今、鳥飼いさんの中でも人気の上位に来ている、「文鳥」です。「とりっち」という鳥SNSで実施された、最新の人気の鳥ランキングでは、「文鳥は4位」という結果を残しています!
そんな鳥飼いさんの中でも人気の文鳥は、繁殖期にもなればペットショップでも多く見かけます。
これを読めば、その文鳥さんが今どんな気持ちなのかが分かる!そんな記事を書いていきますのでよろしくお願いします!
文鳥の気持ち
ところで、「鳥は表情がない」なんていう言葉を聞いたことがあります。
私自身はこの「鳥が表情がない」には否定派ではありますが、表情以外で、「文鳥は何を考えているの?今どんな気持ちなの?」などなど、そんなあなたの愛鳥さんの気持ち、知りたくはないですか?仲良くなると色んな行動やしぐさで示してくれます。
そこで、そんな「文鳥の気持ち」を、鳴き声や仕草、文鳥さんのフォルムから見ていこうと思います!
嬉しい!「ギュッギュッ」と喉を鳴らす
実は文鳥さんが「喜んでいる」と分かるシーンは少ないです。
その中で、嬉しいときにするのが「ギュッギュッ」と喉を鳴らすことです!
桜文鳥の方は、頭を撫でられて気持ちよさそうにしている時に、「ギュッギュッ」と喉を鳴らします!
我が家では「うっとり」しているんじゃないか、とも言いますが、これはどうやらオス・メス共通なようです!
そこまで心を許してくれる文鳥さん・・なんとも可愛らしいじゃないですか!
後にも書きますが、オスの場合、ご機嫌な時に歌を歌うと言うのもあります。
我が家では「ご機嫌ソング」とも呼んでます!
満足している!尾羽をプルプルする
また、嬉しいと似ているのが、「尾羽をプルプルする」です!
この尾羽をプルプルさせる行為は、主に「満足した」時にするそうです!
例えば我が家では放鳥をしてしばらく経った時、水浴びをしたとき、放鳥中にご飯を食べた時などに、尾羽をプルプルします。
飼い主としては、この尾羽プルプルを見ると、「あー!満足してもらえましたね!」と、思わず敬語も飛び出すくらいに嬉しく思えます!
特に水浴びでは、体を乾かそうとするときに一緒に尾羽もプルプルしています!
文鳥さんは綺麗好きな鳥なので、水浴びはやはり満足度が高いようです!
文鳥さんをよーく見てると、意外なところで尾羽をプルプルしているかも?
ちなみに、我が家の文鳥たちは2羽とも水浴びが非常にダイナミックで、一緒に放鳥するとテーブルが水浸しになる程です(笑)
しかも何度も(我が家で最大1羽で4度風呂)入るので、紙類はもれなく片付けておかないといけません!
水浸しになったテーブルを飼い主がティッシュで拭いている姿を見て、更に満足そうにしてる桜文鳥と、ティッシュに噛み付いてくるシルバー文鳥でした(笑)
また、水浴び後の文鳥さんの匂いを嗅ぐのは、飼い主あるあるだそうです(笑)
水浴びは、文鳥さんも嬉しいですし飼い主も嬉しい、素敵な時間のひとつです!
今は怒っているの!「キャルルルル」と鳴く
よく文鳥さんは「気が強い」と言います。
実際どうなのかというと、我が家の文鳥ももれなく気が強いです(笑)
オス同士だろうがメス同士だろうが、オスとメスの喧嘩だろうがお構いなし!
この、喧嘩の時によく見られるのが「キャルルルル!」という鳴き声です。
通称「警戒鳴き」とも呼ばれる鳴き方で、「怒っている」、または「威嚇している」時の鳴き声ですね。
「キャルルルル」と鳴いてボクサーのようにユラーユラーと首を揺らしているときは「喧嘩一歩手前」の姿勢なので要注意です!
もし喧嘩をしようとしていたら、仲裁に入った方がいい、と言うのが私の意見です。
ちなみに、この2羽が喧嘩するときは、「キャルルルル!」「ポルルルル!」と首を揺らして、距離が縮まると始まりです。
「キャルルルル」は威嚇でもあるので、片方がくちばしを収めれば、喧嘩に発展しないこともあります。
ちなみに、文鳥さん同士だけでなく、人間にも怒ることは当然あります。
特に注意したい行為が、「文鳥さんのくちばしに指先を向けること」ですね!
これは文鳥さんは怒ります。
触らぬ神に祟りなし、文鳥さんが怒っていたら、そっとしておいてあげるのが一番かもしれませんんね!
余談ですが、オスよりもメスの方が気が強いと言われています。
白文鳥のメスは特に気が強いとか?
もちろん個体差はありますが、文鳥さんにもれなく喧嘩を売られるのは飼い主あるあるかもしれません(笑)
ちなみに我が家の桜文鳥は、以前こそ指先を向けたら怒りましたが、今では指先を向けても怒りもしません。
「完全に仲間だ!」と思ってもらえたからかもしれませんね!
文鳥さんに噛まれると、実は結構痛いんです・・(泣)
噛まれ慣れるとそうでもないようですが、私は今でも文鳥さんが更に噛みたくなるようないい反応をしてしまうそうです(笑)
文鳥さんは飼い主を噛んだ結果、反応があると喜んでしまうので、もし噛まれるのが嫌な飼い主さんは、噛まれても無視するのが有効です!
まったりリラックスしているんです!おもちのような仕草
文鳥さんが止まり木や飼い主さんの手で、足も見えなくなるくらいに体が沈んでいるシーンがあります。
そんな時は、「リラックスしている証拠」なんです!
通称「おもち」と言われる状態ですね!
このおもち化した文鳥さんは非常に可愛く、カラーによっていろいろなおもちに例えられるそうです(笑)
飼い主さんの手でおもち化してくれたら、それはリラックス状態できるまで「飼い主さんを信頼している証拠」でもあります!
おもち化した文鳥さんはついついパシャリと写真を撮りたくなる一コマですね!
また、手のひらでリラックスを超えて寝てしまう文鳥さんもいます!
桜文鳥とシルバー文鳥がヒナの頃は、時々私や嫁の手のひらで寝てくれてほっこりした記憶があります。
可愛いヒナの寝顔を微笑ましく見る自分と、全く体を動かせなくなる自分との心の葛藤は懐かしいものです(笑)
ちなみに、文鳥さんは更に眠くなると、くちばしを首の後ろに持っていくんです!
くちばしを首の後ろに持っていった文鳥さんはもれなく睡眠モードです!
ここまでの姿を見せてもらえたら、飼い主としても嬉しい限りで、尾羽があったらプルプルさせてしまうところですね(笑)
余談ですが、文鳥さんは「熟睡」することがないです。
と言うのも、寝ている間に外敵に狙われないようにするために、片方の脳だけを休めて、もう片方の脳は起きた状態だそうです。
ですので、夜あまり寝ていなかったとしても、その分昼寝したりして、全体の睡眠を補っているとか。
「羽繕い」もリラックス状態にする仕草の一つです!
羽繕いしている時は、のんびり体を手入れして綺麗にしている状態ですね!
文鳥さんは綺麗好きで、水浴び以外にも羽繕いをするほどです!
また、文鳥さんが片足をお腹にしまっている姿を見ることもありますが、これも「リラックスしている状態」です。
片足をお腹にしまっているのは、ウトウトしている時が主です。
ですが、冬場や寒い時に片足をお腹にしまっている時は、体温をあげるために片足を温めている状態でもあるかもしれません。
そんな時は、しっかり保温してあげてくださいね!
ウトウトしている状態で一番わかりやすいのは、「あくび」かもしれませんね。
あくびをしているときは当然眠いですよね?
ここで、手のひらや止まり木の上で寝たり、首を後ろに持っていったり、スヤスヤウトウトするんですね!
しかし、あくびは眠い時だけではありません。
例えば病院帰りなど、緊張状態から解き放たれた安心感から、眠くなるケースもあります。
ですので、病院帰りの際は、ゆっくりケージで休ませてあげてくださいね!
「私の歌声とダンスどう?」歌とダンスにはこんな意味があった!
オスの文鳥さんは、ヒナの時に「ぐぜり」と呼ばれる歌の練習をして、それがだんだん上手くなり、最終的にオリジナルソングになります。
この歌は主に「求愛ソング」ともいい、パートナーへのアピールになるんです!
我が家の桜文鳥とシルバー文鳥は両方ともオスですが、桜文鳥の方はもう歌は完成しています。
嫁が指を差し出すと桜文鳥の方は歌うんですが、私には歌ってくれません。
文鳥さんの場合、パートナーになるのがメスの文鳥とは限らず、人間でもパートナーになるんです!
なので、メスの文鳥がいないのに歌うことを考えると、桜文鳥の方は嫁をパートナーと思っているのかもしれませんね!
この歌、主に自分の父親の歌を90%真似て、残り10%を自分のオリジナルで仕上げるそうです。
シルバー文鳥の方は現在歌の練習中ですが、桜文鳥の方が「こうやって歌うんだよ」と言わんばかりに歌を聞かせているので、喧嘩しつつもいい仲ではあるようです!
そしてオスの文鳥さんはダンスも踊ります!
止まり木や人間の指や腕で「ピョンピョン」とジャンプする様子がダンスです!
このダンスも「求愛ダンス」と呼ばれ、主にパートナーへのアピールですね!
中には「歌を歌いながら求愛ダンスを踊る」文鳥もいるそうです!
ちなみに、オスしか歌を歌ったりダンスを踊ったりしないので、文鳥の性別がわからなくても歌やダンスでオスかメスを見極めることもできます!
「飼い主大好き!」そんな愛情表現!
文鳥さんはパートナーのことが大好きです!
そんなパートナーのために、文鳥さんは愛情表現をしてくれます。
それは上記で書いた、求愛ソングや求愛ダンス、手のひらで寝るくらいリラックスして心を許してくれる、といったものももちろん入ります。
ここでは別の愛情表現を書いてみます。
それは上記で書いた「羽繕い」でもあります。
ここでの羽繕いは、自分にする羽繕いではなく、「パートナーにしてくれる羽繕い」です。
例えば、頭の上に乗って髪の毛をハミハミしてくれるのも愛情表現です。
人間の指を優しく、カミカミではなく、ハミハミしてくれるのも文鳥さんの愛情表現です。
文鳥さんは非常に愛情深い生き物です。
ですが、2人が同じ愛情を注いで、博愛主義になる文鳥さんもいれば、片方をパートナーとして、もう片方にはそっけない態度をとるのも文鳥さんの特徴でもあります。
仮にパートナーに選ばれなかったとしても、自分には寄ってこなかったとしても・・
それでも文鳥を好きでいることが私は大事だと思います。
まとめ
- 「ギュッギュッ」と喉を鳴らすのは嬉しい気持ちのとき
- 「歌を歌う」のは、メスへのアピールでもあるが、ご機嫌な時でも歌う
- 「尾羽をプルプルさせる」のは、満足している時
- 「キャルルルル」は威嚇している時の鳴き声、多頭飼いの時は鳥同士の喧嘩に注意
- 文鳥のくちばしに指先を向けるのは、喧嘩を売っているのと同意なので注意
- 「おもち」はリラックスしている状態
- 手のひらで寝てしまうのはリラックスしている状態
- 片足をお腹にしまっている時は、ウトウトしている状態でもあるが、気温にも注目したい
- 歌を歌う、ダンスを踊るのは、メス・パートナーにアピールしている
- 羽繕いはリラックスしている時にもするが、人間に羽繕いしてくるのは愛情表現
- 愛情をかけても必ずしも文鳥のパートナーになれるわけではないが、それでも愛鳥であることには変わりない
文鳥の気持ちについてわかっていただけたでしょうか?リラックスしてお互いの感情や愛情表現がわかるようになったら、とてもうれしいですね!