キリンは首が長いことで有名ですね。好きな動物は?というと、これを思い浮かべる方が多いでしょう。縁起もよいようです。その生態や大きさ、寿命、絶滅危惧種であることなどについても調べました。大学での研究についても!
生態は?

英語ではGiraffeで漢字では麒麟です。淡黄色や赤褐色や黒の斑紋があります。頭には角もあります。10~20頭の群れで生活しています。脚も長くて、時速50~60kmで走ることもできます。意外と足も速いです。
生息地。

アフリカ大陸中部から南部にかけての草原地帯や疎林に、生息しています。
絶滅危惧種?

農地開発や道路建設、工業化などのため、生息地である、アフリカ大陸の草原地帯が減少しています。また、温暖化などのため、砂漠化が進み、餌となる木も減少しています。そのため、絶滅危惧種となっています。仲間のオカピも絶滅危惧種です。
大学での種類に関しての研究は?

ドイツのゲーテ大学などの研究チームの成果があります。
最新の研究により、アフリカ大陸には4種のキリンがいる可能性が出てきた。従来、キリンは1種のみで、9亜種が存在すると考えられてきた。ところが今回、キリンの遺伝子を解析したところ、キタキリン、ミナミキリン、アミメキリン、マサイキリンの4つの集団には明らかな遺伝的差異があることが判明、9月8日に『カレント・バイオロジー』誌に論文が発表された。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/091200339/
以前は亜種と考えられていたものが、遺伝子解析により、4種に分類されました。特に、アミメキリンとキタキリンが絶滅の危機となっています。
大きさ

キリンは大きくなると身長が5.3m、体重が1900kgほどになります。キリンはクロサイやセイウチと同じくらいの重さです。

絶滅した鳥のエピオルニスも同じくらいの重さがあったという説があります。
首はなぜ長い?
首の長さは2mほどになります。速く走るために脚が長くなりました。そのため、地面にある水を飲みづらくなりました。水を飲むために、首が長くなったという説があります。
餌。

植物食です。アカシアなどの木の葉を餌として食べます。一日に60kgほどの木の葉を食べます。凄い量ですね。長い首で、高いところにある葉も食べることができます。
鳴き声
東山動植物園で飼育しています。
「モゥー」と鳴いています。牛に似ていますね。こちらは、野毛山動物園で飼育しているキリンです。

大人しく餌を食べています。観客が集まって人気でした。
なつく?
サファリパークなどオープンな動物園で触れ合っても大丈夫です。動物園の飼育員にも懐きます。

また、草食で、なつく動物なので、動物園でも近づいて見ることができます。キリンが観客の方を見つめながら、ゆっくりと美味しそうに草を食べている様子を見ると癒されます。
ペットにできる?
こんなに可愛くて人懐っこいキリンを、一応、個人で飼育することはできます。しかし、都道府県知事の許可が必要です。巨大な設備の整備や、餌の量を考えると、個人でのキリンの飼育は難しいです。
動物園で見れる?

上野動物園や多摩動物公園、東山動植物公園をはじめとして、全国の動物園で、主にアミメキリンを飼育しています。上野動物園には、キリン並みの体重だったエピオルニスという絶滅した鳥の銅像があります。
名前の由来は?

1907年、上野動物園が初めてキリンを飼育しました。日本ではまだ和名がなかったため、麒麟から名前をもらって、上野動物園の園長が「キリン」と命名しました。
縁起が良い

縁起がよい動物です。王が仁徳のある政治を行うと麒麟が出現するということですから、よほど縁起がいいです。道路の発祥の地である日本橋にも、その銅像があります。その置物を置くと、金運が上がるようです。
まとめ

大きくて、体重も重く、首が長かったです。大学での研究によると、4種類いて、絶滅の危機でした。また、縁起も良かったです。上野動物園でキリンを初めて飼育したのですね。お近くに立ち寄ったら、ぜひ見てみましょう。