ガラパゴス諸島の各島々に生息している、ガラパゴスリクイグアナ(英語ではGalapagos Land Iguana)とウミイグアナ(英語ではGalapagos Marine Iguana)がいます。また、一度は観光で行ってみたいエクアドルにあるガラパゴス諸島です!これから、これらの生息地や生態、違いなどを調べていきます。また、地球の環境問題についても調べていきます。動物園で飼育しているか?についても。
生息地と固有種と進化

この画像は世界遺産であるガラパゴス諸島の風景です。当然、生息地はガラパゴス諸島です。各島々で独自に進化したため、各島々で固有種となっています。サンティアゴ島のガラパゴスリクイグアナは過去に絶滅しています。詳しくは後程述べます。

この画像はサンタ・フェ島の固有種であるサンタフェリクイグアナです。サンタ・フェ島の風景とあいまって、癒される写真です。

この写真は、火山島であるフェルナンディナ島の磯の風景です。それと岩の上で日光浴をしている、フェルナンディナ島固有種のフェルナンディウミイグアナたちです。背中にちょこんとのっている子供のウミイグアナが、またかわいいですね。

この画像は、イサベラ島の砂浜の風景とイサベラ島固有種のウミイグアナです。フェルナンディナ島では火山岩に擬態して灰色でしたが、イサベラ島ではやや褐色ですね。各島の固有種は環境にあわせて進化していますね。
ガラパゴスリクイグアナの生態
トカゲ亜目イグアナカ科です。メスのほうが濃い色で、オスが薄い色です。これから大きさや寿命などを調べていきます。
大きさ

ガラパゴスリクイグアナは大きいもので、体長は110cmほどとなり、体重は12kgほどとなります。体重は成長したラーテルと同じくらいの重さです。メスよりオスのほうが大きくなります。
餌は?

主にウチワサボテンを食べます。また昆虫類なども食べます。上の写真は、サボテンを食べているところです。サボテンにかぶりついているとこも、またかわいい!
寿命

ガラパゴスリクイグアナの寿命は60年ほどです。一般的なグリーンイグアナの寿命が飼育下でも20年ほどなので、ガラパゴスリクイグアナの寿命がいかに長いかがわかりますね。よほどガラパゴス諸島の環境がイグアナにあっているのでしょう。
サンティアゴ島の固有種の絶滅の原因

1535年ころにガラパゴス諸島は発見されました。その後、航海している人たちによって、ブタやヤギが持ち込まれました。そのブタやヤギなどが、サンティアゴ島の植物を食べつくしました。主食であるサボテンなどの植物がなくなってしまったのが、サンティアゴ島でガラパゴスリクイグアナが絶滅した原因です。1835年に、あのチャールズ・ダーウィンがサンティアゴ島で目撃したのが最後だといわれています。なんともあっけない絶滅の理由ですね。
ウミイグアナの生態

ガラパゴス諸島近海は寒流で水温が低いため、ウミイグアナは磯にあがって日光浴をします。海中でたまった塩分を鼻などから出します。上の画像では塩分が白く固まって見えます。
大きさ

ウミイグアナの体長は大きいものになると、150cmほどになります。海で泳ぐために尾が長くなりました。上の写真は海を泳いでいる姿です。長い尾をうまく使っていますね。
餌は?

主食は海藻です。海に潜って海藻を食べます。
寿命

ウミイグアナの野生での寿命は5~12年です。ほかの種類より短めですね。
違いや、見分け方

これはウミイグアナの顔の写真です。頭がよりゴツゴツしています。またクレストと呼ばれる背中の鱗が多いです。下の画像はガラパゴスリクイグアナの画像です。違いがよくわかります。

頭部の凸凹が少なく、クレストも少ないです。頭の形やクレストが見分け方の注目点です。
日本の動物園で見ることができる?

以前は静岡県の河津町にある体感型動物園iZooでみることができましたが、現在は日本国内でガラパゴスリクイグアナを見ることのできる動物園はありません。
環境の変化などが理由で絶滅の危機。以前は人が持ち込んだブタなどが原因で、サンティアゴ島の固有種が絶滅しました。現在は、地球の温暖化やエルニーニョ現象などにより、海中の海藻が減少していることが原因で、ウミイグアナの主食が減っています。そのため、陸上に上ってサボテンなども食べることがあります。主食の海藻やサボテンが減ってきています。地球の温暖化などの環境問題が原因で、ガラパゴスリクイグアナやウミイグアナが絶滅危惧種となっています。同じトカゲ亜目で、インドネシアのコモド島に生息しているコモドオオトカゲ(コモドドラゴン)がいます。同じように絶滅危惧種となっています。
ペットにできる?

ガラパゴスリクイグアナは絶滅危惧種のため、個人では入手できません。また、国内の動物園にもいないため、飼育方法の蓄積もありません。そのため、個人でガラパゴスリクイグアナをペットとすることは不可能です。やはり、ガラパゴス諸島に海外旅行にいくしかないですね。
まとめ

ガラパゴスリクイグアナやウミイグアナの生態や、その二つの違いを調べてきました。どちらもガラパゴス諸島の固有種で狭い範囲にしか生息していないため、すぐに絶滅の危機に陥りやすかったです。温暖化などにより、海藻が減少し、ウミイグアナの餌がまず先に減って、餌を求めてウミイグアナが陸に上がり、サボテンなども食べて、ガラパゴスリクイグアナの餌も減少しているのが意外でした。