ヒバカリ  出典:PIXTA

みなさん、ヒバカリ(英語ではJapanese keelback)というヘビをご存じでしょうか?

いったいどんなヘビなのか?

なぞの多いヒバカリを解説いたします!

飼育している動物園についても。

ヒバカリの生態

田舎でも見かけないヒバカリ。いったいどこで暮らしている、どんなヘビなんでしょうか?

まずは基本的な情報をチェックします!

体 長:40~60cm

生息域:沖縄を除くほぼ日本全域。

模 様:褐色または淡褐色、横に黒い斑点、頭から首にかけて白い1対の筋。

エ サ:カエル、オタマジャクシ、小魚、ミミズなど。

繁 殖:卵生、4~10個の卵を産む(34~37日で孵化)。

生息地:森林の湿地や水辺。里山にある田んぼなど。

性 格:大変温厚。

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だいたい50cm程度で、アオダイショウに比べると驚くほど小柄なヘビです。

森林やその付近の湿気が好きで、水の近くにいることが多いです。森の中の、さらに小川が流れているようなところじゃないと、なかなか見ることができないということですね。

しかも活動は主に明け方と夕暮れが多く、こうした薄明りで行動をする生き物を薄明薄暮性といいます。

なかなか見つけられないのは、森林の川辺で生活し、しかも早朝か夕方が姿を現す時間だからなんですね。

目はくりっとしていて可愛く、性格は驚くほど温厚です。エサも小さな生き物ばかりですね。

模様が土砂に似た褐色、または黄土色のような淡褐色。う~ん、やっぱり地味に思えてしまいます。

特徴は、頭から首にかけて白い筋のような線の模様が入っていることですね。

あとは、体の腹に近い横部分に、左右で対象な黒い斑点がついていることです。ただ、こういった模様も個体差があるので、黒点や白い筋がないものもいます。

毒はあるの?

ヒバカリの名前の由来は諸説あるそうですが、そのうちのひとつに、

もしかまれたら「その日ばかり」という説がよく言われています。

まるで毒蛇であるかのような由来ですが、実際のところは、ヒバカリはまったくの無毒です。

じゃあいったいどうしてそんな名前が?と思うのですが、どうやらはっきりとしたことはわかっていないようです。

ちなみにヤマカガシと同じ後牙類といって、口の奥のほうに牙があります。

幼蛇もまた地味な模様

ヒバカリの幼蛇は大変小さく、卵から孵ったばかりのときは、体長15cmほどの大きさです。

模様はほぼ成体と同じですが、少し黒みがかった色になるんだとか。

野生の個体を見つけた方の動画がありますので、よかったら参考にしてみてください。

値段は?

ペットショップなどにて、2000円~3000円ほどで購入できます。

ヒバカリの飼育方法

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小さくて可愛く、性格も大人しいことから飼いやすそうに思われるヒバカリですが、どうやら飼育は「難しい」の範囲に入ります。

まず、エサを探すのが難しい。

ヒバカリは、カエルやミミズ、オタマジャクシを食べるのですが、栄養バランス的にはオタマジャクシが一番良いみたいです。

でも、冬はどうしたら・・・?

ヒバカリを冬眠させる手もありますが、冬眠準備がまた難しい。。

いわゆる「ラットスネーク」といわれる、ネズミを食べてくれるヘビならば、インターネットでも入手可能なんですが。

また、体が小さいということはそれだけ抵抗力も弱く、体温調整も体の大きなヘビよりずっと難しいと考えなければなりません。

これらのことから考えて、ヒバカリはデリケートなヘビなんですね。

もし飼いたいのであれば、ある程度、飼育がしやすいヘビで飼い方を勉強してからがいいのではないでしょうか。

ヒバカリのアクアテラリウム(アクアリウム)の作り方やペット用品

さて、飼育やアクアテラリウムのレイアウトに必要なペット用品などです。

・ヘビがある程度自由に動けるケージ

デリケートなヘビなので、できるだけ自然に近いような形でアクアテラリウムをつくるために、陸地と水辺、二つの環境を作りましょう。すきまなく網目状のカバーもしましょう。

・ヘビの体がまるっと入る水入れ

ヘビの飼育には必ず必要で、脱皮を助けてくれます。

・市販のマット

床材は爬虫類用のマットと、自然の土を利用しましょう。

床は湿らせないようにしてください。

土は雑菌が多くいますので、きちんと天日干しにして使います。

そして、下に水苔を敷き、上に土を敷くことで、自然と同じ、

地面の下が水気の多い環境を作ることができます。

植物や水苔、石、木の枝など。

ケージの中に、植物の鉢を置いたり、木の枝や平ヘビが上に乗って休めるような石をおきます。

ヘビの好む空間づくりとして、シェルターも乾燥と多湿、二つのタイプをそろえましょう。

・なるべく涼しい環境で。

朝夕が活動時間のヘビなので、涼しい環境を好みます。ですが、エアコンでは湿度管理が難しく、かといって暑いと困ります。。。

この湿度の調整が、越冬できるかどうかのカギともなります。自然界では、涼しい森の水辺にいます。それが再現できるといいです。

こうしてヒバカリの飼育について必要なことを述べましたが、やはりアオダイショウやシマヘビなどと比べると圧倒的に難しいことがわかります。

シマヘビの床材は、新聞紙やキッチンペーペーでいいですから。。。

ヘビ飼育の初心者には向いていないヘビということなんですね。

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ヒバカリは、基本的にヘビ用に市販で売っているピンクマウスを食べません。

野生でも食べることがないですからね、もともと偏食の気があるヘビは、自分が食べたいものしか食べようとしません

では何を食べるのか、というと。

オタマジャクシ、カエル、小魚、ミミズ、などです。

ケージの中に生きたエサを設置しておくのが望ましいです。

小さな容器の中に小魚やオタマジャクシを入れて、おいておきましょう。

ただし、容器の水が汚れるとエサを食べなくなります。ヒバカリは特に綺麗好きのようなので、こまめにケージの掃除含め水の入れ替えもしてくださいね。

また、エサを複数用意して、どれを食べてもいいようにしてください。

ヒバカリを飼うときは、エサや住環境を十分気を付けましょう。

ヒバカリは比較的小柄な蛇です。巨大な蛇のアナコンダは9mほどの長さになることもあります。アナコンダについてはこちらも。

ヒバカリについてのまとめ

1.小柄でとてもおとなしく、夕暮れや早朝に活動する。

2.毒は無し。

3.幼蛇は生体と変わらない姿をしている。

4.小柄なため、ストレスで弱りやすく、飼育が難しい。

5.餌は、オタマジャクシ・カエル・小魚・ミミズと多様だが、中途半端では栄養が偏る。

大変可愛らしいヘビでしたね!

できることなら、野生のヒバカリに出会ってみたいものです。