家庭菜園の土の中に白い幼虫が!その正体はコガネムシだった。その生態にせまる

最近は自宅で家庭菜園をしている方を多く見かけます。その家庭菜園での土の中に小さな白い幼虫を見かけたら、それはコガネムシの幼虫です。そんな昆虫であるコガネムシの寿命や大きさなども生態について説明していきます。また土の中にいる大きな白い幼虫と言えばクワガタやカブトムシなどもいます。コガネムシとカブトムシの幼虫はどうやって見分けたらよいのか?その違いについてもご紹介いたします。

コガネムシの生態

Tokyo,Japan – September 12, 2021: Closeup of Scarab beetle or mimela splendens. 出典:123rf

コガネムシ科の昆虫で英語ではScarab beetleといいます。コガネムシ科の仲間には、カナブンやカブトムシ、ハナムグリなどの種類の昆虫がいます。近い仲間だとスジコガネやマメコガネ、ヒメスジコガネ、アオドウガネ、サキシマチビコガネなどがいます。

その色は緑色で金属光沢があります。日本国内であれば、北は北海道から南は沖縄まで、木の生えているところであればどこでも生息しています。

寿命

Mimela splendens about to take off. 出典:shutterstock

7月ころから卵が孵化して幼虫が現れます。その後、初令、二令、三令と大きくなっていきます。三令の幼虫のときの状態がコガネムシの寿命の中で一番長くて、7か月もの長さがあります。コガネムシはその寿命の大半を三令幼虫で過ごします。その状態で越冬します。5月~6月は蛹になります。6月に羽化して成虫になります。成虫になってからの寿命は一か月です。

結局、幼虫から蛹、成虫までの全期間では1年です。そのためコガネムシの寿命は1年です。寒冷地では三令の幼虫の状態で二回越冬するときがあり、その場合は寿命が2年と長くなります。

大きさ

Beetle persimmon agriculture green summer. 出典:123rf

幼虫は一令の時は長さ8mm程度ですが、三令のときに最大となり、長さが20mm~30mmとなります。

成虫は体長が2.5cm~3cmです。

成虫は草や広葉樹の葉ならなんでも食べます。幼虫は草木の根を食べ、また地中のサツマイモなど芋類も食べます。

家庭菜園など土の中にいる小さくて白いコガネムシの幼虫

Scarab beetle larva. 出典:123rf

家庭菜園をしているときに土の中から昆虫が出てくると、どうすれば良いのか困りますよね。土の中に白い幼虫がいる場合は、それはもしかしたらコガネムシの幼虫かもしれません。特徴を確認してみましょう。コガネムシの成虫が発生して活性化する時期は6月頃です。コガネムシはいろいろな植物の葉を餌として食べます。葉のあるところに集まり、そこの土の中が産卵場所になります。幼虫は7月頃に発生して、植物の根を餌として食べます。そして、春の終わり頃から夏にかけて成虫が現れます。良質の有機物が入っている良い土ほどコガネムシは好むので家庭菜園をする上では悩むところですよね。

  • コガネムシの成虫が飛んできて家庭菜園の野菜の株元で卵を産みます。そして孵化した幼虫は土の中に入りその根を食べます。
  • 幼虫に根を食べられて根が少なくなってしまいその野菜の元気がなくなります。
  • また、土の中で活動するので土が柔らかくなってきます。
  • 幼虫は特に細い根を好んで食べます。なので、野菜に勢いがなくなっていき、水を与えてもすぐにしんなりしてしまうようになるのです。

その他、コガネムシの成虫は光が多い場所や、近くに山などがある場所に集まる傾向があります。

コガネムシの幼虫が役に立つ

夏から秋にかけて家庭菜園で野菜の株を引っ張って土の上に出ている部分の収穫は出来ても、土の中には小さな根が残ります。そこでコガネムシの幼虫の登場です。ここに幼虫を入れておくのです。すると残っている小さな根を食べてくれます。家庭菜園の場合には、次にこの土を使う時には中からコガネムシの幼虫を取り出す必要があります。また雑草の下に入れておくと雑草の根を食べてくれます。

大きさでの、コガネムシの幼虫とカブトムシやクワガタムシの幼虫との見分け方

コガネムシもカブトムシもクワガタムシも同じコガネムシ上科の昆虫で白い幼虫の似ています。それらの幼虫の足の数は6本のため、足の数では見分けはつきません。しかし、同じ白い幼虫でもそれらの大きさの違いで種類を見分ける事が出来ますよ。

larvae of the bronze beetle in the hand of a man against the background of black soil. 出典:123rf

色々な種類がいますがコガネムシの幼虫の場合は小ぶりで、大きくても長さが30mmまでです。しかし、同じ白い幼虫でもカブトムシの場合は長さが10㎝くらいで、幅も1㎝以上とかなりの大きさになります。クワガタムシの幼虫も種類によって大きさが違いますが、オオクワガタの幼虫の場合にはさらに大きくなり、長さが5cm以上、重さが30g以上となることがあります。このように大きさで判断できるのですが、カブトムシもクワガタムシの幼虫も最初は小さいので大きさですぐに判断するのは難しいです。しかし、しばらく様子をみて時間がたつと成長することでなんの幼虫かを判断することが出来ます。

まとめ

コガネムシの寿命や大きさなどの生態にせまりました。やはり昆虫なので、幼虫で過ごす期間が長く、また寿命は一年でした。家庭菜園の土の中で白い幼虫を見かけることがありますが、その体長は20mm~30mm程度でした。カブトムシやクワガタの幼虫よりはかなり小さいので見分けがつきますね。

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