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桜の大きさなど生態について!梅との違いは?蜜はメジロも好物!

世界中の人が日本の植物といえば桜をイメージします。春になると、川沿いや公園など、いたるところで咲いており、花見で賑わいます。特に、東京都では目黒川沿いの桜が有名です。その生態や大きさ、寿命、果実の味、花の美しさ、どんな動物がその蜜を食べるのかなどを調べていきます。実際に公園などに、どのように咲いているのかを見に行きました。

和光樹林公園や大泉さくら運動公園、自由が丘、目黒川に観に行った!

和光樹林公園前の道路

埼玉県にある和光樹林公園にやってきました。道路わきでも咲いていないですね。

見上げた

三月初旬ということもあり、まだ開花していないです。そういうわけで、次は隣の大泉さくら運動公園に行きました。

看板

向こうにピンク色の花が咲いている木が見えます。期待できますね!梅かもしれませんが。中には池もあり、錦鯉が泳いでいました。サッカーグラウンド横を少し歩いて行きました。

満開

ありました!満開です。ちょうど見頃です。青空とピンク色のコントラストも美しいです。思わず他の花見客に「これは梅じゃないですよね?」と尋ねました。すると「これは河津桜だよ。」と教えてくれました。この種類は早咲きです。次は目黒川に向かいます。途中で自由が丘に寄りました。

自由が丘駅近くに咲いていた

駅周辺の商店街を歩いていると、一本だけ満開でした。見上げると空を覆っているかのようです。

さて、それから、目黒川に到着しました。

ちゃんと目黒川の看板もありました。川沿いの桜並木が立派です。まだ開花する気配もありませんでした。桜が咲くと、花見客でお祭りのようになります。

生態

Cherry blossoms at the river in Tokyo, Japan in spring. 出典:123rf

サクラはバラ科です。仲間にはスモモやウメの木があります。英語ではCherry-blossomで、漢字では桜です。

サクラとウメの違いは?

桜の花弁は先が割れていますが、梅は先が丸いままです。サクランボを見てもわかるように、桜は花柄が長いですが、梅は枝に直接咲いているかのように見えるほど短いです。

a Brown-eared Bulbul on the branch of plum trees. 梅の木の枝にとまっているいるヒヨドリ 出典:123rf

また、桜は一か所から花柄がたくさん出て多くの花が集まって咲いていますが、梅は枝の一か所から咲く数は少ないです。

大きさ

樹木は成長すると15m前後になります。ヤマザクラなど大型の種類では20mに達することもあります。

大泉さくら運動公園の桜の幹の周囲の長さは82cmでした。

幹の周囲は82cm

そのため、計算すると、太さ(直径)は約26cmになります。花や蕾、葉の大きさも測定していきます。

花径は3cm

定規で計測すると花径は3cmでした。

蕾の長さは1.5cm

まだまだ小さい蕾の蕾の長さは1.5cmでした。

葉の長さは5.5cm

新緑の葉の長さは5.5cmでした。

さくらんぼの果実の長さは2.5cm、柄の長さは4cm

さくらんぼの果実部分の長さは2.5cmで、柄の長さは4cmでした。桜はこの花柄が長いのが特徴です。重さは1個あたり5gでした。

寿命

Cherry blossoms and Japanese old houses. 出典:123rf

エドヒガンとオオシマザクラを交配してソメイヨシノが誕生しました。

Yoshino cherry (Prunus × yedoensis) is a hybrid cherry of between Prunus speciosa (Oshima zakura) as father plant and Prunus pendula f. ascendens (Edo higan) as mother. It occurs as a natural or artificial hybrid in Japan and is now one of the most popular and widely planted cultivated flowering cherries (sakura) in temperate climates worldwide. 出典:123rf

ソメイヨシノの寿命は50年~60年です。

弘前城や弘前公園にあるソメイヨシノは剪定などの手入れが丁寧にしてあるので、樹齢100年を超えるものもあります。

歴史。

日本でも500万年前~258万年前の鮮新世の地層から、ムカシヤマザクラの葉の化石が発見されています。少なくとも、数百万年前から日本にも生えていました。平安時代から、日本の花といえば桜のことを指すようになりました。鎌倉時代から、オオシマザクラとの交配が進み、たくさんの種類が生まれました。江戸時代にエドヒガンとオオシマザクラを交配してソメイヨシノが出来ました。今は、日本の国花です。

新鮮な果実であるサクランボは甘酸っぱくて、爽やかな味です。食感も弾力があり、はじけるようです。缶詰のサクランボはシロップに漬けてあるため甘いです。グニョグニョとした食感で、中に硬い種があります。他にも、塩漬けにして保存した葉を用いた桜餅があります。小豆の甘さに、葉の塩気がアクセントとなり美味しいです。

旬。

果実の旬は5月~7月です。佐藤錦は6月頃です。

値段。

買ってきた30g入りのシロップ漬けは180円でした。高級品の佐藤錦は1kgで10000円~15000円します。

サクラの花弁は基本的に5枚です。薄いピンク色で集まって咲いていて可愛いですね。10枚以上の花弁があるものは八重桜と呼ばれます。よく開花予想が発表されますが、三月中旬から下旬のことが多いです。そのため桜は晩春の季語です。和歌や俳句などでは花といえば、基本的にサクラのことを意味します。花言葉は、優美な女性や純潔、精神美です。ここで俳句を一句。「青空に 桜集まり 遠ざかる」

植物園で見れる?

板橋区立赤塚植物園のシナミザクラ

国内ほぼすべての植物園に桜が植樹されているといっても過言ではありません。それどころか、公園や河川の堤防などの桜スポットや花見の観光地でも見ることができます。

食べる動物はいる?

春になると、メジロやヒヨドリ、スズメなどが花に集まってきます。その蜜を餌とします。

メジロが桜の花の蜜を吸っている。 出典:123rf

メジロも桜の花の蜜が好物で、枝にとまって吸っています。

まとめ

日本の国花です。春を代表するどころか、花といえばサクラのことを指します。河川や道路沿いなどいたるところに植樹されています。その大きさや寿命、味など生態を調べてきました。町の中を歩いていると、あの木は梅なのか桜なのかと迷うことが多いですが、花弁の形や花柄の長さなどで分かりますね。蜜が好物の鳥たちもいました。

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