自然界にカメ(英語ではTurtle)はいろいろなところに生息しています。ヌマガメの仲間などは川や池などの淡水域に生息し、水棲亀と呼ばれます。海中に生息しているカメたちはウミガメ(海亀)です。ゾウガメの仲間などは陸上に生息しているためリクガメ(陸亀)と呼ばれます。個体にもよりますが、カメの性格もいろいろで面白いです。ペットとして飼い主に慣れるか?懐くか?につても調査します。これから、色々な亀さんたちの図鑑をつくっていきます。
水棲の亀の性格や懐くか?について

クサガメやミドリガメ、カブトニオイガメ、ミシシッピニオイガメ、ハコガメ、スッポン、ニホンイシガメ、ワニガメなどについて述べていきます。亀さんたちの性格や人に懐くかについても!
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の性格

ヌマガメ科のアカミミガメは、一般的にミドリガメと呼ばれます。学校の池などで、よく飼育されている水棲亀です。みなさんになじみが深いカメですが、アメリカから来た外来種です。草食系の雑食です。ミドリガメの性格としては、好奇心が強くて動き回ることが多いです。
ミドリガメ(アカミミガメ)はなつく?
ペットとして飼育するには元気でいいですね。飼い主にもよく懐きます。
すっかり飼い主に慣れていて、追いかけて動き回っていますね。亀を飼育して、なつくのはかわいいです。ミドリガメもかまってーという気持ちでついてきているのでしょう。飼い主冥利に尽きます。
クサガメの性格
イシガメ科のクサガメです。水棲の亀です。子供のころはゼニガメと呼ばれることもあります。寿命は25年ほどですが、飼育方法によっては、かなり長生きします。クサガメを愛情をもって育てると、飼い主も幸せなきもちになれます。クサガメの性格は穏やかです。動きはやはり活発です。雑食系です。やや神経質な面もあります。
クサガメは懐く?
ペットとして飼い始めは部屋の隅でじっとしていましたが、現在は飼い主の周りを歩き回っています。
ペットとして飼育するさいは、人に慣れるまで時間のかかることもあるようです。スイカなどを飼い主がクサガメに与えている動画をよくみかけます。すっかり飼い主になつくと、元気に歩いて好奇心も旺盛に餌やりについてきます。
カブトニオイガメの性格
ドロガメ科のニオイガメの仲間では大きいほうのカブトニオイガメです。大きいものでは甲長が16cmほどになります。もちろん水棲傾向の強い亀です。元々はアメリカに生息していました。ニオイガメはペットとしても人気です!カブトニオイガメの性格は、やや協調性がないです。しかも肉食系の雑食です。水槽で飼育するときは、単独のほうがよいでしょう。
カブトニオイガメはなつく?
ニオイガメの中では大型で、アップでみるとワニガメみたいな顔ですね。やはり、ほかの亀たちならまだしも、小魚などと一緒に飼育するのはやめたほうがよさそうです。飼い主に慣れますが、さわりすぎはよくないでしょう。
ミシシッピニオイガメの性格
やはりニオイガメの仲間のミシシッピニオイガメです。かわいい顔のため、亀さんのペットでは一番人気かもしれません。ミシシッピニオイガメの性格はカブトニオイガメより穏やかです。ただやはりニオイガメはストレスに弱いです。雑食系です。大きめの魚となら混泳できます。
ミシシッピニオイガメはなつく?
なかなか飼い主に慣れず、餌付けに苦労することもあります。しかし、飼い主の手のひらにのる大きさで、かわいいですね。それが人気の理由でしょう。水棲の亀でかわいらしく元気に泳ぎます。やはりやや穏やかな性格で、お魚さんたちと一緒に飼育できるのも魅力です。
ハコガメの性格

イシガメ科のマレーハコガメが有名です。ハコガメ属の亀はほとんどの種類が絶滅危惧種となっています。人工繁殖のハコガメなら飼育できます。個体差はありますが、性格は穏やかです。単独飼育がよいです。
ハコガメは慣れる?
マレーハコガメの性格としては、子亀のときから餌付けすると、なんとか人になれることはできます。しかし、あくまで爬虫類なので他の亀には慣れにくいです。甲羅に引っ込んでいることが多いです。草食傾向の雑食系です。
ニホンイシガメの性格

イシガメ科のニホンイシガメです。日本の在来種の亀です。そのため各地の河川で大事にされています。ニホンイシガメの性格は穏やかです。雑食系です。
ニホンイシガメは懐く?
ペットとして飼育すると飼い主に慣れます。少し気が弱いところもあるかも。
スッポンの性格

スッポン科のニホンスッポンです。スッポンも亀の仲間です。野生のスッポンは絶滅危惧種です。意外ですね。人工繁殖のスッポンを飼育されているかたはいるようです。スッポンの性格は、みなさんごぞんじのとおりワイルドです。肉食系の雑食です。
スッポンは慣れる?
当然、スッポンは、ほかの亀や魚との混泳は難しいです。人に慣れるのも難しいです。
ワニガメの性格

カミツキガメ科のワニガメです。あまりの大きさに、頭を亀の甲羅の中にひっこめることはできません。ワニガメの性格はみなさんご察しの通りです。スッポンよりもワイルドです。肉食系です。頭を甲羅にひっこめて守る必要は感じません。そんなワニガメでも、静岡大学の加藤英明先生は大好きです。
ワニガメは慣れる?
人になつくのは難しいです。そもそも、日本国内で個人でのワニガメの飼育は難しいです。同じカミツキガメ科のカミツキガメも、ワニガメと性格が似ています。また、静岡大学の加藤英明先生はカミツキガメも大好きです。
ウミガメたちについて
アオウミガメの性格
ウミガメ科のアオウミガメです。その名の通り、海中に生息しています。産卵場所となる海岸の開発や環境問題のため、絶滅危惧種となっています。アオウミガメの性格は大変穏やかです。アオウミガメはほぼ草食系です。
アオウミガメは懐く?

アオウミガメは人懐こいですね。スキューバダイビングでアオウミガメを見るツアーなども人気ですね。
アカウミガメの性格

ウミガメ科のアカウミガメです。やはり絶滅危惧種です。穏やかですが、アオウミガメほどではないです。アカウミガメは雑食系です。
アカウミガメは懐く?
アカウミガメは産卵場所などへのこだわりがあるともいわれています。スキューバダイビングで見ることはできます。近づきすぎもよくないでしょう。
陸棲の亀について
ホシガメやガラパゴスゾウガメなどについて説明していきます。当然、リクガメの性格についても!
ホシガメの性格

リクガメ科の中で、インドホシガメのことを、ホシガメと呼びます。やはりホシガメは絶滅危惧種です。ほかに、マダガスカルホシガメはホウシャガメと呼ばれ、ビルマホシガメなどの種類もいます。人工繁殖のホシガメであれば、飼育は可能です。ホシガメの性格はかなり穏やかで、完全に草食系です。
ホシガメは懐く?

かなり懐きます。リクガメを飼育すると、幸せな気持ちになれるそうです。
ガラパゴスゾウガメの性格
リクガメ科ナンベイリクガメ属でガラパゴス諸島に生息するゾウガメを総称して、ガラパゴスゾウガメと呼びます。ピンタゾウガメなどは絶滅しています。ほかのガラパゴスゾウガメも絶滅危惧種です。ガラパゴスゾウガメの性格はかなり穏やかです。やはり完全に草食系です。
ガラパゴスゾウガメは懐く?
かなり人懐っこいです。

観光客が近くに来ても、穏やかに過ごしています。ガラパゴス諸島は外敵の心配がなかったからでしょうか。人に慣れすぎるのが原因で絶滅動物となることもあります。亀さんたちは長寿です。飼育するさいは長い付き合いになります。
まとめ

爬虫類の亀さんたちも、性格が色々ですね。ペットの亀を飼育するさいは、性格にも注目したいです。もちろん同じ亀でも個体により違いはあります。どちらかというとリクガメが人に懐き、また植物食の亀のほうが人になついていますね。