ネコ科オオヤマネコ属です。カナダオオヤマネコはとても大きな猫です。さて、どことなくカナダのご当地キャラのように見えるのですが、そう感じるのは私だけでしょうか?その理由は、手足がとても長くモワモワしているからです。特に立ち上がった時には、足が長く見えます。だから、もはや着ぐるみの、ゆるキャラのように見えるのでしょう。それにしても、かわいいです。一度さわってみたいです。冬はモフモフで暖かそうですね。生息地や生態、目撃情報、ペットとして飼育できるかなどについて調べていきます。
生息域など
カナダオオヤマネコは、カナダやアラスカの森林が生息域です。またアメリカ合衆国のモンタナ州、アイダホ州、ワシントン州にも生息しています。全体的に茶色で、そこに黒みがかった斑点がついています。特に冬場は灰色っぽい色も混じりあい、全体的にシルバーに見えます。また、耳の先端には黒い飾りがあります。更に、寒冷地の生活に適するように、大きくて長い足を持っています。大きくて長い足には、雪道にも負けない体力があり、それこそがカナダオオヤマネコの人気に一つとなっています。生息地の一環であるカナダのパンフ国立公園では、高速道路をヤマネコが通らないように作られた新たな陸橋があります。その陸橋を渡るカナダオオヤマネコが目撃されており、陸橋を作ることに貢献した野生生物専門家の人たちを喜ばせました。この陸橋は動物たちが高速道路を安全に渡るために作られたそうで、他の動物たちも陸橋を横断する姿が目撃されています。「良い橋ができて良かったです、大いに利用して欲しいです。」と、動物たちが喜んでいます。
生態
別名、カナダリンクスとも呼ばれます。英語ではCanadian-lynxです。いつも単独で行動しています。そして、夜行性で、岩影や灌木でひっそり生活しているため人間の前に現れることはないようです。目がすごく良いです。また、1日に20~40kmも歩くこともあります。木登りが上手で、ネコ科なのにボブキャットと同じように泳ぐこともできるそうですから、ビックリ!です。春には3~4匹ほどの子供を産み、メスは離乳して子供が自立するまで立派に育てあげます。
大きさ
カナダオオヤマネコは体長60~110cm、尾長5~17cm、体重7~17kgです。雪上をしっかりと走るためか、後ろ足が太くて大きい印象です。尻尾は丸くて短いです。
餌は?
また、主食は、うさぎ、鳥、リス、ネズミ、昆虫などで、中でも大好物はカンジキウサギです。
寿命
カナダオオヤマネコの野生での寿命は12~15年。飼育下では20年前後です。
生息数は減少している?
約10年周期でカンジキウサギの個体数が減少するので、同じ周期でカナダオオヤマネコの個体数も減少します。地球の環境問題や温暖化などの気候変動のため、生息地の寒冷な針葉樹林の面積が減少しています。そのため、カンジキウサギなどの小動物も減少し、生息数が減少しています。日本ではペットとして飼えるのでしょうか?また、日本で見れる動物園はあるのか?調べてみました。
鳴き声
偶然、出会った二頭のカナダオオヤマネコの鳴き声です。カナダで撮影された、珍しい動画です。
甲高いようで、だみ声感もあり、ネコ+獣…といった感じですね。この動画では威嚇し合っている様子ですね。お互い、怒っている気持ちですね。近くで聴くと結構ボリュームもありそうです!
個人でペットにできる?
日本国内で個人がカナダオオヤマネコをペットにすることはほぼ不可能です。リンクス属(オオヤマネコ属)は飼育するためには施設ごとに許可が必要です。まずは、個人では無理なことです。動物園でないとクリアできそうもありません。また食事量が多くて、キャットフードやエサ代もかなりかかりますから、現実的に考えると、日本で個人でペットにするのはかなり難しい選択です。
値段は?販売している?
アメリカ合衆国の米魚類野生生物局(FWS)では、生息数が減少しており、絶滅が危惧される種となっています。なので、やはり値段はつけられないでしょう。いくら何百万円とお金を積んでも買えないでしょう。また、日本ではどこのペットショップでも販売されていないようです。
海外では飼える?
世界的に見ると、海外ではペットにしている人もいるようです。触ったり、抱っこしている画像もあり、とてもよく人間に慣れてリラックスしています。飼い主に懐いています。一度はモフモフしてみたいですよね。
日本の動物園で見ることはできる?
かつては、カナダオオヤマネコは多くの動物園にて飼育されていたようですが、今は日本ではどこの動物園にも見られず、国内のサファリパークでも存在を確認できなくなりました。見ることができず、とても残念です。 どうしてもという方は、やはりカナダに旅行するしかないです。おなじオオヤマネコの仲間のヨーロッパオオヤマネコなら日本国内で見ることのできる動物園が京都にあります。
雪山での目撃情報。
カナダのオンタリオ州の北部にある雪山のなかで撮影されたネット動画です。
カメラに興味をもって雪の上を歩き回っている姿は、かなり、かわいいです。カナダに旅行して、見に行きたいです。
まとめ
もはや着ぐるみみたいで、ゆるキャラのようにモフモフした猫でした。オオヤマネコ類は、日本でペットとしての飼育は難しいです。また、カナダオオヤマネコは、日本国内の動物園では現在は飼育されていません。更に、各地での環境変化のため生息域減少や、カンジキウサギの減少が原因でその生息数を減らしつつあります。日本で見ることはできなくなってしまいましたが、インターネットで世界各国での様子を伺い知ることができ、とてもうれしいです。外国でペットとして飼われているのを見るとうらやましい!の一言で、ぜひ抱っこしてみたいです。そして、カナダご当地に旅行して、野生でもいつか見てみたいです。