部屋の中に観葉植物を置きたくなり、園芸店に行きました。そこにはたくさんの花や樹木、盆栽、園芸用品などが販売してありました。その中でひときわ目を引いたのがオリーブでした。苗も含めると在庫が豊富でした。その中で、気に入ったものを買うことにしました。今回は、オリーブの生態や大きさ、種類、栽培用品、育て方などを書いていきます。
園芸店までの道程
所沢航空記念公園も樹木がたくさんあり、緑豊かです。そこから、少し歩くと目的の園芸店があります。
東川に架かっている松井橋を越えていきます。そこから少し歩くと、目的の園芸店に到着しました。色々な花や樹木、盆栽から園芸用品まで販売しています。ここで、ミッションという種類のオリーブの木を買いました。
生態
キク類シソ目モクセイ科です。常緑樹で、実は緑だったり黒かったりします。その実からはオリーブ油を搾り取ることができます。また、実は塩漬けや缶詰にして食用になります。英語ではoliveです。
原産地。
レバノン周辺が原産地で、そこから栽培が始まりました。その後、地中海沿岸のギリシャやイタリア、スペインなどにオリーブの栽培が広まりました。
種類
オリーブにはスペイン産やイタリア産、ギリシャ産、アメリカ産、日本産など、たくさんの種類があります。
ミッション
アメリカ合衆国のカリフォルニア州が原産地です。葉は細長く先が尖った形をしています。枝も葉も直立していて縦長く成長します。実が硬めで油を多く含んでいて、オリーブの青々しい味が濃く感じます。
ルッカ
イタリアが原産国です。実は大きく油を多く含んでおり、すっきりとフルーティーな味わいです。
ネバディロブランコ
スペインが原産国です。味はさっぱりとしています。
コロネイキ
ギリシャ産の大半を占めるです。葉は細長く、実は小さめで細長いです。ギリシャでは高級オリーブオイル用として栽培されています。フルーティーでマイルドな味と舌ざわりです。
チプレッシーノ
イタリアのシチリア島が原産地です。果実は少し辛味があります。
マンザニロ
スペインが原産国です。葉は緑で丸みがあります、果実もリンゴやサクランボのように丸っこいです。早生で夏には果実を収穫できます。少し辛味があり、香ばしい香りがします。
ひなかぜ
気温の影響を受けにくく、日本でも栽培しやすいです。実がつきにくく観賞用に向いています。
大きさ
当然、苗は小さいです。観賞用としては70cm~130cmの高さのオリーブの木が園芸店で販売されています。その木を庭に植えておくと2mを越えて、8mほどの高さになることもあります。
オリーブの木は高くなると、15mまで成長することもあります。この高さは4階建てのビルと同じくらいです。
園芸店で買ってきたミッションという種類のオリーブの木の高さは65cmでした。
定規で測ると、葉の長さは4.5cmでした。
葉の幅は1.5cmでした。オリーブの果実は小さい物だと長さが1.1cm、大きなものだと長さが3.5cmほどになります。
オリーブの木の育て方
オリーブは二月ごろから肥料を与え、三月から四月に植え替えや剪定をします。そうすると、六月に開花します。そこでも肥料を追加します。その後、九月から十月にも肥料を与えたり選定したりすると、十月から十一月に果実がなりオリーブを収穫できます。そのため旬も十月から十一月です。種類によっては、夏ごろに旬を迎えます。地中海周辺の温暖で、少し乾燥した気候を想像しながら栽培すると良いですね。
必要な園芸用品
鉢植えの栽培で必要な園芸用品を説明していきます。
植木鉢
成長するたびに、一回り大きな植木鉢に植え替えないといけません。値段は500円でした。
受け皿
植木鉢の底には穴が開いているため水や土が漏れてもいいように受け皿が必要です。値段は200円でした。
支柱や固定する針金
オリーブの木は根の張りが浅く、傾いたり倒れたりしやすいです。そのため、支柱や固定する針金を用いて真っすぐに育てましょう。
じょうろ
水やりには「じょうろ」を使いましょう。値段は565円でした。
園芸用スプレー
ちょっとした葉の掃除や、液体肥料を薄めて与えるときに使いましょう。少量の水やりにも使えます。値段は600円でした。
土
オリーブ栽培専用の土が販売されています。原料は木質堆肥やココナッツファイバー、赤玉土、鹿沼土などです。水はけがよく、オリーブが成長するのに適した土です。値段は容量12リットルで1150円でした。専用の土が販売してあり便利ですね。
肥料
油かすや、魚粉、米糠を固めた肥料です。石のようにカチカチに固まっています。700gで458円でした。
設置する場所
元々、地中海の温暖な気候で育っているため、日当たりの良く寒くならない場所で育てましょう。ただし、植え替えをした直後は二週間くらい日陰で育てて、たっぷりと水を与えたほうがいいです。
根張りが浅く、樹木が倒れやすため、風の強いところには置かないようにしましょう。支柱や樹木を固定する針金を使用するとよいです。
水の与え方
地中海沿岸が原産なので乾燥には強いです。水はけが良い土壌を好みます。水はけをよくするために、オリーブ専用の土を使用し、鉢底石も植木鉢の底に2cm~3cmくらい敷きましょう。土の表面が乾燥しすぎないように、また植木鉢の底から少し水が漏れるていどに水やりをしましょう。
花や季語は?
黄色あるいは白くて小さい花が集まって咲いています。六月に開花します。「オリーブの花」は夏の季語です。花言葉は「平和」や「知恵」です。確かにオリーブの葉の冠をかぶっていると頭が良くなりそうです。ここで俳句を一句。「青空に オリーブの花 かしこまる」
植物園で見れる?
小豆島オリーブ園では樹齢100年ほどの日本最古のオリーブの木が大事に育てられて、見ることができます。
餌として食べる動物はいる?
オリーブの葉の粉末を餌にまぜて養殖したハマチがいます。メジロなどの野鳥もオリーブの果実が大好物です。
まとめ
オリーブの木は色々な種類が園芸店に豊富に揃えられており、観賞用として人気となっています。果実まで育てて、オリーブ油を作る楽しみもあります。温暖で、やや乾燥した地中海周辺が原産地でした。その気候を考えて栽培すると良いです。花も白くて小さくて可愛かったですね。