「シマフクロウ」は絶滅危惧種!生息数が減少する原因は?

今回ご紹介するのは「シマフクロウ」(英語ではBlakiston’s fish owl)です。

それはというと、とても人との関わりが強いです。

これから、生態や生息数などを調べていきます。

シマフクロウは絶滅危惧種?

皆さんは「絶滅」という言葉を知っていますか?

ある一つの種がなくなってしまうことです。

住む場所の減少、食べ物の減少、気候の変動、環境問題など、様々な要因が存在します。

野生生物の絶滅を確認するのは難しく、絶滅されていたと思われていた生物がひょっこり姿を現したり、ということもあるそうです。

さて、絶滅には至っていないけれど、絶滅の恐れがあるという種を「絶滅危惧種」と言います。

どうして急にこんな話を?と疑問に思われた方も多いかもしれません。

今回紹介するシマフクロウは「絶滅危惧種」に指定されているからです。

記事の後半部分で、どうして数が減ってしまったのか?

また、現在どのような状況になっているのかも説明しながら、文章を進めていきたいと思います。

生態

出典:PIXTA

シマフクロウは寒い地域に住んでいて、全体的に灰色がかっています。

また羽角(目の上に生えている耳のような羽毛のこと)が発達しており、目におおいかぶさるように生えています。

フクロウの中でも一、二を争う大きさで、瞳の色はオレンジがかった黄色です。

寒い地域に住むシロフクロウと同じように、足までモフモフです。

また、ほかのフクロウは羽音をさせずに飛行するのですが、シマフクロウは羽音をさせて飛行します。

これは、水辺で魚などを捕まえることが多いので、羽音をさせても支障がないからです。

生息地

Cape Velikan, stone giant nature sculpture, Sakhalin island Russia.
Cape Velikan, stone giant nature sculpture, Sakhalin island Russia. 出典:PIXTA

これは、サハリンの森林や海岸の景色です。

北海道やロシア東部、中国東北部の寒い地域に生息しています。

大きさは?

全長65~75cmほど。体重は3.5~4.0kg。

人間の赤ちゃんと同じくらいの重さです。

翼を広げると、なんと180cmにもなります!

Blakiston’s fish owl, Bubo blakistoni, largest living species of fish eagle owl. Bird hunting in cold water. Wildlife scene from winter Hokkaido, Japan. River bird with open wings in snow. 出典:123rf

成人男性の平均身長よりも大きいんですね!

寿命は?

飼育下では30年ほどです。

人とのかかわりが深い

出典:PIXTA

シマフクロウはアイヌの人たちに親しまれ、古い言葉で「コタンコロカムイ」、あるいは「モシリコロカムイ」と呼ばれていました。

「コタン」は村、「コロ」は領有、「カムイ」は神様、「モシリ」は国という意味で、直訳すると、

・村を領有する神様。

・国を領有する神様。

という意味なのだそうです。

古くから伝わる伝説などもあるので、気になったかたは検索してみてくださいね。

どんな風に人々とかかわってきたのか、きっとわかります。

今どのくらいいるの?おおよその生息数

現在確認されているシマフクロウは、世界全体ではおおよそ1000羽ほど。

そのうち130~140羽が日本の北海道に住んでいます。

20世紀初頭には、北海道全域で姿が確認されたものの、現在確認できるのはほとんどが北海道の東のほうだけです。

1971年には日本の国指定天然記念物となり、

1993年には国際的にも絶滅危惧種として扱われるようになりました。

生息数が減少する原因は?

生息数が減ってしまった原因はさまざまです。

・土地開発による住処の減少

・エサの減少

・天敵によるヒナの減少

などなど。

人の住まう土地や便利な暮らしを求めて行った森林開発などがシマフクロウを減らしています。

そのため絶滅危惧種となっています。

大学での研究は?

北海道大学や森林総合研究所、シマフクロウ環境研究会代表の竹中健博士などが、営巣地である森林の環境などを研究しています。

鳴き声や雛について!

NEXT↓