星のように輝くその甲羅が、その名前の由来だとか。。。それは、人気の小型リクガメの「ホシガメ」です。それがどんな生き物なのか迫っていきます。
生態

もともとのホシガメの生息地はインドやスリランカあたりです!海外出身ですね。英語ではIndian starred tortoiseで、漢字では印度星亀と書きます。砂漠の周辺や、熱帯雨林を住処としています。そのため、インドホシガメとも呼ばれます。そんな熱いところが大好きな亀の寿命や、体の大きさはどのくらいでしょうか?
平均寿命

ホシガメの寿命は40年前後です!平均すると40年ほどになりますが、30年〜50年というのが一般的です。

個体や、育て方によって寿命が変わってきます。もちろん生まれ育った環境で過ごすのが一番いいです。
大きさ

ホシガメの大きさは他のカメ同様に、オスとメスで大きさが違ってきます。カメの大きさは甲羅の長さが基準になります!
- ♂ 最大20センチ。
- ♀ 最大38センチ。
ホシガメくんも♀の方が大きいんですね。オスは甲羅全長が20cmを超えるものは滅多にいないんだとか。

重さに関しては最大クラスの♀が7キロに達したことがあるようです。7kgというと成長したハシビロコウと同じくらいです。結構重いかも。

ホシガメは実は希少種でレッドリスト。密輸や乱獲により絶滅危惧種に指定されているんです。
種類

インドホシガメやビルマホシガメ、マダガスカルホシガメなどの種類がいます。インドホシガメが一般的にホシガメと呼ばれています。マダガスカル島周辺に生息しているリクガメの仲間がマダガスカルホシガメです。

ホウシャガメとも呼ばれています。似ていますね。農地開発など環境問題のため、ホウシャガメも絶滅危惧種です。なんとか、絶滅しないように環境を守っていきたいです。
ペットとしての飼育方法、餌は何?

ホシガメくんは、ペットとしてどうやって育てたら、嬉しいのでしょう?!
餌

3つのプロフェッショナルの餌やりを集めました。これさえ見れば間違いなしですね。
・天王寺動物園の餌やりはこんな感じ!
ニンジン、サツマイモ、ヒロシマナ、コマツナ、野草を食べます。
*引用www.zoocan.jp/zukan/index.cgi?326
さらに一日に数回、エサをもらいます。
・個人飼い主の餌やりはこれ!
幼体は最低でも1日1回、2~3回にわけて。成体は1日1回か、1日おき。
ホシガメは、基本草食ですが雑食傾向もあっていろいろなものを食べているよう。
*引用www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=9519
葉野菜を主食にし、野菜、野草、フルーツなど色々バランスよく与えていきます。
キレイな甲羅を維持するため、サプリやパウダーなどでカルシウムを適度に補給。
ベビーや幼体は、多少たんぱく質の多めの野菜を与えるとよいですが与えすぎ注意!
・知恵袋の飼い主!
・6歳のホシガメ。体長(裏から計った甲羅の長さ)約20cm
引用:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1417679584
・食事は朝1回。
ミックスベジタブルにカルシウム粉とリクガメ用フードを混合
まとめると、
・餌は基本的に野菜中心で草食性です。
・幼体にはカルシウム等を追加する。
・幼体には餌は1日に数回分けて与える。
・成体になったら1日1回で可。
・リクガメ用フード、カルシウム粉を添加する。
と言った具合です。基本的に、低タンパク質で高繊維質にしましょう。ベジタリアンでした。
温度と湿度

温度と湿度はホシガメ飼育において重要な役割を担います。しっかりとした調整を施しましょう。
●適温・・・昼間 28~35℃ / 夜間 20℃以上
●湿度・・・70~80%前後。ジメジメするくらいまで。
さすがはもともと、砂漠や熱帯雨林に生息しているホシガメくん!昼間は高めであれば多少前後しても問題なし。夜は少し低めの設定です。湿度はかなり高めに設定します。ぼくら人間が蒸し暑い(汗)と感じる温度、湿度です。
環境やテラリウムの作り方

上の画像はテラリウム(ビバリウム)にいるインドホシガメです。ネットだけでは、病気やもしもの時に対処が遅れることがあります。なので特に初心者は、詳しく書いてある本を参考にした方がいいかもしれません。また、ホシガメはリクガメの中でも特に飼育が難しいです。環境やペット用品については、簡単に説明しておきます。
ケージ ・・・子ガメは60~90cm水槽、成体は120cm水槽を使用する。
電気器具・・・紫外線ライト、保温球、サーモスタット、ヒーター
温湿度計・・・温度・湿度、両方計れるタイプがおすすめです。
床材・・・ヤシガラなどの湿気を多く含むもの。水に弱いものは避ける。
水・・・体全体が入るくらいの広さ。浅めで安定した水入れを使う。
*引用:www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=9519
・使い方
ケージは熱帯気候を真似たいので、密封しやすいものを選びましょう。ライトは太陽が出ている時間つけてあげます。夜は消します。温度、湿度を一定に保ってあげるためにヒーターと保湿系はサーモスタットにつなぎます。床材として、ヤシガラがよく使われるようです。ひとまずコレで、テラリウム(ビバリウム)の完成です。リクガメの仲間のホシガメは性格も穏やかで、懐きます。できるだけ長生きしてほしいですね。
動物園で見れる?

京都市動物園や福岡市動物園、安佐動物園、いしかわ動物園、王子動物園などでホシガメを見ることができます。
お近くの動物園にいたら、ぜひ見に行きましょう。
まとめ

特徴的な星模様がトレードマークのホシガメ。寿命はどのくらか?また、大きさはどの程度か?を検証してきました。しっかりと飼育すれば長い間人生を共にできるはずです。現在は希少種のリストに入っているため、希少な種であることは間違いありません。大切に育てましょう!