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クオッカを探しに埼玉県に行ってみた!出会えたら幸運?!実は絶滅危惧種

オーストラリアに生息している幸せそうな動物がいます。それはクオッカです。埼玉県の動物園で、その目撃情報があるので、行ってみることにしました。英語ではQuokkaです。それは「世界一幸せな動物」と呼ばれていますが、何故なんでしょうか?そもそも、出会えたのでしょうか?その旅行記を書いていきます。

埼玉県こども動物自然公園まで探しに行った

クオッカの「のぼり」

クオッカが目撃された動物園は埼玉県こども動物自然公園です。さっそくネットで調べると、東武東上線に乗って行けることがわかりました。そこで東武東上線の小川町行きの電車を探します。

東武東上線の駅のホーム

短い間隔で運行しており、スピーディーな路線で便利です。すぐに、小川町行きの電車がきました。

東武東上線の小川町行き

かっこいいですね。電車内はエアコンも効いていて、揺れも少なく、乗り心地も抜群です。途中で荒川水系入間川の支流の越辺川も越えていきます。越辺川は「おっぺがわ」と読みます。

越辺川

このあたりになると、都会を離れて、自然の緑が豊かになってきます。埼玉県西部の広大な自然の中に、その目的とする動物園はあります。クオッカへの期待感も膨らんでいきます。最寄り駅は高坂駅です。そこで「鳩山ニュータウン行」のバスを探します。

高坂駅とバス

バスに乗って、「こども動物自然公園」停留所で下車すると、すぐに、その動物園の入り口があります。

埼玉県こども動物自然公園の入り口

運よく晴天で、入り口に近づいていくと、さらに期待感が膨らんでいきます。

出会えた?

埼玉県こども動物自然公園の入り口の前には「クオッカ観覧には整理券が必要です」という看板がありました。

クオッカ観覧の案内のための看板

さらに、横を見ると、「終了しました」という掛札が・・・。入り口にいた動物園のスタッフに聞いてみると、「朝6時半から整理券をもらうためにお客さんが並んでいましたよ」とのこと。地元の住民も、「朝は、動物園の駐車場に入るために、車がたくさん並んで渋滞していたのよ」と教えてくれました。クオッカを見るためには、かなり朝早く来ないといけなかったようです。そういうことで、今回はクオッカに出会えませんでした。それでも、ちょっとでも幸せになろうとおもい、とにかく、クオッカのいる場所に行ってみることにしました。

クオッカアイランドまでの道程。

ここからは、埼玉県こども動物自然公園の中での道程です。

ヤギ

動物園に入ると、まず、ヤギさんたちが出迎えてくれました。暑い日差しの中、切り株の上の高い所に登っています。先を進むと、所々に、クオッカアイランドへの案内の看板が立っています。どうやらクオッカアイランドは東園カンガルーコーナーにあるようです。その矢印に従って進んでいきます。

東園カンガルーコーナーにあるクオッカアイランドへの案内の看板

この動物園は自然が多く残っていて広いので、かなり歩きます。やっと、東園の入り口に着きました。

東園の入り口

そこには、クオッカの顔写真入りの看板もありました。

クオッカアイランドの看板

「のぼり」も立っています。

本日の観覧は終了と知りつつも、十分に楽しめます。やっと、カンガルーコーナーに到着しました。動物園の一番奥の方にありました。

カンガルーコーナーの入り口

中は、広い草原となっており、自然に近い感じでカンガルーなどが飼育されています。

オオカンガルー

間近でカンガルーたちと触れ合うことができます。広々として、自然に近くて、贅沢な動物園ですね。その中を歩いて行くと、やっと、クオッカアイランドを見つけました。

クオッカアイランド

本日の観覧は終了していて、クオッカとは出会えませんでしたが、中の様子だけは見てきました。

落木や木、岩、小屋などが設置されていて、ロットネスト島の自然を再現しているようでした。ここで暮らせるクオッカは確かに「世界一幸せな動物」です。

途中にある、動物園の売店で見つけた「クオッカぬいぐるみ」を置いて記念撮影をしました。後日、再び行ったときに、やっと会えました。

広い敷地内を走り回っていました。木陰にいたり、小屋の中にいたりして間近では見ることはできませんでしたが、その可愛さは伝わってきました。次回こそはしっかりと見たいです。

生態

Quokka living at Rottnest island near Perth, Australia. 出典:123rf

クオッカはカンガルー科です。クアッカワラビーとも呼ばれます。確かに、横から見た佇まいはワラビーに似ています。

ベネットアカクビワラビー

生息地。

Quokkas are found on some smaller islands off the coast of Western Australia, particularly Rottnest Island, just off Perth, and also Bald Island. 出典:123rf

生息地はオーストラリアの南西部にあり、インド洋に面しているロットネスト島です。高温で乾燥した気候の島ですが、そこの湿原に生息しています。群れで生活しています。

大きさ

クオッカは体長が50cm前後、体重は3.5kg前後まで成長します。ワラビーとしては小型です。尾長は30cm前後あります。

the quokka has a long tail and a black nose he is a small marsupial. 出典:123rf

見た目はネズミのようですが、意外と大きく、国内の動物園でよく見かけるワオキツネザルと同じくらいの大きさがあります。

餌。

the quokka is eating a nut, he holds it in his paws. 出典:123rf

草食動物で、草や葉、木の芽などの植物を食べます。

寿命

Quokka living at Rottnest island near Perth, Australia. 出典:123rf

クオッカの寿命は10年ほどです。飼育下では14年ほど生きた記録もあります。

実は絶滅危惧種、その原因は?

孤島に住んでいる動物は警戒心がなく、天敵もいなかったです。しかし、人間がロットネスト島を発見し、持ち込んだネコなどの動物が天敵となってしまって、クオッカの生息数が減少しています。マダガスカル島のジャイアントモアやドードーは同じ理由で絶滅してしましました。まさに、人間のしわざと言えます。また、人間が持ち込んだブタが草などの植物を食べてしまい、植生が変化してしまったことも、クオッカの生息数が減少している原因です。そのため絶滅危惧種となっています。このあたりは、ガラパゴス諸島のガラパゴスゾウガメやガラパゴスリクイグアナの生息数減少の理由と似ています。また、同じオーストラリアのフレーザー島に生息するディンゴや、タスマニア島に生息するタスマニアデビルも、同じような理由で絶滅危惧種となっています。

なつく?

Real quokka sleepy on the leafy ground of australia. 出典:123rf

クオッカは、かなり人懐っこいです。ロットネスト島に観光で行った旅行者にも、幸せそうな顔をして、興味深々に近づいてきます。写真撮影にも応じています。

自転車で旅行している人に近づいてくる 出典:123rf

絶海の孤島のみに生息している動物は、警戒心がなく人懐っこいことが多いですね。

世界一幸せな動物!見れたら幸運。

人に懐いていて、頬が膨らんで、口角が上がり、ほほ笑んだような表情で近づいてきます。

ほほ笑んでいるように見える 出典:123rf

その表情が幸せそうなので、クオッカは「世界一幸せな動物」と呼ばれています。ロットネスト島に旅行に行って、こんな嬉しそうな表情をした野生のクオッカを見ることができたら、幸運が訪れそうですね。見ているだけでも癒されます。

まとめ

埼玉県こども動物自然公園までクオッカを見に行きましたが、今回は昼頃に行ったので、すでに観覧が終了していました。生態などについても調査しました。その可愛くてにこやかな表情を見ると、こちらまで幸せな気分になりますね。次こそは、朝に早起きして、見に来ようと思います。

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