備で弱い場所だからです。だからこそ、お腹を飼い主さんの前で出すことはあまりないですが、もし出していたならそこから気持ちを読み取ることができます。まず「飼い主さんに甘えているパターン」です。しかし、ずっとお腹を出している状態の場合は何かの病気になっている可能性もあります。心配な場合は早めに獣医さんに診てもらいましょう。次に、夏などで暑い時にもお腹を出して寝ることがあります。「暑すぎてお腹を出している」んですね。この体勢をしている場合は、ハムスターはかなりの暑さを感じてしまっています。命の危険となる場合もあるので、すぐにエアコンを付けて温度を下げてください。ハムスターが暑さを感じている時には口が開きっぱなしになったり、体を伸ばして寝ていたりすることもあります。また、仰向けになっている場合お腹部分に何か痛みなどがあってうつ伏せになれない可能性もあります。やはり、何かいつもと違うと感じたらすぐに診察してもらいましょう。
いつもグルーミングをしている
ハムスターって、ケージの中で結構頻繁にグルーミングをしているのを見かけますよね。うちのハムスターも、やはりケージの中でゴリゴリと、よくグルーミングしています。顔を洗っているような仕草で、なんともかわいらしいですよね。グルーミングはケージから外にお出かけをしている時にもたまにするものです。うちのハムスターは、ある程度歩き回って疲れたりするとその辺りでゴリゴリとやっていますね。しかし、もしその頻度がとても高く、飼い主さんがケージから出したらすぐに長時間グルーミングをしているならどうでしょうか。その場合は、「飼い主さんに対して怖い、ビクビクした気持ち」がある可能性が高いです。しばらくは触らず、飼い主さんに慣れるまでそっとしておいた方が良いでしょう。
まとめ。ハムスターはその鳴き声や仕草で気持ちを読み取ることができる。
いかがだったでしょうか。ハムスターは基本的に大人しくて穏やかな性格の動物ですが、実は色々な鳴き声を出すことで自分の気持ちを表してくれていたんですね。とってもかわいい鳴き声に思わず「きゃー!」となってしまいそうですが、きちんとその気持ちを読みとってあげましょう。また、普段鳴かない個体でもたまに鳴くことがあるかもしれないので、日頃からしっかりと様子を見てあげてください。私自身、ハムスターとは毎日触れ合っていますが鳴き声は聞いたことがなかったので、こんなにも色々な鳴き声を出すことにとても驚かされました。これから先鳴いてくれるかもしれませんし、よく見てあげたいと思います。鳴き声以外にも、ハムスターの仕草に気持ちはしっかりと表れています。ハムスターが何か不満に思ったりしていないか、怖いと感じていないか、など毎日チェックしましょう。その気持ちを読みとることで、かわいいハムスターとの暮らしがさらに幸せなものになりますように。