深海の魚「コンペイトウ」吸盤で貝殻にくっついてオスは卵を見守るよ。

  • 2021年4月17日
  • 魚類
  • 1169view

くりっとして透き通った目がたまらないです。

もちろん、色も含めてお菓子の金平糖にちなんだ名前です。

深海魚のコンペイトウはダンゴウオの仲間で他にフウセンウオなどがいます。

上の写真でも、潮に流されないように吸盤で貝殻にくっついています。

これから、コンペイトウのメスが産卵する方法や、孵化するまでオスが見守って保護する様子、ほかの仲間なども調べていきます。

どこの水族館で飼育されているかについても!

生息域や生態

北半球の寒冷な海域に生息しています。

深海魚であるため、水深は20mから500mあたりのさまざまな深さの海底にいます。

種類によっては900mくらいの深海にいることもあります。

寒くて深い海底が好きなんですね!

小さいときは小さいですが、大きくなると最大12cmほどになります。

こう見えて、肉食で海底の甲殻類や軟体動物を食べています。

かなり意外ですね。

メスはブツブツしていて、オスはややなめらかです。

体の色は黄色っぽいものから茶色っぽいものまで様々です。

腹部には吸盤があります。

海底では海流に流されないように岩礁や貝殻にくっついています。

また、メスは貝殻にくっついて、その貝殻に卵を産み付けます。

オスはずっとその卵を孵化するまで見守ります。

頼もしくまた親しみがわきますね。

海流にフラフラととばされると大変ですもんね。

次は種類についてです。

ダンゴウオ科

ダンゴウオの吸盤

「コンペイトウ」はカサゴやカジカに近いダンゴウオ科の一種です。

ほかに「ダンゴウオ」や「ナメダンゴ」「フウセンウオ」「ホテイウオ」「イボダンゴ」「ランプサッカー」などがいます。

たくさんの種類がありますね。

どれもかなりかわいいですよ。

だけど、どれもかなり似ていてなかなか見分けがつきません。

みなさんは見分けがつくでしょうか?

つぎは、フウセンウオやダンゴウオの写真です。

フウセンウオ

おたる水族館で飼育しているフウセンウオ 出典:PIXTA

上の画像はフウセンウオです。

いろんな色の風船が浮かんでいるようです。

フウセンウオも 新江ノ島水族館 をはじめとして、いろいろな水族館で大人気です。

コンペイトウに負けず劣らずにかわいいですね。

吸盤でアクアリウムのパイプにくっついているフウセンウオ

新江ノ島水族館 は、フウセンウオの孵化と繁殖に成功しています。

いろいろな色や成長段階で大きさが違うフウセンウオをたくさん観察できます。

ぜひ、いって見てみたいです。

フウセンウオ 出典:PIXTA

最近の北海道大学水産学部や東京都小笠原水産センター、兵庫県立大学の研究では、コンペイトウとコブフウセンウオとナメフウセンウオは同種であることが確認されています。

コンペイトウはいわゆる出世魚でもあったんですね!

つぎはダンゴウオです。

ダンゴウオ

海藻に吸盤でひっついているダンゴウオ 出典:PIXTA

これはダンゴウオです。

まだ子供のダンゴウオで、小さく見えます。

これもまたかわいいです。

海藻の上にいますね。

ダンゴウオは比較的浅い海で見ることができます。

岩礁に生えている海藻の間を泳いでいます。

そのため、スキューバダイビングをするダイバーの間で大人気です。

ホテイウオ

海藻に吸盤でくっついているホテイウオの稚魚 出典:PIXTA

仲間に「ホテイウオ」がいます。

ホテイウオの稚魚もコンペイトウそっくりです。

北海道では「ゴッコ」と呼ばれ、郷土料理のゴッコ汁で有名です。

卵がいっぱいで好みは分かれますが。

実は僕はあんまりって感じです。

ランプサッカー

Cyclopterus lumpus, the lumpsucker or lumpfish, is a species of marine fish in the family Cyclopteridae lumpsuckers. 出典:123rf

ダンゴウオ科の中では最大です。

やはり、卵はランプフィッシュキャビアとして高級品となっています。

次はコンペイトウが海底でどんなふうに泳いでいるのか気になりますね。

実際には寒い海域の海底の動画は撮れないでしょうけど。

水族館の水槽のなかで泳ぐところは見ることができます。

コンペイトウの泳ぎ方

これは網走にあるオホーツク流氷館で撮影された動画です。

オキアミを吸うように食べているようです。

泳ぎ方もふらふらとおぼつかなくて、かなり癒されます。

これを見てしまうと、なんとか最寄りの水族館に見に行きたくなりますね。

といっても、どこもかなり遠いけど。

コンペイトウはペットにできる?

比較的浅い海底でもみかけるダンゴウオでも、自宅のアクアリウムでペットとするのは困難です。

深海魚であるコンペイトウの飼育も難しいです。

値段は?

ダンゴウオでさえ、ペットショップにいるのは稀です。

自分で採取するしかありません。

深海の生きているコンペイトウは個人では採取できず、値段がつけられないです。

お魚スーパーでは時々、ゴッコが売ってあるのを見かけます。

大きさによるけど800円前後です。

コンペイトウのいる水族館

  • オホーツク流氷館はフウセンウオやナメダンゴもいるようです。
  • 越前松島水族館にはなんと、コンペイトウハウスがあります。しかも、ここでしか手に入らないコンペイトウぬいぐるみもあります。
  • アクアマリンふくしま
  • 城崎マリンワールド
  • 新江ノ島水族館ではフウセンウオです。

などで見ることができるようです。

ぜひ確認して見に行きたいですね。

次はコンペイトウハウスについてです。

越前松島水族館

越前松島水族館には直径7mの「コンペイトウハウス」という施設があります。

コンペイトウの繁殖に日本で初めて成功したそうです。

そのため、稚魚からいろいろな成長段階のコンペイトウを観察できます。

かなりありがたいことです。

ぜひコンペイトウを見るなら、福井県の越前松島水族館にいきたいですね。

まとめ
出典:photolibrary

コンペイトウはかわいさ最強のお魚でしたね。

丸い目と口がたまらないです。

産卵した卵を、孵化するまでオスが見守るのも親しみがわきます。

海底の海流に飛ばされないように吸盤でくっついているのもかわいいです。

ほかにも、ダンゴウオやフウセンウオ、ナメダンゴもおそろしくかわいいです。

そのため、日本各地の水族館で大人気です。

機会があったら、コンペイトウハウスに足を運びたいですね。

仲間の生き物たち

  • 2種類の牡蠣、イワガキとマガキの違いとは!? 古くから、日本はもちろんアジア地域およびヨーロッパでも食べられてきた海の宝です。 今やその存在は全世界に知れ渡り、多くの人に愛され、食されていますが・・・ 実は、私たち日本人がよく口にしているものには、2つの種類がいることは知っているでしょうか? 「岩牡蠣」と「真牡蠣」です。 この2種類は同じ仲間に分類されますが、その形態や生態は多くの部分で異なりま […]
  • 巨大ナマズの種類や生態。地震予知の迷信を検証! ご存知のバラエティ番組「イッテQ」でこれを釣り上げるシーンが紹介されていました。 鯰ってなんか不思議な魅力がするんだけど・・・と思ってしまいました。 この不思議な魅力を感じるのはきっとぼくだけではないと思いますが、生態についてはよく知りません。 そこで「どんな生き物なんだ?」と思ったので、アメリカに生息する巨大ナマズたちがどんな生き物なのかや、地震を感知で […]
  • 猫の目の色は不思議!オッドアイとダイクロイックアイの違いは? 不思議ですよね。 […]
  • 愛する僕が紹介!殻付き牡蠣の剥き方など下処理の方法と美味しい食べ方 最近、各地の飲食店街や駅周辺、大型商業施設などにも姿を見せ始め、着々とその数を増やしている専門店、そう、「オイスターバー」です!店先の水槽や店内のショーケースには、殻付きの立派なものたちが並び、まさに壮観ですね。 そんなオイスタバーで白ワインを片手に、各地から届けられた旬な料理に舌鼓を打ちながら大切な人や親しい友人と素敵な時間を過ごすのもなかなか粋だと思います。 […]
  • うさぎと一緒に公園を散歩!「うさんぽ」に適した時間や頻度、必要な物は?楽しめる動物園も うさぎの飼い主さんの中には、うさぎが成長したら一緒に公園を散歩したいと考えている人もいるのではないでしょうか。うさぎと一緒に公園などを散歩をすることを「うさんぽ」といい、それを楽しんでいる方もたくさんいます。ここでは、うさぎと一緒に公園を散歩する時に知っておきたい、適切な時間や頻度、場所などの基礎知識についてご紹介します。うさんぽを楽しめる動物園についても! うさんぽ […]