ドイツの雪原を歩くヨーロッパオオヤマネコ

ネコ科のヨーロッパオオヤマネコ(英語ではEurasian Lynx)は、単にオオヤマネコ(Lynx Lynx)とも呼ばれます。別名はシベリアオオヤマネコです。でも見かけは大きな猫。主に、ヨーロッパからシベリアの森林に住んでいます。

さてどんな生活をしているのでしょうか?また、ペットとして飼えるのでしょうか?オオヤマネコの生態や強さなども調べていきます。

ヨーロッパオオヤマネコの大きさ

仲の良いオオヤマネコたち

体格は、体長80~130cm、肩高70cm、体重(オス)20~30kg(メス)18kg前後です。全身がフサフサです。オオヤマネコ属の仲間の中では、最大の猫です。

夏場は黄褐色や暗褐色で黒い斑点が見られます。また冬には全身が灰色っぽくなります。しかし、分布の範囲が広いので地域によって若干の違いがあるようです。

生態は

ドイツの森林の木の上で休むヨーロッパオオヤマネコ

主に森林に生息していますが、草原や山脈の岩場などにも現れることがあります。

いつも単独で行動しています。人の前に現れることはまずないようです。

食べるものは主に小動物(ウサギやリス等)ですが、魚や爬虫類・昆虫・鳥類も食べます。

さらに、ヨーロッパオオヤマネコは非常に力が強いため、イノシシやトナカイなどの大型の動物をとらえることもあります。かなりの強さで、ある意味、最強動物です。

木登りが得意

ドイツにある森林の木の上を歩く若いヨーロッパオオヤマネコ

夜行性なので、昼間は木の上などで休息します。そして夕方や早朝に活発な活動を開始します。

さすがネコ科!木登りが得意なんですね。上の画像では、細い木の枝の上を上手に歩いています。樹上のほうが、猫は安心するのでしょう。

泳ぐこともできる

ドイツの森林を流れる小川を渡るオオヤマネコ

そしてナント、ネコ科なのに上手に泳げるのです。これにはビックリ!

オオヤマネコは泳ぐこともできるので、お魚をとってくることもあります。

水遊びをしているオオヤマネコもかわいいです。

出典:PIXTA

これは、秋の森林の渓流で遊んでいるヨーロッパオオヤマネコです。

ペットとして飼えるの?

ヨーロッパオオヤマネコを日本で個人がペットとして飼うことは難しいです。

とても食欲旺盛なので、毎日、餌を大量に用意しなければなりません。それはちょっと無理ですよね、トホホ、、、、、。

森の中の二頭のオオヤマネコ

しかし、場所や毎日食べる大量の餌などを考慮しますと、ペットにするのは難しいかな!?と思えてきます。

同じオオヤマネコ属の仲間で、カナダなどに生息しているカナダオオヤマネコについてはこちらに詳しくかいてあります。

また、同じようにオオヤマネコ属の仲間で、アメリカなどに生息しているボブキャットについてはこちらも。

縄文時代には日本にもいた?日本では絶滅!

森の中にいるヨーロッパオオヤマネコ

なんと、縄文時代の後期までの遺跡からはオオヤマネコが発見されます。シベリアから渡ってきました。縄文人もペットとしてオオヤマネコを飼育していたと考えると、イメージが変わってきますね。

その後は、環境や気候の変化などにより、オオヤマネコは日本からは絶滅してしまいました。

それでは、ヨーロッパオオヤマネコは、日本ではどこの動物園に行けば見ることができるのでしょうか?

雪上のヨーロッパオオヤマネコの親子

動物園でみれる?

京都市とパリ市は友情盟約都市です。そのため、パリ動物園から京都市動物園にヨーロッパオオヤマネコがやってきました。名前は「ロキ」です。フランスとの友好を確認するためにも、京都に行く機会があったら、ぜひ京都市動物園に立ち寄ってみましょう。

ドイツの森の中を歩くヨーロッパオオヤマネコ

栃木県の宇都宮動物園には、ヨーロッパオオヤマネコの「ダンケ」と「リーベ」がいます。

群馬県にある群馬サファリパークでもシベリアオオヤマネコがいます。

東京都の羽村市動物園にもシベリアオオヤマネコが飼育されています。

兵庫県神戸市にある王子動物園には、ラトビア共和国のリガ動物園やってきたシベリアオオヤマネコの「アル」と「ベル」がいます。

ぜひ、近くを立ち寄ったさいは、オオヤマネコを見に行きましょう。

これは、秋の森林の渓流で遊んでいるヨーロッパオオヤマネコ です。

出典:shutterstock

ヨーロッパオオヤマネコは、日本では数か所の動物園でしか見ることができない、珍しい猫です。ほかにも、世界中に珍しい猫がたくさんいます。そういった珍しい猫たちについてはこちらも。猫の写真もたくさんあります。

最後に

今回紹介したヨーロッパオオヤマネコ。こんな猫もいるんだ、と思った方も多いのではないでしょうか?

また体が大きくて、フサフサのヨーロッパオオヤマネコです。やはり、森林の減少などにより、生息数が激減しているといわれていて、とても心配です。日本では縄文時代にオオヤマネコは絶滅してしまいました。

動物園のようなところでしか見ることはできないけど、縄文人がオオヤマネコをペットとして飼っていたと思うとロマンありますね。

森林などの環境を整えて、オオヤマネコたちの暮らしを維持させてあげたいですね。

草原を歩いているヨーロッパオオヤマネコの子猫