「ハムスターが喜ぶと思ってせっかくかじり木を用意したのに、全然かじらない。」となると、何故なのか気になりますよね。そもそもかじり木にはどのような役目があるのでしょうか。それは本当に必要?ハムスターがかじり木をかじらない場合の理由や、必要性について調べてみました。割りばしが代用品になります。ケージの柵を齧るのは何故なのかも調べました。
ハムスターがかじり木をかじらない理由
かじり木を用意しても、かじらないということがあります。その理由を説明していきます。
ペレットを食べていると、そこまで前歯(切歯)が伸びていないから
考えられる理由として、そもそもかじり木をかじる必要が無いからということがあげられます。それをかじるほど前歯が伸びていないのです。
実際にはかじり木がなくとも、普段の食事で十分に歯を削ることが出来ます。毎日ハムスター用のペレットを食べていれば、自然と削れるのです。
しかし、もしペレットを全く与えていなかったり、あまり与えていないということがあるのであれば、それこそかじり木を置くとかじってくれるはずです。
食事にペレットを出しているのであれば、案外歯は削れているのでかじり木を置く必要も無いのです。
そして食事中のペレットで前歯の伸びを調整するというのはごく自然なことであり、歯にとっても負担がありません。
だから、ペレットを食べさせているのであれば、かじり木をかじらなくたって心配する必要はありませんよ。そういった意味でも、ペレットというのは歯にも健康面にとっても、良い食事であると言えるでしょう。
かじり木は本当に必要なの?
かじり木には、ハムスターの切歯を削る役目があります。他にも、かじることでストレス解消もしてくれます。
「新しいかじり木でち〜🐹🎶」#ハムスター #しめじ #ハムスターのいる生活 #ハムスター好きと繋がりたい pic.twitter.com/M9wyqu8Kmy
— ハムハムハムスター公式アカウント (@humhummuhmuh) March 12, 2020
では、これは必要なものなのでしょうか?前歯を削ったりストレス解消といったことがあることを考えると、無くてはならないもののような感じがしますよね。
しかし、実際にハムスターを飼ったことがある人や獣医さんの中には「かじり木は不要」と考える人もいるのです。
いったいどのような理由なのでしょうか?かじり木は必要と考える人と、不要と考える人、それぞれの意見をご紹介します。
必要という意見
切歯が伸びるスピードが速いハムスターもいる為、ペレットを食べるだけでは不十分だから。
かじり木ザラメ🐹
— ハムハムハムスター公式アカウント (@humhummuhmuh) April 13, 2020
気付かれちゃいました笑#ハムスター #ザラメ #ハムスターのいる生活 #ハムスター好きと繋がりたい pic.twitter.com/8FV2CWJdly
かじるのが好きなハムスターにとって、かじり木はストレス解消になる無くてはならないアイテムだから。
不要という意見
実際、歯ぎしりをするだけでも切歯は削れるもの。それにペットとして飼育下では硬いペレットを餌として食べても削れるし、同時にストレス解消にもなっている。
というわけで、かじり木が必要なハムスターもいれば、不必要なハムスターもいるということでしょう。
合うか合わないか、まずは一度おもちゃの一つとして試してみても良いです。
色々な種類があります!
かじり木にも様々なタイプのものがあり、大きさや形、原料なども違います。飼っているハムスターが好むかじり木を見つけてあげられると良いです。
原料の違い
リンゴの木の枝や桃の木の枝などが原料のかじり木が市販されています。リンゴのかじり木の方が濃い褐色、甘いリンゴの香りがします。桃の枝も淡い甘い香りがします。
形状の違い
まずはゲージに固定したり、ぶら下げるタイプのものがあります。こちらはおもちゃとしても遊ぶことが出来ます。ぶら下げるタイプのものに関しては、ハムスターだけでなくインコなどもおもちゃとして使えます。
次に、スタンドタイプのものです。上り下りするための足場ともなり、便利です。
食べる事ができる素材でできている
あとは、おやつタイプなんかもあります。クッキーを圧縮して作ったり、原料がコーンだったりというものです。しかし実際に食べることが出来てしまう為、ものによっては太ってしまう可能性もあります。
様子を見ながら、おやつ程度に与えると良いです。
その他、ウサギも使うことがあるへちまタイプのかじり木です。その名の通り、へちまを乾燥させて作ったものになります。
おもちゃには、かじり木の代わりに割り箸がおすすめ
かじり木は必要という意見もあれば、いらないという人もいます。更に好みも分かれるなんて言いますが、そんなに沢山かじり木ばかりを買っていられないですよね。
自宅であるものでなんとかならないのでしょうか?そこでおすすめなのが「割り箸」です!おもちゃ兼、ストレス解消用のアイテムとしてかじり木の代わりに使ってみてください。
ハムスターの「齧る」という行為は、遊びの一つでもあります。きっとかじるのが好きな子は、すぐにボロボロにしてしまうことでしょう。しかし、割り箸なんて安い物。ボロボロになればまた新しいものと取り換えれば良いのです。
わざわざかじり木や、お家兼かじり木のようなものを買う必要も無いと思うんですよね。私はそういう考えなので、割り箸を代用品として使っています。
割り箸なんてコンビニやスーパーで貰って余ることもあるので、言ってみればタダみたいなものです。みなさんも一度試してみては?
ケージの柵をかじるのは何故?
ハムスターがかじり木をかじらずにゲージの柵ばかりかじる場合は、外に出たい気持ちです。もしくはストレスでゲージを噛んでいる可能性も考えられます。
いつもゲージの同じ部分ばかり噛んでいるとなると、ハムスターの前歯も変形してしまったり口が傷ついてしまいます。そういう時には、いつも噛んでいる部分に固定できるタイプのかじり木を置いてみると良いです。
そうすると興味がそちらに行って、かじり木を噛んでくれたら歯の変形を防いだり、ストレス解消にもなります。
そして、かじり木をなかなかかじってくれないという場合には、別の種類のものを入れてみると良いです。同じ木でできたものでも、大きい物から小さい物、色々な形のものが販売されています。木製ではなく、コーンや牧草で出来ているものもありますので、その子の好みのかじり木を見つけてあげると喜びます。
まとめ
ハムスターの伸び続ける前歯を削るためや、ストレス解消のために、かじり木が必要という意見がありました。飼育下では硬いペレットを餌として与えていれば必要ないという意見もありました。ケージから外に出たい気分のときは、柵を噛むこともありました。かじり木にも色々な種類のものが販売されているため、ペットのハムスターに合うアイテムを探しましょう。身の回りのものでは、意外と割りばしも使えます。