最近は改良メダカをペットとして自宅で育てることが流行っています。その品種の中でも幹之(みゆき)が一般的で人気です。シンプルなようで、全体の白い輝きが美しく、まるでダイヤモンドのようです。その魅力にはまる方が続出です。それを飼育するために養殖販売店まで買いに行きました。その生態や値段も気になりますね。
養殖販売店に買いに行く
埼玉県入間市にある養殖販売店に向かいました。前回行ったときには、「まず水を作るように」ということと、「夕方に来るといいよ。メダカの輝きがわかるから」と言われました。水を作って一週間たったため、夕方にそこに到着するようにいきました。
到着したときには、もう日が沈みかけていました。
あいかわらず、ビニールハウスの中では、たくさんの種類のメダカたちがいます。店主はそのお世話や閉店の準備で大忙しでした。そこで、見た感じもシンプルで美しく、大きいメダカの幹之(みゆき)のフルボディを購入することとしました。店主が水槽まで案内してくれます。そのメダカたちは外で飼育されており、その日は12月と寒かったため、冬眠に入ろうとしていました。
値段は?
その養殖販売店では幹之(フルボディ)は一匹500円で販売されていました。美しくて良いメダカですが、日本中で広く飼育されているため、値段は安くなっています。養殖販売店は卵から育てているため、その品種がしっかりしています。他のペットショップや通販ではスーパー光幹之メダカと名付けられていることもあります。やはり他のペットショップや通販でも500円前後です。いっしょに、ピンクラムズホーンという貝と、水草のオオサンショウモも購入しました。
確かにピンク色をした貝です。これは、水槽内の余った有機物などを食べてくれて、きれいに掃除してくれます。
水槽の水質維持や産卵場所などのため水草も必要です。ペットショップでは、あまり販売されていない、飼育に適切な貝や水草を入手できることも、養殖販売店で購入する利点です。
オスとメスが同じ数で、元気な個体を選んでくれる。
10匹の幹之を買うことにしました。店主がタモを使ってすくい、選別容器に入れて、オスとメスが半々になるようにしてくれます。寒くて冬眠に入ろうとしている中、元気な個体を選んでくれました。購入するなら、卵から育てていて種類がしっかり保証されており、元気な個体をオスメス半々ずつで選んでくれる養殖販売店のほうがいいですね。
いよいよ、このメダカさんたちを自宅にお迎えします。
幹之の生態と魅力
背中が青白く輝いています。2007年に改良メダカの一種として発見されました。まだその歴史は浅いです。発見者の娘の名前にちなんで「幹之」と名付けられました。
大きさ
成長すると体長は4cm弱になります。メダカとしては大きめです。上の画像の選別容器は幅が約20cmです。その幅と比較すると大きさが分かりますね。
家で育てている個体は3.7cmでした。物差しの横まで泳いできてくれるまで、かなり待ちました。
幅は5mmでした。
オスよりメスのほうが大きくなります。オスだと体重が0.6g程度、メスだと0.9g程度となります。
普通種体型あるいはヒカリ体型です。背ビレや尻ビレ、尾ビレは普通の形をしています。
寿命
野生だと寿命は1年~2年です。飼育下だと寿命は2年~3年です。養殖販売店であれば、卵から育てているため、育って直ぐの若い幹之を入手でき、また生まれてからの年齢もはっきりしています。ペットショップだと流通経路にのっているため、年を取っていることがあります。
魅力や可愛さ
幹之の魅力はなんといっても、まるでダイヤモンドダストのように輝く体外光です。夕暮れ時に選別容器に入れて横から見ると、ヒレの淵が白く光っているのを見ることができます。まさに、生きた宝石といっても過言ではありません。それが水槽内を泳ぎ回る姿は可愛いです。ラメの光の色によって青白く見えたり、黒っぽく見えたりする個体もいます。ラメとは色がついて輝いて見える鱗のことです。
フルボディとは?
白い体外光が口先から背中、尾びれまで輝いてライン状に伸びていることをフルボディといいます。かなり美しいラインです。幹之が発見された当初は背中のラインが1cmほどでしたが、その後、日本全国の愛好家たちの間で改良が進み、現在では全身に光が乗るようになりました。まさに、メダカ愛好家の努力の結晶です。
まとめ
幹之を自宅にお迎えして、ペットとして飼育するために、養殖販売店に買いに行きました。かなり可愛いメダカにも関わらず、観賞魚として人気でいたるところで育てられているため、お手ごろな値段でした。養殖販売店であれば、オスやメス、元気な個体を選んでくれます。また、メダカの年齢もはっきりわかるため安心です。フルボディであれば、体外光が口先から尾ビレまで乗っていて美しいです。