ジャパニーズボブテイルは日本古来からの猫です。丸くて短い尻尾が可愛いです。また、どことなく胴が長くて、手足が短いように見えるのですが、そう感じるのは私だけでしょうか?その生態や、ペットとして飼育できるかなどについて調べていきます。 また、種類や仲間たちについても調べていきます。
生態
昔から、日本では、尻尾が短い猫が好まれていました。1960年代、アメリカのジュディ・クロフォードさんが、日本の尻尾が短い猫を気に入りました。そして、その猫をジャパニーズボブテイルと名付けて、 ジュディ・クロフォードさんが、アメリカで飼育を始めました。英語では Japanese-bobtail-catです。今では、世界中で人気の猫となっています。ジャパニーズボブテイルは、
- ボンボンのように丸くて短い尻尾。かぎしっぽ。
- すらりと細長い胴体。
- 短めの手足。
- 耳が大きく丸い。
- やや楕円形の眼も大きい。
- 頬に2本の平行線がある。
などの特徴を備えています。
大きさ
ジャパニーズボブテイルは体重は大きくなると4kgほどになります。野菜に例えると、大根一本が約1kgなので、大根四本分の重さになります。これは、その子猫です。目が大きくてぱっちりしていて、耳も丸くて大きく、かなり可愛いです。どこをとっても可愛いです。
短い尻尾が可愛い。
丸くて短い尻尾、またはかぎ型の尻尾(かぎしっぽ)をしています。この尻尾が可愛いです。これも世界中で人気の理由です。
招き猫のモデル。
招き猫のモデルは江戸時代にいたジャパニーズボブテイルだといわれています。江戸時代も、尻尾が短い猫が縁起が良いということで、それが好んで飼育されていました。招き猫の置物も尻尾が丸くて、耳と目が大きいですね!飼育すると金運も上がりそうです。
寿命

ジャパニーズボブテイルの寿命は飼育下で、15~18年です。普通のイエネコより、やや長生きです。
野生では絶滅?
古来から、ジャパニーズボブテイルは日本に生息していましたが、現在は、他の猫との交配が進んでいます。そのため、野生では、ほぼ絶滅の状態となっています。
鳴き声

この動画で鳴き声を聞けます。
懐いていて可愛いですね。「ニャーニャー」と、普通の猫と鳴き声は同じですね。猫の鳴き声で気持ちもわかります。後述しますが、鳴き声の音程を変えて、飼い主とコミュニケーションを取ろうとすることもあります。じっと、こちらを見つめていて、何か話しかけているようです。これから、値段や、飼育すると飼い主に懐くかなどについても調べていきます。また、「喋る猫」についても!
なつく?

賢い猫で、家の中で大事に育てると、いろいろなことに興味を持ちます。また、飼い主が愛情をもって呼びかけると、よく反応して、懐きます。床にごろんと寝転がったり、おもちゃで遊んだりして可愛いです。そのため、世界中で愛されています。アフガニスタンやキューバなど、いろいろな国で、ジャパニーズボブテイルの切手が発行されるほどです。
喋る猫。
ジャパニーズボブテイルは、飼育すると、飼い主とコミュニケーションをとろうとします。
“喋る”猫とも言われており、ゆっくりと音程を変えながら飼い主に語り掛けることもある。
引用:wikipedia
懐くとメロディアスな鳴き声で飼い主とコミュニケーションをとります。
ペットにできる?

結論からいうと、ジャパニーズボブテイルを飼育できます。しかし、国内ではブリーダーが少なく、ペットショップでも、あまり見かけないです。現在は、アメリカのブリーダーがジャパニーズボブテイルを飼育しています。日本国内のブリーダーは少ないです。入手が困難なため、ペットとして飼育するのは難しいといえるでしょう。
値段は?
元々は、日本の猫です。しかし、現在は国内のブリーダーが少ないです。そのため、ペットショップで見かけることは、ほとんどありません。アメリカなど海外にはブリーダーがいて、20万円前後となっています。
ボブテイルの仲間たちの種類
仲間たちの種類を紹介していきます。どの猫も可愛いです。
ジャパニーズボブテイルロングヘアー。

アメリカで品種改良して誕生したのが、ジャパニーズボブテイルロングヘアーです。丸くて大きな耳と目や、短くて丸い尻尾がモフモフしていて、さらに可愛いですね。
アメリカンボブテイル。
アメリカンボブテイルはアメリカのアリゾナ州原産です。ボブキャットとイエネコが交配して生まれたという説もあります。ボブキャットの尻尾も短くて、「かぎしっぽ」ですね。その後、シャム猫と交配して、現在のアメリカンボブテイルとなりました。
クリルアイランドボブテイル。

クリルアイランドボブテイルは、ロシアでは日本の近くのクリルアイランド(千島列島)に生息しています。寒冷地に生息しているためか、やはりモフモフしていて可愛いです。

子猫も懐いていて可愛いですね!
メコンボブテイル。

元々、メコンボブテイルはタイのメコン川流域に生息していました。現在は、ロシアなどで飼育されています。メコンボブテイルは、同じタイのシャム猫と似ています。耳と目が丸くて大きくて、胴が長く、手足が短くて、尻尾が丸くて短いというところは、ジャパニーズボブテイルと似ています。
まとめ
丸くて短い尻尾や、大きくて丸い目や耳などで、可愛いジャパニーズボブテイルです。飼育すると、飼い主によく懐いて、コミュニケーションまでとろうとする猫でした。国内ではペットショップで見かけることが少ないため、ペットとして飼育することは難しい種類の猫となっています。元々、日本の猫でしたが、現在は日本では珍しい猫となっています。日本だけでなく、世界中で愛されています。