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キタシロサイの生息数は二頭!ほぼ絶滅の原因は?大学での研究は?

現在、ケニアにキタシロサイ(英語ではNorthern white rhinoceros、漢字では北白犀)のメスの二頭しか生息していません。その二頭も高齢です。 なので、絶滅は時間の問題となってしまいました。なぜ絶滅を回避できず絶滅確実となってしまったのか、理由などを調べていきます。飼育している動物園についても!また、 キタシロサイはシロサイの亜種です。 その種類や、犀でもクロサイとの違いなども気になってきますね。クロサイも絶滅危惧種となっています。

生態

キタシロサイ
出典:shutterstock

見た目だけではなかなかキタシロサイとシロサイの見分けが難しいですね。そのシロサイの亜種に「キタシロサイ」と「ミナミシロサイ」がいます。キタシロサイはケニアにあるオルペジェタ自然保護区で生存する、高齢のメスの二頭のみとなってしましました。キタシロサイはミナミシロサイよりやや小型となります。

南アフリカ共和国に生息するミナミシロサイ  出典:PIXTA

ミナミシロサイは南アフリカ共和国では、かつて、絶滅の危機にありました。現在は二万頭ほどに生息数が回復しています。なので、ミナミシロサイは準絶滅危惧に指定されています。

生息地

シロサイはケニアやウガンダ、ジンバブエ周辺の草原に生息しています。現在の生息数は二万頭前後です。やはり、南アフリカ共和国やスーダン、チャドなど、シロサイの絶滅が確認された国もあります。ベルクマンの法則というのがあって、巨体だと熱が体内に貯まりやすいです。ホッキョクグマは寒冷地に生息するので、巨大なほうが有利です。シロサイは熱帯に生息しているのに、熱がこもりやすいですね。なので、昼間は休んでいます。

大きさ

Beautiful profile portrait of a northern white rhinoceros on the grass looking down in cabarceno natural park, Cantabria, Spain, Europe. 出典:shutterstock

キタシロサイは大きくなると、体長が400cm前後、背の高さが180cm前後です。体重もオスが3500kg前後となります。準中型自動車免許で運転できるトラックが3.5トン以上からとなります。それくらいのトラックと同じくらいの重さです。メスが1500kg前後で、メスよりオスのほうが大きいです。 角は二本あります。サイはゾウに次ぐ大型の哺乳類でかなりの巨大生物です。

餌は?

草食動物であり、サバンナの草や木の葉を食べて成長します。日中は体温の上昇を避けるため、あまり活動はせずに、木陰に潜んでいたり、水浴びをしたりしています。夕方に涼しくなってから、草を食べるために動きます。

サイは強い?

陸上の哺乳類としては、ゾウの次にサイやカバが大きいです。カバは20頭近くの群れで集団行動します。サイは数頭の群れで行動します。そのため、ゾウが一番強くて、次にカバ、その次にサイが強いと言えます。

絶滅寸前の原因は

Beautiful full body side portrait of a southern white rhinoceros asleep on the ground in a zoo in Valencia, Spain. 出典:123rf

以前は、キタシロサイはケニアだけでなく、コンゴやチャドなど広範囲に生息していました。やはり、開発による生息地の面積の減少や植生の変化などが、絶滅へ向かう理由です。1960年ころには、二千頭ほど生息していました。その後、2008年に野生絶滅となってしまいました。やはり人間のせいなんですね。次は残ったキタシロサイについてです。

現在、キタシロサイは二頭のみ。

このインターネット上の動画は、ケニアで2016年に撮影された動画です。

2016年に3頭いたキタシロサイ

2009年にチェコの動物園からオスのキタシロサイ、名前は「スーダン」がケニアに寄贈されました。なので3頭となっていました。しかし、すでに3頭とも高齢でした。動画では、大事に飼育されているのが伝わってきますね。結局、オスのスーダンは2018年に45歳まで生きました。結構、シロサイは長生きですね。そのため、高齢のメス二頭が残されることとなりました。悲しい事実です。ちなみに、シロサイの出産は通常は一頭の赤ちゃんのみとなります。鳥類の話ですが、ドードーやリョコウバト、オオウミガラスも産卵は通常一個のみでした。それが絶滅の原因の一つとなりました。なので、そのあたりも、絶滅に近づいている理由かもしれません。

大学での研究は?復活?

九州大学とドイツのライプニッツ野生動物研究所のチームが協力して、iPS細胞を用いたキタシロサイの繁殖の研究を行っています。ミナミシロサイの繁殖の経験を用いて、国際的なコンソーシアムのもと、繁殖計画のプロジェクトを進めています。成功すると、キタシロサイが復活するかもしれませんね。

シロサイとクロサイの違い

実際はシロサイもクロサイも灰色っぽくて、そんなに違いはありません。クロサイは大きくなっても、1300kgほどで、シロサイよりは小型です。それでもかなり巨大ですけどね。サイは英語では「Rhinoceros」とか、略して「Rhino」といいます。シロサイはかなり巨大で口の幅が広いサイだったため「Wide-Rhinoceros」と呼ばれていました。WideとWhiteが似ていたため「White-Rhinoceros」と間違われ、以降、シロサイの名前が定着してしまいました。

上野動物園にいるヒガシクロサイ

その結果、もう一方のサイがクロサイと呼ばれるようになりました。結構、いい加減な理由ですね。クロサイも絶滅危惧種となっています。

動物園で見れる?

多摩動物公園で飼育しているインドサイ

シロサイは北から南まで、色々な動物園で飼育されています。日本では特定動物で巨大なので飼育には苦労があるでしょう。サファリリゾート姫路セントラルパークのドライブスルーサファリの大型草食ゾーンでは、ミナミシロサイを見ることができます。ぜひ近くに立ち寄った際はいってみましょう。

ペットにできる?

Big white rhino head portrait close up with two horns eating. White rhinoceros (Ceratotherium simum) in the wild. 出典:123rf

サイ科のすべての種類が特定動物です。そのため、飼育するためには都道府県知事の許可が必要です。許可を得たとしても、個人で、サイのための巨大で頑丈な飼育設備を整えることは困難です。また、3トンもあるサイの餌代も高額になってしまいます。

まとめ

やはり絶滅が不可避なのは人間のせいでした。ステラーカイギュウやリョコウバトなど他の絶滅動物たちと同じ原因ですね。生息域の環境を壊さないようにするのも重要です。WWFが制定し、毎年9月22日は「世界サイの日」となっています。

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