その飼い方は大丈夫?ヒョウモントカゲモドキの寿命を伸ばすコツはこれ!

レオパフリークの皆さん、こんにちは。レオパードゲッコー、またの名をヒョウモントカゲモドキはとっても可愛いですよね。爬虫類の中では飼育が容易ということもあり、現在ペットとする方も増えています。可愛がり方、飼い方は人それぞれですが、大事にしている愛レオパはできるなら長生きしてほしい、と思うのはみんな共通しています。この記事では、そんな飼い主さんのため、ヒョウモントカゲモドキの寿命を延ばす飼い方をご紹介いたします。最後までしっかり読んで、ご自身の愛レオパの長生きに役立ててください。

そもそも寿命は何年?

Yellow and brown spotted leopard gecko. 出典:123rf

そもそも、ヒョウモントカゲモドキの平均寿命はどのくらいなのでしょうか。レオパの平均寿命は飼育下で10~15年、野生では25年を越えます。野生の方が10年ほど寿命が長いのですが、この差は食事や環境が原因だと考えられます。大きな病気がなければペットとして飼育下でも10年以上は生きることが可能ですが、それよりも長生きさせようと思うのであれば、飼育方法の工夫が必要です。逆に考えれば、飼育下でもお世話の仕方次第で25年は生きることができるということです。アメリカのブリーダーが飼っているレオパが30年以上生きたという記録があります。適切な食事、環境を用意してあげましょう。

必見!長生きさせるには?

Leopard gecko Eublepharis macularius in the Zoo, close-up. Tallinn, Estonia. Portrait art, zoology, herpetology, environmental conservation, science, education concepts. 出典:123rf

次の項目から、長生きさせるための具体的な方法を述べていきます。

・長生きできそうなレオパを見極めてお迎えする

A leopard gecko (Eublepharis macularius) is posing in a distinctive style. 出典:123rf

レオパの状態にも個体差があります。状態を見極めた上で長生きできそうな個体をお迎えすることが、長くいっしょにいられる秘訣の一つかもしれません。以下でポイントをまとめました。

①エサへの食いつきがいい

お迎え前に給餌の様子を見て、どのくらいエサに食いつくかチェックするといいでしょう。空腹の状態にもよりますが、健康なレオパならエサ食いがよく、シュッと、素早くエサに食いつきます。

②しっぽが太い

レオパはしっぽに脂肪をたくわえており、食事がとれない時にしっぽから栄養を補給して生き延びています。そのため、しっぽの太さを見ることで、その栄養状態を把握することができるのです。首と同じくらいの太さであれば健康状態が良好だと言えるでしょう。

③成長した個体である

幼体、成体など、販売されているレオパの成長具合は様々ですが、長生きさせたければ成体の個体をお迎えした方が確実です。と言いますのも、ベビーは扱いが難しいためです。ベビーの頃の食生活はその後の健康状態にも大きく影響します。ちゃんと専門家がお世話をし、成長した後の個体をお迎えした方がいいでしょう。

④爬虫類専門店でお迎えする

レオパは一般的なペットショップでも取り扱われている場合がありますが、爬虫類専門店の個体をお迎えした方が無難です。爬虫類専門店のブリーダーの方がレオパに関する知識に長けており、適切にお世話している可能性が高いからです。

⑤モルフは関係するのか

レオパはたくさんの「モルフ」(品種)が存在する爬虫類であり、モルフによって色や模様が大きく異なります。このモルフが体の丈夫さとも関係します。お迎えしたレオパの長生きを願うなら、短命なモルフを選ばないことも大切です。ノーマルと呼ばれる、野生下に存在する原種を品種改良して生み出されたのがモルフです。レオパ本来の姿であるノーマルに変化を加えているため、遺伝子疾患による異常が発生してしまうモルフもあります。例えば色素が薄い「アルビノ」は弱視の傾向が強いことはよく知られています。長生きしやすいレオパを選ぶという観点だけで言うのなら他のモルフを選んだ方が無難だと言えるでしょう。逆に、体が丈夫だと言われているのは「ハイイエロー」というモルフです。ハイイエローは最も原種に近いモルフであり、ノーマルに近い特徴を持つため体が強いと考えられています。しかし、健康状態は個体差や飼育環境の差によって大きく左右されます。ハイイエローだから安心だと決めつけず、生体の健康状態や成長度合いをよく見てお迎えするレオパを選びましょう。

・エサに気を付けよう

A cute yellow gecko (tokek hias) was on hand. 出典:123rf

寿命に影響する要素の一つとして給餌による栄養管理です。特に気を付けなければいけないのは肥満です。近年の人工フードは栄養価が高く、また、レオパ可愛さにエサをついつい与えすぎてしまい、肥満になってしまうケースがあります。生き餌を与える場合でも種類によっては栄養過多から肥満になってしまうことがあります。肥満になると内蔵に負担がかかり寿命が縮まってしまいます。逆に、栄養失調で弱ってしまってもよくありません。給餌の際は適切な栄養バランス、量、頻度を心がけましょう。

①頻度

適切なエサやりの頻度は成長段階によって異なります。ベビーの場合は毎日食べるだけエサを与え成長させるのがいいでしょう。ベビーの期間の目安は生後6か月頃まで。この時期のレオパは成長期にあたり体づくりのために栄養が必要なのです。たくさんエサを与え栄養をとらせることで大きく丈夫な体に成長します。丈夫に成長することで健康寿命も延びますので、ベビーの時はどんどんエサを与えましょう。成長後の成体の場合は実はそんなに頻繁に給餌しなくて大丈夫なのです。生後半年頃から毎日エサを食べなくなってくるので、レオパの様子を見ながらエサの頻度を減らしましょう。給餌の目安は2~3日に1度がいい、と言われていますが、場合によっては1週間に1度程度でも大丈夫です。これには個体差があり、与えるエサの種類によっても変わります。レオパの様子を見て、太ってきているようならエサの頻度を減らしましょう。

②種類

栄養価が高いのはレオパ用の人工フードです。フードになれていない個体は食べない可能性もありますが、フードなれしているレオパにはフードで栄養を与えるのが無難です。ただし、前述のように近年のフードは栄養価の高さゆえに与えすぎることで肥満につながってしまいます。フードを与えない場合はコオロギやミルワームなどの生き餌、冷凍コオロギなどの冷凍エサを給餌することになるかと思います。これらのエサを与える場合はエサの昆虫に食事を与えたり、爬虫類用の粉状サプリをふりかけてダスティングしたりし、栄養バランスに気を付けてあげなければいけません。特に冷凍エサは生き餌よりも栄養価が低くなるためダスティングが必要です。生き餌や冷凍コオロギを与える場合でも与えすぎは肥満になりますので頻度には気を付けてください。

③肥満の目安

レオパは肉付きがよくなり、胴体や足が太くふっくらしてきます。少しふくらんでくる程度なら問題はありませんが、肥満のレオパは足のつけねが不自然にふくらんできます。場合によっては脇にこぶができてくることも。肥満は外見だけではなく、体重の変化からもみとることはできます。体重を記録していれば体重の増加にすぐ気づけ、肥満防止につなげることができるというわけです。ちなみにレオパの体重はアダルトで50~100gぐらいになりますが、体の大きさによって適正体重が変わるため一概には言えません。肥満傾向かどうかは体重の絶対値だけではなく、体重の増え方も加味して判断するようにしましょう。

・広いケージで飼育し運動量を増やす

An orange-colored eublefar (leopard gecko) on a part of a tree. 出典:123rf

寿命を延ばしたいのであれば飼育ケージは大きいものを選びましょう。ケージが小さすぎると動き回ることができず、運動不足から肥満につながってしまうためです。レオパは小型であるため、横幅が30cm程度の小型ケージでも飼育は可能ではありますが、運動量を増やしたいのであればもっと広いケージを選ぶといいでしょう。広いケージを選んだ上で流木や岩などをおいて高低差のあるレイアウトにすると、レオパも動き回りやすくなり、さらに運動量が増えます。飼育環境が平坦にならないように色々と工夫してあげましょう。広いケージを選ぶことは運動量の観点だけではなく、温度や湿度の管理の点においても重要です。これについては後述します。

・温度や湿度を管理して体調を整えてあげる

レオパの体調を整え、健康寿命を延ばすためには温度や湿度も重要な要素。温湿度計をケージ内に設置し、適切な温度・湿度を保つようにしましょう。レオパを飼う際の適正温度は20~30℃、適正湿度は60〜70%とされています。飼育環境を整える際にはケージ内に温度勾配を作る(温度が高いところと低いところを作る)必要がありますが、保温器具から一番離れた、ケージの隅の温度が低いところに温湿度計を置いて計測します。パネルヒーターを利用している人が多いですが、パネルヒーターだけで適正温度にならないのなら、他の保温器具を使ったり、部屋の冷暖房などで調節するのも一つの手です。冬ならケージに布をかぶせて熱が逃げにくいようにする、という方法もあります。レオパは元々砂漠にすんでいる動物なので、湿度については高すぎなくて大丈夫ですが、乾燥しすぎると脱皮不全にもつながってしまうため適度に水気を足して湿度を保つ必要はあります。湿度があがらない場合はシェルターに水を入れたり、加湿器を利用したりして保湿しましょう。また、急激な温度変化、湿度変化もレオパにとってよくありません。ケージが大きいと中の温度や湿度の変わり方がゆるやかになるので安心です。

・シェルターを設置し休める環境づくりを

Leopard Gecko on old wood. 出典:shutterstock

シェルターはレオパが中で休める隠れ家のようなもの。シェルターをケージ内に設置することでレオパが安心して休むことができます。レオパは夜行性の動物です。そのため、シェルターを設置し、昼間でも暗い場所で睡眠がとれるよう配慮してあげた方がいいのです。

・病気に注意

レオパを長生きさせるためには病気にも注意しなければいけません。レオパがかかりやすい病気をご紹介します。

①脱皮不全

レオパは脱皮を繰り返す動物ですが、この脱皮が上手くいかないことを脱皮不全と言います。綺麗に脱皮できないと血流が止まり、古い川が残った部分が壊死してしまいます。脱皮不全は湿度が足りないためにおこるもので、ケージ内の湿度が適切に保たれていれば防げるものですが、まれに自分では上手く脱皮できないレオパもいます。レオパが上手く脱皮できていない場合は人間が手伝ってあげましょう。レオパをぬるま湯につけて皮をふやかすと皮をぬがせやすくなります。飼い主自身で上手く脱皮させてあげられる自信がない場合は動物病院でやってもらうのも手です。

②クル病

クル病は栄養の偏りからかかる病気です。カルシウムやビタミンD3の不足が主な原因で、骨の形成に異常がでてしまい、骨の変形や骨折をひきおこします。発症後には痙攣や食欲不振、成長不良などの症状があらわれます。症状が重くなってしまうと最悪死んでしまいます。もしレオパの動きがおかしくなったらすぐに動物病院に連れて行ってください。クル病の予防のためには栄養バランスの取れた食事が一番大切です。栄養バランスを考えて配合されている人工のフードを食べさせていればクル病にはかかりにくいのですが、気を付けなければいけないのは生き餌や冷凍エサを主食にしている場合です。先ほども述べましたが、生き餌や冷凍エサにはダスティングが必要。カルシウム剤、ビタミン剤を添加して栄養を補強してあげましょう。ただし、ビタミンについては過剰摂取するとかえって体調が悪くなることもあります。サプリの用法容量を守りましょう。もし心配なら、エサ用の虫に野菜やコオロギ用フードを食べさせてビタミンを補強する方法もあります。これらの病気の他にも、細菌や寄生虫による感染症、腸閉塞などを発症してしまうこともあります。エサ食い、排泄、体の様子をチェックし、おかしな様子があれば早めに動物病院にかかるようにしましょう。

まとめ

Common leopard gecko its scientific name is Eublepharis macularius. 出典:123rf

ヒョウモントカゲモドキの寿命を延ばす方法についておわかりいただけたでしょうか。結局のところ、

  • レオパの寿命は10~15年くらい生きる。25年近くまで生きることもある。
  • 長生きできそうなレオパを見極めてお迎えする。
  • エサに気を付ける。
  • 広いケージで飼育し運動量を増やす。
  • 温度や湿度を管理して体調を整えてあげる。
  • シェルターを設置し休める環境づくりを。

これが寿命を延ばすためのキーワードです!レオパちゃんが15年生きてくれれば、10年より+5年もそのコとの楽しい時間を共有できます。いろいろな思い出を作れますね!

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