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センジュナマコ

私は離島に住んでいるのですが、先日散歩をしながら海を覗いてみるとナマコがいました。ナマコはウニやヒトデの仲間で棘皮動物です。ナマコは海胡瓜とも呼ばれています。

確かに海に胡瓜が転がっているようにも見えるような。見た目が胡瓜に似ているような地味なナマコですが、そんなナマコ界に胡瓜には似ても似つかないとっても派手なスター性のあるナマコが!

今日は深海に生息しているセンジュナマコ(英語ではSea pig)をご紹介しましょう。

センジュナマコってどんな生き物?

初めてセンジュナマコを見たときは、「なんじゃこりゃー」でした。

その見た目はまさに宇宙人。可愛いとは思いませんでした。しかし不思議なもので、見ているうちに段々と可愛く見えてきて、気が付いたらもう虜。短めの足でルンルン歩いている姿が(私にはそう見えます)とても可愛い。

センジュナマコは豚だった?

彼らは深海に住むナマコです。英語圏でセンジュナマコは、Sea pig(海豚)と呼ばれています。私たちがよく見かけるナマコが海胡瓜に対して、センジュナマコは海豚。住む場所が違えば見た目や印象もだいぶ変わりますね。

確かに身体がとても綺麗なピンク色で、足もぷくぷくしていて豚っぽいです。日本名のセンジュナマコは見た通り千手から来ています。

またセンジュナマコは1882年、今から130年以上前から知られており、深海生物の中ではメジャーな生き物です。

豚といえど、食用ではないですし味も絶対まずそうですよね・・・。

センジュナマコの5つの不思議と興味深い行動

1、14本の脚

まず1つ目。一番の特徴はその脚ではないでしょうか。14本の脚を使って、海底を歩いたり、流されないように踏ん張ったりします。

また時には角のように見える脚で立ち泳ぎもします。ナマコが立ち泳ぎって!すごいとしか言えないですね。

この角のように見える脚は敵や餌の匂いを感知するために使われたり、転がるためにも使われると推測されています。この脚は水圧によって太さを自由に変えることも出来ます。

やはり、深ければ深いほど、太くなるのでしょうか。細いと潰されてしまいそうですよね。ナマコに脚があり、好きに移動出来ることもナマコ界のスターですね。

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センジュナマコ

2、10本の触手

そして2つ目は前方に10本の触手があること。餌を口の中に運ぶ役目をしています。

3、意外に小さかった

3つ目は体長10cmから15cm程の手のひらサイズであること。このコンパクトサイズがまた可愛い要素の一つかもしれませんね。

4、ナマコなのにゼリー状

4つ目は、体が透明なゼリー状であることです。私たち陸上生物からしたら変わった身体ですが、深海生物にとってはとてもポピュラーな形態ですね。

5、不思議な習性

彼らは通常群れを成しませんがよく群れで発見されます。それは餌を求めて餌のあるところに集まっているため。

そして何が面白いって群れで発見される際、センジュナマコは皆、同じ方向を向いていることが多いです。

それは海流の流れる方向に身体を向けて、わずかな餌の匂いを探しているからなのです。理由が分かれば、なるほどと思うだろうけど、初めてその様を見たときには驚いただろうなと思いました。

深海の暗闇で綺麗に同じ方向をなぜ向いているのか。その理由を探すことはとても面白そうですよね。

こんな不思議がいっぱいのセンジュナマコですが、どこに行けば会えるのでしょうか?生息地や生態と合わせて、日本で観れる水族館があるのかを調べてみました。

センジュナマコの生態&観れる水族館

センジュナマコはどんな所に住んで何を食べてる?その生態とは。

センジュナマコは水深1000m~6500mの深海に住んでします。海底のサンゴ礁に生息していて世界中で見られます。

彼らは口元にある触手を使って泥をかき回し、中にある有機物を餌としています。また海底に降ってきた新しいクジラの死骸等を好んで食べます。

またその柔らかい身体のせいか寄生虫がつきやすいようです。ぷよぷよした柔らかい皮膚は甲殻類にはおいしいごちそうになります。

センジュナマコを見られる水族館はある?

2015年にアクアマリンふくしまのオホーツク海コーナーにて展示されましたが、長い期間の展示は難しいようで、今は展示されていません。深海生物を生きたまま採集すること事態が難しく、なかなか展示されないようです。

私が調べたところ、現在展示されている水族館は見つかりませんでした。私もこの目でぜひこの可愛いセンジュナマコを見てみたいです。

ナマコは食用にもされるし、水族館の触れ合いコーナーにもいます。海を覗けばよく転がっていますし、ナマコは比較的身近な海の生物ですが、深海に行くと私たちの知るナマコとは大きく違うナマコがいるのには驚きでした。

最後に

深海にはまだまだ私たちの知らない生物がたくさんいるでしょう。今後、技術がもっと進歩して一般人でも深海探索が出来るようになれば面白いのになと私は夢見ています。

もちろん彼らの生活に何も支障がないようにただ覗くだけです。私たちの想像するものとは遥かに違う世界がそこにはあると思います。考えただけでワクワクしますね。

それが可能になるまでは図鑑や深海水族館に行き、楽しみたいです。