ゾウリムシの簡単な増やし方。乳酸菌飲料を使う!メダカの針子や稚魚の餌として最適

飼っているメダカの稚魚が元気に育ってほしいです。そのためには餌が重要です。卵から孵化したばかりのメダカの針子や稚魚にとっては、ミジンコや粉餌は大きすぎて口に入りません。その点、ゾウリムシは単細胞生物でかなり小さいので、針子でも食べることができるので、餌として最適です。また、繊毛中の一種で水中で動くので、メダカが動く餌を食べる訓練にもなります。そんな、ゾウリムシを繁殖させるのには苦労しますが、乳酸菌飲料を使った簡単な増やし方があるので紹介します。

乳酸菌飲料を使った、ゾウリムシの簡単な増やし方

まずは、ゾウリムシを培養するために準備するものからです。

  • 種となるゾウリムシ。
  • よく洗った空の500mlのペットボトル。
  • 水道水。
  • 乳酸菌飲料。
  • スポイト。

これらを使って、簡単に増やす方法を、これから順を追って説明していきます。

①メダカ養殖販売店で種となるゾウリムシを買ってくる

メダカ養殖販売店で500円で購入したゾウリムシの入った水500ml。

まずは、種となるゾウリムシを入手するところから始めます。インターネットの通販で購入してもいいのですが、通販だと、輸送の途中で温度の変化や酸素不足などで、ゾウリムシが激減することがあります。そのため、メダカ養殖販売店で買うことをお勧めします。なぜならば、実際に養殖に使われているゾウリムシは信頼性があり安全だからです。だいたい、ペットボトル500mlで500円で販売しているところが多いです。購入して、自宅に持って帰ったら、酸素を取り込むために、蓋を少し開けておきましょう。また、日光の当たらない場所に置いておきましょう。

②500mlのペットボトルに水道水を400ml弱だけ入れる

500mlのペットボトルに水を四分の三くらい入れている。

今回は2本のペットボトルでゾウリムシを増殖させていきます。きれいに洗った500mlのペットボトルに水道水を400ml弱だけ入れます。その時、雑菌が入らないようにしましょう。特にカルキ抜きは必要ありません。500mlの大きさがちょうどよいです。1Lのペットボトルだと大きすぎるためか増えづらく、また沈殿物も多くなり、水槽の水が濁る原因となります。

③乳酸菌飲料を準備する

明治プロビオヨーグルトR-1

今回は、乳酸菌飲料の中でも「明治プロビオヨーグルトR-1」を使用しました。ゾウリムシ自体の餌としてエビオスなどの酵母を使う方法もありますが、そういった酵母を粉末にして水に溶かすと、最終的に水カビが発生しやすく、メダカの稚魚の水槽に入れることができないことが多いです。乳酸菌飲料だと、しっかりとゾウリムシが消費してくれて、水カビが発生しづらく、ゾウリムシが増えると透明できれいな培養液となります。

④スポイトでペットボトル1本あたり4滴の乳酸菌飲料を入れるだけで、簡単に培養液ができる

スポイトで乳酸菌飲料を滴下している。

スポイトは100円均一ショップで販売してあるので買っておきます。そのスポイトで乳酸菌飲料を吸い取って、4滴だけペットボトルに入れます。これだけで簡単にゾウリムシの培養液ができます。たったこれだけの栄養でゾウリムシが増えるのかと思われがちですが、確実に増えます。

右のペットボトルに4滴の乳酸菌飲料をいれたので、かすかに白く濁っている。

左のペットボトルには何も入れてなくて透明の水が入っています。右には4滴の乳酸菌飲料をいれたので、薄く少しだけ白く濁っています。比較しても、ほとんど見分けがつかないくらいですが、このくらい薄いほうが、ゾウリムシが食べつくしてくれるので、増えた後に透明の液体となり、余計な栄養分が残らず、沈殿物や水カビが発生しません。

⑤ペットボトルの細くなるところまで種となるゾウリムシを入れる

右のペットボトルに細くなるところまで種のゾウリムシを入れた。

メダカ養殖販売店で購入したゾウリムシを種として、ペットボトルに注ぎます。分量としては100ml弱です。ペットボトルがくびれて細くなる部分まで注ぎます。それ以上入れると、水面の面積が狭くなり、水中に酸素を十分に取り込めなくなり、ゾウリムシがあまり増えません。

蓋は載せるだけ。

空気が循環して酸素を取り込めるように、蓋は載せるだけです。また、日光が当たるとゾウリムシは増えないので、日の当たらない暗所に置いておきましょう。これで、出来上がりです。簡単でしたね。

⑥完成!ゾウリムシが増えて培養液が透明になったら2滴ほど乳酸菌飲料を追加する

培養を始めて4日後。

右のペットボトルはもともとメダカ養殖販売店から購入したものです。左の2本が、ゾウリムシを増やし始めて4日経過したものです。まだまだ、完全に透明とまではいきませんが、ゾウリムシが少し増殖して、白い濁りが薄くなっています。1週間ほど待つと、ゾウリムシが増えて、培養液が透明になります。この時にまだ白く濁っているようでは、最初に乳酸菌飲料を入れすぎで、あまった乳酸菌飲料に水カビが生えてきます。一番右のペットボトルのように、ゾウリムシが増えて、培養液が透明になったら、乳酸菌飲料を2滴ほど追加して、餌を与えてあげましょう。このようにして、継続して増やすことができます。しかし、あまり長期間、維持すると沈殿物が発生するので、できるだけ早く、稚魚の餌として使った方がいいです。

メダカの針子や稚魚に餌としてゾウリムシの与え方

少し大きくなった王妃メダカの稚魚。

ゾウリムシの培養液を入れすぎても問題はありませんが、メダカの水槽の飼育水10Lあたりにゾウリムシの培養液をペットボトルの蓋一杯程度(約5ml)で十分な量です。

王妃メダカの針子。

孵化したての針子であれば、ゾウリムシだけでもいいですが、少ししたら稚魚用の微細な粉餌もいっしょに与えましょう。ゾウリムシは動くので、メダカもピクッピクッと動きながら食べます。その姿は可愛いですよ。メダカにとってミジンコやゾウリムシなどの生き餌は、自然な河川の中で食べているものと同じものなので最適な餌です。ミジンコは大きくて針子は食べることができないので、小さいうちはゾウリムシを与えてあげましょう。

まとめ

ゾウリムシを簡単に増やす手順のまとめです。

  • メダカ養殖販売店で種となるゾウリムシを購入。
  • きれいに洗った500mlの大きさのペットボトルに水道水を400ml弱入れる。
  • 乳酸菌飲料も準備しておく。
  • スポイトでペットボトル1本あたりに乳酸菌飲料を4滴だけ入れる。
  • ペットボトルの細くくびれたところまで種となるゾウリムシを注ぐ。
  • 一週間ほど待つと培養液が透明になってゾウリムシが増えている。

これで、ゾウリムシを培養できます。できるだけ自然な河川と同じようにメダカの稚魚を飼育してあげる方が、よく育ちます。

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