ヤシガニの生態や味などを調べてみました。やはりその名の通り、ヤシの実を食べます。しかし、沖縄では違う実も食べるようです。何を食べるのでしょうか?また、日本では、どこの水族館で見れるのかも気になります。
生態
Uga or coconut crab walking around on the south pacific tropical island of Niue. 出典:123rf
ヤシガニって、カニみたいな姿をしていますが、実はヤドカリの仲間なんです。その生態を調査!英語ではCoconut-crabで、漢字では椰子蟹です。
特徴。
出典:PIXTA
見た目も十分特徴的ですが、他にも特徴的なところがあったのでご紹介します。
・子供時代は宿がある。
実は子供時代は殻を被っています。大人になると、大きくなりすぎてサイズに合う殻がなくなるだけみたいですね。でも、大人のヤシガニはお腹の部分が硬くなるようにできているので、大丈夫です。
・脱皮する。
なんと脱皮します。脱皮した後はお腹が柔らかくなるので、30日ほど巣からでないです。
・木に登る。
木に登っている 出典:PIXTA
ヤシガニは木登りもできるスーパー甲殻類です。登る時も降りる時も上を向きながらで移動。木の上でヤシの実を食べることもできます。そのため、ヤシガニと呼ばれています。
生息地
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ヤシガニは太平洋の西部からインド洋にかけて生息しています。日本にもいますが、沖縄本島では700匹ほどしか生息していないです。また、日中は岩陰などに巣を作り潜んでいて、夜になると現れ始めるみたいです。あとびっくりなのが、幼体の頃だけ水に入れて、成体になったら海に入らなくなります。
大きさ
Uga or coconut crab too big for their shell side on, on the south pacific tropical island of Niue. 出典:123rf
ヤシガニは陸上で生活する甲殻類の中で最大の種類です。
Largest of the land-living Hermit Crab family, the Coconut Crab is so large it not longer requires to protect itself in mollusc shells. They only return to the sea to spawn. 出典:shutterstock
大きいものでは40センチを超えます。体重はなんと4キロオーバー。足を広げると1メートル以上になります。海水中での最大の甲殻類はタカアシガニです。また、淡水中で最大の甲殻類は、タスマニア島に生息しているタスマニアオオザリガニです。
食べ物、餌。
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ヤシガニって名前ですが、なんでも食べる雑食性。でもやっぱりメインはヤシの実らしいです。果実系が大好きです。沖縄に生息する個体は餌としてアダンの実を食べます。
寿命
Coconut Crab Birgus latro Using Artificial Shell, Peleliu Island, Palau, Micronesia. 出典:123rf
これがまたびっくりでヤシガニは50年ほど生きます。でも、他のカニたちも結構長生きで、甲殻類系は平均して長寿の生き物です。
味は?
このソバはダシがきいていて、後味もよいそうです。ぜひ、石垣島など旅行に行かれたさいは、試してください。ヤシガニが食べた果実によっては、毒が蓄積していることもあります。自分では調理しないようにしましょう。
武井壮がワイルドに食べていた。
武井壮が無人島でのサバイバル番組でヤシガニを焼いてワイルドに食べていました。
普通に、イセエビみたいで美味しそうでした。
水族館にいる?
Largest of the land-living Hermit Crab family, the Coconut Crab climbs trees to dislodge coconuts and then feeds on them if they have cracked open. They only return to the sea to spawn. 出典:shutterstock
アクアワールド茨城県大洗水族館や、三重県の鳥羽水族館、和歌山県のすさみ町立エビとカニの水族館、沖縄県の美ら海水族館で、ヤシガニを見ることができます。
ペットにできる?
国内で、ヤシガニをペットにしている方はいます。しかし、ヤシの実やアダンの実を餌として入手するのは困難なため、個人でペットとして飼うには、ヤシガニは難しい生き物の部類に入るでしょう。
今後。
こんなヤシガニですが、実は絶滅危惧種です。土地開発や環境問題などが原因で、生息数が減っていっています。
まとめ
ここまで、ヤシガニの生態をまとめてきました。絶滅危惧種であり、あまり目にすることはないかもしれないです。今後、話題になったらこの記事を思い出して頂けたら幸いです。
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