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ペット鳥として、最もポピュラーなセキセイインコですが、皆さんはセキセイインコがかかりやすい病気についてご存知でしょうか?これから飼う方が知らなければ危険な、かかりやすい病気について紹介します。

セキセイインコがかかりやすい病気そのう炎とは?

インコちゃんをヒナから育てる場合、注意しなければならない病気の一つとしてそのう炎があります。

鳥には「そのう」というご飯を一時的に溜めておく器官があります。その器官が細菌等よって炎症を起こしてしまう病気です。特に免疫力の弱いヒナのうちはこの病気にかかるとインコが弱ってしまうので、私が家で飼っていた時は、次の2つの原因でそのう炎にかからないよう注意をしていました。

その原因はこれら!

原因その1 ペットショップで感染

インコちゃんは寒さにとりわけ弱い生き物です。

ペットショップでインコちゃんのヒナの飼育環境を見てもらえばわかると思いますが、鳥かごに移動する前のヒナは、水槽のような保温に優れた容器に入れてヒーターを付けて飼育します。

そしてそこには

インコのヒナがウジャウジャいた!

なんてケースが多いです。細菌は密封された温かい環境で増殖し、一羽感染すると、他の個体も次々感染します。

人間の環境に例えるなら、風邪気味の人が暖房、加湿器完備の部屋に放たれてそこに健康な人をわんさか入れられる、みたいな感じですね。

原因その2 ヒナへの餌の与え方で感染

インコはアワ、ヒエなどのシード類を主食として食べますが、ヒナのうちは殻付きのシード類を自分で食べることができません。なので飼い主さんが専用器具を使い、ヒナ用の餌を与える必要があります。

ヒナ餌はふやかしているため水分を含みます。一日数回に分けて与えますが、そのうにまだご飯が残った状態で餌を与えると、水分を含んだ餌がそのうで腐り、炎症を起こしてしまいます。

そのう炎の症状とサイン

これらの症状が出たら、そのう炎を疑ってみてください!

症状

  1. 下痢
  2. 食欲不振
  3. そのうに未消化物が残っている
  4. 食べたものを吐く
  5. あくびを頻繁にする

ただ、これらのサインに気づくためにも普段のインコちゃんの様子と比較するために「細かなところまで観察する」ということが重要ですね。

そのう炎による糞

水分を多く含んだ下痢になります。また仕草としてお尻をこすりつけるような個体もいます。うちのコがそのう炎になったときもしきりにお尻を床にこすりつけていました。

最初は「かゆいのかなぁ?」くらいにしか思っていなかったのですが、重要なサインだったんですね(汗)

吐く行為はそのう炎のサイン?

そのう炎になると「吐く」という行動が一番わかりやすい症状だと思います。ヒナが餌を吐いてしまう場合は、十中八九そのう炎を疑ってください。

ただ、成鳥の場合は求愛等の行動の一つに「吐き戻し」という行為があるので、成鳥が吐くときは、そのう炎の他の症状もチェックしてみてください。

では、もしもそのう炎にかかってしまったらどうすればいいのでしょう?

そのう炎にかかったら大変!治療法とは?

病院につれていくしか治療の方法はありません。そのう炎の兆候があるときには早めに病院へ!そのままにしておくと慢性化することもあるので治りにくくなります!

これは必須!そのう炎にならないようにするための予防とは?

今までそのう炎になる原因、症状やサイン、治療と書かせて頂きましたが、そもそもそんな厄介な病気にならないようにする事が一番で、飼い主さんにとってもインコちゃんにとっても辛い思いをしなくて済みます。

では、そのう炎にならないようにするための予防とはどんなことをすればよいのでしょうか?

次はインコの病気「そのう炎」の予防方法とは?

1 ペットショップで選ぶ際に健康な個体を見極める!

インコちゃんを迎えるときに健康な個体を見極めてください。

これはインコに限らず、生き物を迎える際には大事なことで・・・

  1. 連れて帰った後に、病気が発覚する
  2. 生き物だから返品ができないし、気に入って飼うコだから情が移る
  3. 病院へ行く
  4. 保険がきかないから高額な治療費を取られる
  5. 再診になりまた高額な治療費を取られる
  6. そこまでしても治らず亡くなってしまう
  7. 好きだけど亡くなったときのことを考えるともう飼えなくなる。

この循環に陥る方は多いです。

体験談・・・

実際に私にもこんな経験がありました。最初から細菌感染していた個体を連れて帰り、5万円近く通院でかかってしまったのです。幸いにもそのコは長生きしてくれましたが・・・

インコビギナーには何が健康な個体なのか見極めにくいかもしれませんが、見た目でわかる事としてあくびを頻繁にしていないか、下痢をしてないかは必ずチェックしてください!

まず、インコちゃんを飼うときは、お店にゆっくり入り浸れるくらい余裕があるときに行き、気に入ったコがいたらじっくり観察します。もし可能ならヒナ餌をスタッフが与えるところを見れる時間に行ってください。それで餌の食いつき加減がわかります。

他にも同じ容器にインコちゃんが一緒にいる時は、そのコと比較してください。そして問題がない場合は、お店のスタッフを呼んで、気に入った個体の餌の食いつきを再度聞き、インコちゃんが下痢をしてないか、必ずお尻を見せてもらってください。下痢をしていると、お尻が汚れているのでその個体はやめましょう。

飼う前でもこのくらいの手間は必要です。でないと連れて帰ったあとに痛い目をみます。

生き物だから、いくら「値段じゃない!」とは言っても、二千円前後で買えるインコちゃんを病院代で五万円も取られたら、目も当てられないですよね…

2ヒナ餌を与える環境を整えるべし!!

ヒナ餌を与える時は、ヒナ餌のふやかす水分の温度をまず注意してください!

水分が冷たい、ぬるいと食べない、もしくは消化が遅くなりそのうに餌が留まる時間が長くなるのでそのう炎の原因になります。逆に熱すぎるとそのうがやけどしてしまい、これもまたそのう炎になります。

私の場合はヒナ用のむき餌を熱湯でふやかして、適温になったら湯切りし、ヒナ専用のパウダーと混ぜて与えていました。与えている最中、当然ヒナ餌は冷めてしまうので、その時はレンジで温めなおして再度与えていました。こうすることで、万が一餌に細菌がいたとしても、レンジの高熱で死滅する可能性が高くなります。

餌の間隔

その次に注意することは、ヒナ餌を与える間隔です。一番良いのは、買ったペットショップでどのくらいの間隔で与えていたかを聞くこと。

ただ生き物なので消化にかかる時間は個体差もあるし、環境によっても変わってくるので、そのうにまだ餌が残ってないか、ふくらみを確認しながら与えてください!

最後に餌を与え終わった後は、ふやかした餌が残っていても必ず破棄してください。そしてヒナのいたケースを掃除してからヒナを戻してください。ヒナ餌がケースに残っていると、食べてしまい、それが腐っていたいたら、そのう炎になる原因になります。

実はペットショップでそのう炎になってしまうコの一番の原因はこれです!

おわりに

まとめると、インコちゃんに多い病気、「そのう炎」とは

  • そのうが炎症を起こしてしまう病気で、「ペットショップで感染」
  • 「ヒナ餌の与え方で感染」が主な原因
  • 下痢、食欲不振、そのうに未消化物が残っている
  • 食べたものを吐く、あくびを頻繁にするがそのう炎のサイン
  • 便は水分多めの下痢(お尻をこすりつける行為をする)吐く行為は十中八九そのう炎
    ※ただし、求愛等の行動ですることもある治療法は病院受診しかない。
  • 慢性化する飼う前に健康な個体を見極める
  • ヒナ餌を与える環境を整えることが予防へのカギ

こんな感じです。

大事なことは人間と一緒で早期発見、早期治療、そして予防!!

そのう炎がどういう病気か分かれば、先ほど記した早期発見も予防もしやすくなりますね!