さて、今回は文鳥の鳴き声について書きます。文鳥にはさまざまな鳴き方がありますが、その鳴き方によって意味や伝えたい気持ちや意味が変わってきます。その鳴き声には「地鳴き」、「さえずり」、「警戒鳴き」の3種類があります。我が家のペットの文鳥の鳴き声と比較して書いていきます。
文鳥の鳴き声をご紹介
これから、その九つの種類と、それぞれの意味や気持ちを説明していきます。
①ピッ!チッ!(中音)は仲間の存在を確認したり、返事をしている。
地鳴きと呼ばれるものです。
仲間の存在を確認したり、相手を呼んだり、ひとりごとのように鳴くこともあります。うちの文鳥の場合は、主に飼い主が話してる時に「ピッ!」と鳴きます。また、飼い主が呼ぶと返事するように「ピッ!」と鳴いたりします。「ピッ!」と返事をしてくれた時は、我が家では「お返事がよろしい!」とよく言っています。記事を書いてる今も、嫁が呼ぶと、「ピッ!」と反応しています。文鳥は賢いので、名前がわかる証拠ですね。この中音の「ピッ!」は、我が家ではよく聞く鳴き方ですね。
②「ピッ!」(高音)は呼び鳴き。
呼び鳴きです。飼い主がどこか別の部屋に行こうとしたり、出かける時だったり、トイレに立つ時だったりです。人間が席を立つときに主に聞きます。「飼い主!どこ行くのー!?」と言っているのかもしれません。飼い主が帰宅した時も「ピッ!」と呼び鳴きします。
これはきっと、「飼い主帰ってきた!おかえりー!」と言っているんでしょうね。また、この記事を書いているときに嫁がくしゃみをしたんですが・・。その際もこの呼び鳴きをしていました。どうやら咳でもこの呼び鳴きをしていますね。その後歌を歌っていますね。こ、これはどうして呼び鳴きしたのかは分かりませんが・・。ちなみに、以前飼っていた文鳥は①の地鳴きの大きい版だったらしく、高音が出るのは現在飼っている文鳥ならでは、みたいです。
③「きゅーきゅー」は寂しかったり甘えたいとき。
パートナーに向かって、寂しい、甘えたい、一緒にいたいというような気持ちで鳴く声です。
オスの文鳥が夜中や薄暗い場所でこういう鳴き方をすることが多く、飼い主さんに向かって鳴くこともあります。この「きゅーきゅー」という鳴き声、現在飼っている文鳥が発しているのは実は聞いたことがありません。嫁が以前飼っていた文鳥が、この「きゅーきゅー」という鳴き声をしていたそうです。リビングに居て、嫁がそこから離れるときに「きゅーきゅー」と聞いたそうです。やはり甘えたい、寂しいのがあったのかもしれませんね。今飼っている文鳥がこの鳴き方をしないのは、我が家がワンルームで、外出やトイレ、お風呂などの用事がない限りずっと近くにいるからでしょう。なお、雛の頃に撫で撫でした時も「きゅーきゅー」と鳴いていたので、きっとあの時は甘えていたんでしょうね。「甘え鳴き」とも呼びます。
④「ピポピポピポ!」あるいは「ポピポピポピ!」は再会の喜びを分かち合っている。
ペアのオス・メスが少し時間を置いて再開した時、それぞれが連続した鳴き方を出します。高さの違う2つの音が混ざるので「ピポピポピポ」と聞こえます。
「また会えて嬉しい」、「また仲良くしてね」という意味の鳴き交わしです。うちの文鳥は現在一人っ子ですが、保温カバーを開けるときや、私が立ってケージ越しに撫でようとすると「ポピポピポピ!」と鳴きます。さ、再会・・なんでしょうか。喜んでいるのには間違いないでしょうね。ちなみに私が撫でようと保温カバーを開けると、「ポピポピポピポピ!ホィー!ホィー!」とテンション爆上がりで熱烈歓迎してくれます。嫁ではここまでテンションが上がりきらないんですよね。ちなみに、テンションが上がるのはいいんですが、テンションが上がりすぎるのか・・。最近では私は噛みつかれています(笑)。嫁には噛まないんですよね・・。実はこれは我が家では気になっています。この「ホィー!ホィー!」に関しては後々書きます。
⑤「きゃるきゃる!」「きゃるるるる!」。
文鳥の威嚇の声で、「警戒鳴き」の一種です。
相手に向かってクチバシを大きく開け、首を突き出し、何かを転がすような「きゃるきゃる」という連続音を出します。鳴きながら頭を左右に揺らす様は「おうおう、やんのか?」と言っている様。相手が引き下がらないと、ケンカに突入します。うちの文鳥の場合、「きゃるるるる!」とクチバシを大きく開いてすでに攻撃してます。相手が引き下がる前からケンカに突入してますね(笑)。また、右足がガニ股なので羽繕いが上手くいかないのか、羽繕いしてる時も「きゃるる!」と鳴いています。この「きゃるる」、特に私が対象のようでして・・。以前は私の右手の薬指と小指が特に「きゃるる!」の対象で、よく攻撃されていました。しかし私も文鳥を飼うのは初とはいえ慣れたのか・・。「お?きゃるるですか??」と右手を差し出し、「きゃるる」され・・。我が家では「きゃるる案件」と呼んでいます。また、上記にも書いたんですが、最近では私にテンション爆上がりするようになりまして。再び私に「きゃるる」するようになってきました。
⑥「ホィー!ホィー!」は、テンションが爆上がりしている時。
これは本にも鳴き方が書いてない、うちの文鳥オリジナル?の鳴き声です。ご飯を替えるときや、特に私に対して発する鳴き声です。その意味は我が家でも解明されておらず、文鳥を飼って10数年の友達に聞いても「わからない」そうです。ご飯をあげるとき・・「ポピポピポピ!ホィー!ホィー!」。私が保温カバーを開ける時・・「ポピポピポピ!ホィー!ホィー!きゃるるるる!」。私が撫でる時・・「ホィー!ホィー!」。とりあえずテンションが爆上がりしている時に、「ホィー!ホィー!」と鳴くことが多いので、我が家では「よくわからないけど嬉しいのは確か」と判断しています。本にも書かれない鳴き方、気になりますね。
⑦「ぴーよぴーよ!」(歌の一部)。
メスに愛を伝えるオスのラブソングです。
「さえずり」と呼ばれるもので、オス特有の鳴き方です。好きな相手に向けて歌ったり、縄張りを主張したい時にも歌います。10秒ほどのメロディには個性もあり、どうやら雛時代に聴いた歌(多くは父親の歌)を覚えるようです。現在飼っている文鳥の歌は「ぴーーーよぴよぴよぴよぴよ!ホィヨヨピヨヨホィヨヨピヨヨ」。以前飼っていた文鳥の歌は「ぴーーーー!チョコリ!チョコリ!チョコリ!チョコリ!」。ざっと文字にしてみましたが、文字で見ても個性が出ているのがわかりますね。どちらも高音の歌を歌います。嫁が音楽が好きというのもあり、よく音楽をかけて聴かせていました。嫁は「英才教育した」と言っています。
⑧「ゲゲッ」は驚いたとき。
不意に驚いた時に出る大きな鳴き声です。
驚いたり、危険を感じたりした時に出る警戒の声で、「ゲゲッ!」「ゲロゲッ!」と短く太い声で鳴きます。この声を聴いた他の仲間は背を低くして硬直し、何が起こったかを探ります。仲間に異常を知らせる警告音の役割もあるのです。
⑨「キャンキャン」。
メスがオスを呼ぶ大きく甲高い鳴き声です。
メスの発情期特有の鳴き方で、パートナーであるオスや飼い主さんを呼ぶために「キャンキャン」と大きな声で鳴きます。思いが届くまで延々と鳴き続けることも。オスの求愛ソングに、合いの手のようにこの鳴き声で応えることもあります。メスの発情期特有の鳴き方ではありますが、以前飼っていたメスの文鳥は「キャンキャン」と鳴かなかったそうです。と、いうのも、元々あまり鳴かない子だったらしく、地鳴きも小さかったそうです。オスの文鳥と一緒に住んでたというのもあるのかもしれません。
まとめ
文鳥の鳴き声と、その気持ちをまとめると次のようになります。
- 文鳥の鳴き声には「地鳴き」、「さえずり」、「警戒鳴き」の3種類がある
- 「ピッ!」は地鳴きと呼び鳴き
- 「きゅーきゅー」は寂しかったり甘えたい時に鳴く合図
- 「ポピポピポピ!」は再会の喜びを分かち合っている、飼い主にもするしオス・メス同士のペアもする
- 「きゃるきゃる」は警戒鳴きで怒っている
- さえずりは個性があり、オスによって異なる
- 「ホィー!ホィー!」はテンションが爆上がりしている時
- 鳴き声を文字にすると書き手による
- 考えるな、感じろ
以上がまとめになります。