自然に近い環境のなかにコツメカワウソがいると聞いて、またまた、埼玉県こども動物自然公園に探しに行きました。すごく可愛いので、今や大人気となっていますね。ほとんどの動物園で飼育しています。また、絶滅危惧種となっているそうです。そんな希少なコツメカワウソを探して出会うまでの道程を追っていきます。また、生態についても調査していきます。
探して出会うまでの道程

真夏の晴天で暑い日に埼玉県こども動物自然公園にやってきました。入り口は混雑しています。さっそく、入場すると、ちょっとした滝があります。涼しげですね。

フラミンゴなどの像も設置してあります。横の階段を上っていきます。さらに真っすぐ進むと、レッサーパンダの形に綺麗に剪定された植木があります。可愛いですね。

さらに、進むと噴水と大きな塔があります。やはり真夏の暑い中、一服の涼しさを与えてくれます。ここを向かって右に進みます。

噴水の所を右に行くと、コツメカワウソやウサギがいる「なかよしコーナー」への案内の看板があります。

途中に、大東文化大学ビアトリクス・ポター資料館もあります。古い洋館みたいな作りで、趣があります。

その洋館の右の小道を抜けていきます。小道の途中に、また、「なかよしコーナー」への案内の看板もありました。この動物園は敷地が広く、目的地にたどり着くまで、坂道も多く、距離も長いです。

ちょっとした散歩どころか、ハイキングみたいになります。「なかよしコーナー」の入り口には木製のコツメカワウソの看板があります。看板」も可愛いですね。

さっそく中に入ると、探していたコツメカワウソを発見しました。こちらを向いてくれています。暑い日差しの中、みんなで仲良く走り回っています。飼育スペースはかなり広いです。ちょっとここで、生態などについて調べていきます。
生態

イタチ科カワウソ亜科です。英語ではsmall clawed otterで、漢字では小爪獺と書きます。背中は褐色から灰褐色です。頬から首にかけては白いです。そこがまた可愛いです。カワウソというだけあって、指の間には水掻きがあり、水中を泳ぐのが得意です。
生息地。実は絶滅危惧種

インドから東南アジア、中国南部、フィリピンにかけての湖や河川、沼地などの湿地帯に生息しています。絶滅危惧種の割には、比較的広範囲に生息しています。しかし、アジアの工業化や森林開発のため生息地が減少しています。また、工業化などによる水質の悪化などもあり、絶滅危惧種となっています。
大きさ

成長すると、体長は65cm弱、尾長は35cm程度まで大きくなります。体重は5.5kg弱となります。

同じイタチ科のイタチよりはかなり大きいです。しかし、同じイタチ科のラーテルよりはかなり小さく、半分以下の重さです。
餌。

肉食です。淡水中の小魚やエビやカニなどの甲殻類、昆虫、貝類、爬虫類などを食べて成長します。
寿命

野生での寿命は10~15年です。

動物園や水族館での飼育下では23年くらい長生きすることもあります。
なつく?

コツメカワウソは群れで生活しており、みんなで仲良く遊んで暮らしています。小さいころから飼育すると、人懐っこく、飼い主の周りを動き回ったり、腕にくっついて来たりします。つぶらな瞳で見つめながら、飼い主に「遊んでー」と言っているようです。
ペットとして飼える?

コツメカワウソはワシントン条約附属書Iに掲載されている絶滅危惧種なので、野生の個体は入手できません。国内で繁殖した個体であれば販売されています。人工繁殖した個体であれば、ペットとして飼えます。しかし、一頭100万円以上します。かなり高額ですね。
他に見ることのできる動物園は?

北から、札幌市円山動物園や那須どうぶつ王国、日立市かみね動物園、東武動物公園、上野動物園、多摩動物公園、伊豆シャボテン公園、東山動植物園、神戸市立王子動物園、アドベンチャーワールド、愛媛県立とべ動物園、高知県立のいち動物公園、福岡市動物園、長崎バイオパーク、鹿児島市平川動物公園などで、コツメカワウソを飼育しています。大人気なので、日本全国北から南まで、ほとんどの動物園で飼育しています。特に、埼玉県こども動物自然公園では、飼育スペースが広く、また拡張工事中です。

飼育スペースの壁の木の板の高さが低めで、上部がオープンで、ガラスや金網などの障害物がないため、コツメカワウソをそのまま近くで見ることができます。

中には川や池もあり。コツメカワウソたちはみんなで楽しそうに遊ぶことができます。かなり自然に近くて活動的な様子を見ることができる動物園です。
まとめ

埼玉県こども動物自然公園までコツメカワウソに出会うために探検に行ってきました。そこは、かなり自然環境に近い場所でした。生態なども調査しました。可愛いコツメカワウソたちは、みんなで仲良く遊んでいましたね。また、会いに行きます。