ワオキツネザルの親子

霊長目のワオキツネザル(英語ではRing-tailed lemur)は、猿の仲間でも、特に人気です。動物園のワオキツネザルのコーナーでは、常に人だかりが出来ています。やはり子猿を背負っている姿と、愛らしい動きが人気です。

そんなワオキツネザルの生態や生息地、絶滅の危機の原因などを調べていきます。また、飼育している動物園も!

ワオキツネザルの生態

ワオキツネザルの尾は長い

こちらをみているワオキツネザルがかわいいです。尾も長くて、色のコントラストが鮮やかですね。

体長は大きいものになると45cmほどです。尾のほうが長くて、62cmほどになります。体重は大きくなると3.5kgほどになります。

その長い尾に輪のように、白と黒の模様があるので、ワオキツネザルと呼ばれています。英語でも、Ring-tailed lemurとなっていますね。

ジャンプしているワオキツネザル

ワオキツネザルは木の上で生活することが多く、ジャンプ力が強いです。

ワオキツネザルが日光浴をする理由は?

日光浴をしているワオキツネザル

ワオキツネザルは昼行性で、特に早朝に日光浴をします。この後ろ姿もかわいいです。ワオキツネザルは体温を調整する能力がやや弱いです。それが理由で、朝に起きて、体温を上げるために、ワオキツネザルは日光浴をします。

ワオキツネザルが集まって日光浴をしている

また体を寄せ合って、温めあったりもします。

ワオキツネザルの生息地

マダガスカル島の森林と川の自然

アフリカ大陸の東岸にマダガスカル島があります。そのマダガスカル島の南部にワオキツネザルが生息しています。5000万年ほど前に、アフリカ大陸からマダガスカル島に流れ着いたキツネザルの種が、ワオキツネザルに進化しました。そして、ワオキツネザルはマダガスカル島の固有種となりました。小笠原諸島やガラパゴス諸島の固有種と同じですね。

マダガスカルの国獣となっています。マダガスカル島ではMakiという愛称で呼ばれています。

他の猿と同じように、20頭前後の群れで生活しています。

同じように、マダガスカル島の固有種で、マダガスカルマングース科のフォッサについてはこちらも。やはり動物園でも大人気!

ワオキツネザルの餌は?

森林の木の上を歩くワオキツネザル

猿の仲間なので、やはり雑食です。植物や果実、昆虫や小動物を食べます。木に登って、果実を食べたりします。

同じ猿の仲間の、オマキザル科のウアカリは南アメリカ大陸のアマゾン川流域に生息しています。ウアカリについてはこちらも。ウアカリも雑食ですが、その生態はまだ明らかではないです。

寿命

ワオキツネザルは野生では15年ほど生きます。動物園などでの飼育下では20年ほど生きます。

ワオキツネザルは絶滅危惧種

ワオキツネザルが日光浴をしている

やはり、マダガスカル島でも森林の伐採や開発のため、ワオキツネザルの生息域が減少しています。また、地球の環境変化などにより、食べ物となる植物や昆虫なども減少しています。そのため、ワオキツネザルは絶滅の危機となっています。

下の画像はマダガスカル島で有名なバオバブの木です。

マダガスカル島のバオバブの木

マダガスカル島は島のため固有種が数多くいました。もともとマダガスカル島には天敵となる存在がいませんでした。16世紀ころに航海してマダガスカル島にきた人々が持ち込んだネズミなどのために、絶滅した動物もいます。

また、マダガスカル島の環境の変化や森林の伐採のため、17世紀ころに絶滅した巨鳥のエピオルニスについてはこちらも。

ワオキツネザルの赤ちゃん

ワオキツネザルの赤ちゃん

上の画像は赤ちゃんを背負っているワオキツネザルのお母さんです。こちらを見ていてかわいいです。哺乳目なので乳を飲んで育ちます。生後5か月で離乳します。

ワオキツネザルを見れる動物園は?

枝にぶらさがっているワオキツネザル

ワオキツネザルは大人気のため、上野動物園東山動植物園を始めとして、日本全国の主な動物園で見ることができます。

ぜひ動物園に行ったときには、ワオキツネザルを見ましょう。

霊長目の仲間であるアイアイがいます。やはり、上野動物園で人気です。アイアイはマダガスカル島の北部に生息しています。ワオキツネザルは南部に生息していました。アイアイについてはこちらも。

おわりに

マダガスカル島は海に囲まれた島なので、ガラパゴス諸島などと同じように、固有種が多いです。ワオキツネザルだけでなく、フォッサなども絶滅の危機となっています。また、絶滅してしまったドードーやエピオルニスなどもいました。

マダガスカル島の環境がよくなって、ワオキツネザルが楽しくすごせるといいです。