ボタンインコはコザクラインコと並んで人気が高いです。どちらも、つがいでの仲が非常に良いため、ラブバードとも呼ばれています。見た目も近しい2種類のインコですが、ボタンインコはコザクラインコよりも少し神経質で臆病な面を持ち合わせている為、飼育には注意が必要です。この記事では、
- 生態
- 種類
- 飼育方法
などについてご紹介します。
生態
ボタンインコはコザクラインコ同様、オウム目インコ科ボタンインコに属しています。名前の由来となっている目の周りを囲った白のアイリングが特徴といえます。日本では主に「キエリクロボタンインコ」と「ルリコシボタンインコ」の二種類が多く流通していますペット飼育では単体飼育、もしくはつがい飼育がすすめられますが、野生では基本的に数十羽の群れで生活をしています。色はコザクラインコに比べて、はっきりとした派手な印象が強く、色鮮やかです。英語ではLilian’s Lovebirdと書き、漢字では牡丹鸚哥と書きます。
生息地。
主にアフリカ大陸に生息しています。
大きさ
ボタンインコは体長が約13㎝、体重は35~50gの小型の鳥です。ミニトマト2.5個分くらいの重さです。軽いですね。コザクラインコに比べると一回り小さい印象です。
餌。
植物の種子を食べる穀食性ですが、くだものも大好きです。
寿命は?
ボタンインコの野生下での寿命は10年前後と考えられていますが、飼育下では10~15年程度生きる個体がほとんどです。飼育環境をよくすることで、20年以上生きた個体も確認されています。ボタンインコはストレスに敏感な性格をしているので、できるだけストレスのない飼育環境を整えてあげることが大切です。
どんな鳴き声?
ボタンインコは甲高い声質で、結構大きいのが特徴的です。凄く甲高く「ピッピッ」と鳴いています。少し怒っているのでしょうか。
もともと鳴き声でのコミュニケーションを頻繁に行う種類なので、飼育する際は朝晩などの防音対策もしっかり行いましょう。
種類
ボタンインコもコザクラインコ同様に、品種改良によりさまざまな体毛色が存在します。
- ノーマルボタンインコ
- ブルーボタンインコ
- 白ボタンインコ
- アルビノボタンインコ
- ルリコシボタンインコ
- キエリクロボタンインコ
- バイオレットボタンインコ
ブルーやバイオレットはなかなかお目にかかれない希少種!一度は目にしてみたいですね。
ペットとしての飼育方法
ボタンインコを飼育する際に必要なものは、
- 鳥かご
- 止まり木
- 水浴び容器
- エサ入れ
- 水入れ
- ヒーター
です。ペット関連の販売コーナーにいくと大抵揃います。ボタンインコは本来温暖な地域に住んでいる為、日本で飼育する場合はヒーターなどの暖房器具を使い、適温である26~28℃を保つ必要があります。また、ボタンインコは水浴びをする習性がある為、定期的に水浴びが出来る環境を整えてあげましょう。水浴びをすることで体の汚れを落とし清潔に保てますし、ボタンインコのストレス発散やリラックスする効果にも繋がります。(水浴びが嫌いな個体もいますので、実際に飼ってみてボタンインコの様子を観ましょう)
値段は?
お値段は8000円~12000円です。ブルーボタンインコも人気で同じくらいの価格です。
なつく?
ボタンインコはパートナーと認めた相手に対してはかなり寛容な性格ですが、それ以外の相手に対しては警戒心が強いという特徴をもっています。攻撃的な雰囲気を感じる場合は噛まれる場合もありますので、ケージに触れないようにしましょう。飼い主をパートナーと認めてもらえるよう、適度なスキンシップのためにも、毎日放鳥をしてボタンインコと触れ合う時間を作りましょう。そうすると、なつきます。
飼い主に懐いて、手乗りボタンインコどころか、袖の中に入って、じゃれあっています。可愛いですね。飼い主さんの口元あたりにきて甘えたり、箸をくわえて落としたりして遊んだりします。
オス、メスの見分け方。性別で性格は違う?
見分け方は、コザクラインコの場合と、ほとんど同じです。しかし、性別を見分けるのは困難です。オスは頭頂部が丸く、やや小柄です。嘴はメスより大きい傾向にあります。オスのほうが、おとなしい性格です。メスは頭頂部がやや扁平で、大柄です。細い物を巣に運ぶ行動をするのは、メスです。
まとめ。性格に合った生活環境を整えよう
ボタンインコは基本的に陽気な性格をしていますが、飼い主以外に対しては人見知りが激しく、神経質な一面を持ち合わせています。来客の時などは、ストレスを与えないように気をつけましょう!また、何にでも興味を持ち、活発で遊び好きな性格をしているので、是非たくさんコミュニケーションを取り、ボタンインコにとって素敵なパートナーとなれるといいですね♪