イタチ科(英語ではMustelidae)の仲間たちを、これから調査していきます。ラッコをはじめとして、フェレットやカワウソ、アナグマなど種類が多く、すべてかわいい動物たちです。また、ラーテルやクズリのように、かわいいだけでなく、最強の動物もいます。動物たちの画像もたくさんあります。まずは、イタチ亜科から調べていきます。
イタチ亜科の動物たちの種類は?
この仲間には、イタチやフェレット、オコジョ、クズリなどの種類がいます。まずは、ニホンイタチから。
ニホンイタチ

ニホンイタチ(英語ではJapanese Weasel、漢字では日本鼬)の生息地は、当然、日本全国の山間部です。寿命は野生では2年弱です。飼育下では5年近くまで生きた記録があります。日本全国の山間部にいくと野生のニホンイタチに出会えます。飼育している動物園は意外と少ないです。多摩動物公園や、盛岡市動物公園、富山市ファミリーパークで飼育されています。ハイキングなどに行った際などに見れるといいですね。
オコジョ

オコジョ(英語ではErmine、漢字では白鼬)は、ヤマイタチやクダギツネ(管狐)とも呼ばれます。北アメリカ大陸北部からユーラシア大陸北部にかけて広範囲に生息しています。日本では、本州中部以北から北海道まで生息しています。山間部の岩場や樹木の間などにいるため、別名がヤマイタチとなっています。寿命は野生では5年前後です。飼育下では7年ほどです。現在、飼育している動物園はありません。下の画像は、乗鞍岳に生息しているオコジョです。登山するしかないですね。

山肌の岩の茶色の部分や白い部分に似ていて、見つけにくいですね。
フェレット

みんな大好き、フェレット(英語ではFerret)です。元々はヨーロッパに生息していました。3000年ほど前からペットとして飼育されており、現在は世界中で飼育されています。寿命は野生では7年~10年です。飼育下では20年近くまで生きることもあります。宇都宮動物園から九十九島動植物園森きららまで、いろいろな動物園で飼育されています。もちろん、かわいいのでペットとしても人気です。
テン属
上の画像は、テン(英語ではJapanese marten、漢字では貂あるいは黄鼬)です。テン属の仲間たちの生息地は、北アメリカ大陸からユーラシア大陸、日本、インドネシアまで広いです。下の画像は、山梨県の森の中に生息しているテンです。木の巣穴から顔をだしているのがかわいいです。

テン属だけでも、たくさんの種類がいます。寿命は10年ほどです。野毛山動物園などで飼育されています。
クズリ

おまちかね、クズリ(英語ではWolverine)です。北アメリカ大陸北部からユーラシア大陸北部のタイガやツンドラに生息しています。クズリはラーテルと並んで、最強動物です。イタチ科の動物は基本的に強いです。クズリは、イタチ科の中で最大のオオカワウソに次ぐ大きさです。寿命は野生では5年~13年です。飼育下では17年ほど生きることもあります。かつては上野動物園で飼育されていました。現在は日本の動物園では飼育されていません。もしクズリをみたいのであれば、北欧に旅行するしかありません。
アナグマ亜科の動物は?
イタチ科アナグマ亜科にも、いろいろな動物の種類がありますが、今回はニホンアナグマを紹介します。
ニホンアナグマ
イタチ科アナグマ亜科のニホンアナグマ(英語ではJapanese badger、漢字では日本穴熊)です。生息域は日本の本州や四国、九州の里山です。野生での寿命は10年~15年です。よこはま動物園ズーラシアや京都市動物園、日立市かみね動物園など、全国の動物園で人気です。土の巣穴から顔をだしている、かわいいニホンアナグマです。
カワウソ亜科の動物の種類は?
イタチ科カワウソ亜科の動物たちも、ラッコやカワウソなど、かわいい動物たちだらけです。
コツメカワウソ

大人気のコツメカワウソ(英語ではAonyx cinerea、漢字では小爪獺)です。生息地は中国南部からインド、インドネシア周辺などです。

寿命は野生では10年~12年です。飼育下では15年ほどです。絶滅危惧種となっています。かわいくて大人気です。そのため、いろいろな動物園や水族館で飼育されています。
ニホンカワウソ
すでに絶滅してしまったニホンカワウソ(英語ではJapanese otter、漢字では日本川獺)です。かつては、日本中に生息していました。
オオカワウソ

オオカワウソ(英語ではGiant otter、漢字では大獺)は南アメリカ大陸のブラジル周辺に生息しています。イタチ科の中で最大の大きさです。寿命は8年ほどです。絶滅危惧種となっています。日本国内の動物園では、オオカワウソは飼育されていません。ぜひ見るためには、ブラジルに行くしかないです。
ラッコ

かわいさ最強のラッコ(英語ではSea otter、漢字では海獺)は、アメリカやカナダ、ロシアの沿岸部に生息しています。寿命は野生では10年~14年です。飼育下では最長20年ほどです。やはり絶滅危惧種となっています。ラッコも大人気で、動物園や水族館などで飼育されていまがすが、かなり飼育頭数が減少しています。ぜひ調べてから、動物園や水族館に見に行ってください。
ラーテル亜科
ついにきました。イタチ科ラーテル亜科はラーテルのみです。もちろんクズリと並んで最強動物です。
ラーテル

ラーテル(英語ではRatel)は、アフリカ大陸からインドにかけて生息しています。別名はミツアナグマです。寿命は野生では20年ほどです。飼育下24年ほどです。上の画像でもわかるように、東山動植物園で飼育されています。ぜひ、東山動植物園にも見に行ってください。
アメリカアナグマ亜科
イタチ科アメリカアナグマ亜科はアメリカアナグマのみです。
アメリカアナグマ

アメリカアナグマ(英語ではAmerican badger)は、カナダからアメリカ、メキシコにかけて生息しています。寿命は飼育下では最長26年の記録があります。現在は日本国内の動物園では、アメリカアナグマは飼育されていません。ぜひ見たいときは、アメリカに旅行するしかないですね。
まとめ
イタチ科の仲間たちは、かわいかったです。特に、フェレットやアナグマ、コツメカワウソ、ラッコなどが大人気です。かわいいだけでなく、強さも最強のクズリやラーテルもいました。意外と、日本では見ることができないイタチ科の仲間も多かったです。また、絶滅してしまったニホンカワウソや、絶滅危惧種となっているイタチ科の仲間たちもいました。イタチ科の仲間たちが住みやすいように、地球の環境をまもっていけたらいいです。