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タコクラゲ!「ジェリーフィッシュレイク」の神秘?飼育法も

みなさん、クラゲと言ったらどんなものを思い浮かべますか?よく海水浴場には手で触っても大丈夫な「ミズクラゲ」がいますね。あとは少し前に大量発生して話題になった「エチゼンクラゲ」とか。今日はいろんな海月がいる中で、とっても可愛い「タコクラゲ」(英語ではSpotted jelly)をご紹介しましょう。後半では、一度は行きたい超有名スポット、パラオの「ジェリーフィッシュレイク」もご紹介!

どんな生き物?生態は?

出典:PIXTA

タコクラゲの名前の由来は、付属器と呼ばれる脚がタコと同様8本だからです。でも見た目は、タコというよりもマリオに出てくるキノコです!その水玉模様がとってもキュートですね。女子はこの姿を見たらメロメロだと思います。私は一瞬にして心奪われました。(女子っていう歳ではないですが。。。)。ちなみにこの水玉模様。ただのお洒落ではありません。これは「軟骨上組織」と言って、大きく成長した傘をより頑丈にさせる補強材のような役割があり、成長と共に体に現れてきます。大人の証なのです。その水玉模様も可愛いですが、傘の厚みもあってそこがまたコロコロしていて可愛いですね。ちなみにこの厚い傘は、厚いわりには柔らかいそうです。そしてもう一つ可愛いポイントがあります!クラゲなのに刺されてもさほど痛くない。たいていの人はほとんど痛みを感じないそうです。なんなのよ、それ。優しいんだから。

大きさ

macro of a beautiful jellyfish mastigias papua close up. 出典:123rf

タコクラゲの傘の大きさは直径9cm~20cm。

The spotted jellyfish (Mastigias papua). One type of jellyfish that can be found in Lake Kakaban Indonesia. This jellyfish is unique in that it does not have stinging tentacles. 出典:123rf

大きいものになると、4号のサッカーボールの直径くらいになります。

泳ぎが得意!?

Jellyfish with spotted pattern surrounded by other jellyfish in blue water, diving, beautiful sea dweller floating underwater, nature wildlife, selective focus. 出典:123rf

クラゲって結構漂っているイメージが強いですが、この子たちは傘を一生懸命パタパタさせて動き回ることが出来ます。これもこの子たちの魅力の一つですね。

光合成をする!?

View of beautiful Australian spotted jellyfish with white dots on a black background. 出典:123rf

クラゲなのに光合成?と不思議に思われたかと思います。その秘密はタコクラゲと共生する「褐虫藻(かっちゅうそう)」と呼ばれる藻類にあるのです。褐虫藻はタコクラゲが呼吸により排出した二酸化炭素を使用し、他の植物と同じく「光合成」をします。タコクラゲは、その光合成の過程で発生する栄養分をもらい成長していくのです。体が全体的に茶色く見えるのは、この褐虫藻が透けて見えるためです。ただしタコクラゲは100%褐虫藻に依存している訳ではないので、餌も食べなければ死んでしまいます。ちなみにこの褐虫藻は、サンゴにも共生しています。

白くなったら?

出典:PIXTA

タコクラゲは白くなってしまうと長生き出来ません。その原因は先ほどの「褐虫藻」が関係しています。水温や塩分濃度の急激な変化により、生物の体から褐虫藻が逃げ出してしまうことがあります。その結果、今まで褐虫藻の色が透けて茶色く見えていたタコクラゲは白っぽく透き通った色へと変わってしまいます。こうなってしまったものは十分に栄養を得ることができずに、弱っていきます。待ってー!行かないでー!と言った感じですね。弱ってしまうとそんな悠長なこと言ってられませんが。これと同じことはサンゴにも起こります。これを「白化」といい、環境問題の一つとして度々取り上げられています。先日も、夏に台風が少なかったため、沖縄の海水がかき混ぜられる事がなく、水温が上昇し、サンゴの白化が進みつつあると、ニュースでやっていました。それだけタコクラゲも珊瑚もデリケートなのですね。もっと身近で見れるところがあったのです。

パラオにある楽園「ジェリーフィッシュレイク」

パラオに多数存在する塩水湖の一つに「ジェリーフィッシュレイク」と呼ばれている湖があります。ここがとても面白いところで、その名前の通り、無数のタコクラゲの一種が生息しており、パラオでは有名な観光名所となっています。ここに住むタコクラゲ、実は毒がほとんどありません。なぜでしょう?それは天敵や餌となる生物が存在していないからです。毒が必要なくなったので「刺胞」を退化させてしまったのですね。ちなみに一般的なタコクラゲとは違い、100%褐虫藻に依存していて、光合成だけで必要な栄養分を補えるのでご安心ください。

パラオの楽園のタコクラゲの不思議

出典:PIXTA

そしてもう一つ面白いことが。タコクラゲの名前の由来となっている付属器と呼ばれる脚。実はこれ遊泳時にバランスを保つためにある器官なのですが、これも退化させてしまったのです!さてまたまたなぜでしょう?先にも述べましたが、天敵や餌となる生物がいないため、追われたり追うことがなくなった彼らは、長い生活の中で次第に素早く動きまわることを忘れ、自身のバランスさえも気にしなくなったものと考えられています。住む環境によってこんなにも姿が変わってしまうなんて、とても面白いですね。

水族館で見られる?

アクアワールド茨城県大洗水族館のタコクラゲ

クラゲには癒し効果があると言われています。そのためかクラゲの展示に力を入れている水族館も多いようです。私が実際に行ったことがあるところは、すみだ水族館や新江の島水族館(神奈川県)で飼育されていました。全体的に暗く、クラゲの水槽はライトアップされていました。とても綺麗でずっと、ぼーっと見ていたいと思わせるような場所でした。

すみだ水族館のタコクラゲ用水槽

タコクラゲはそんなに珍しい生物ではないので、クラゲの展示に力を入れている水族館であれば見られると思います。

家でペットにできる?
A coral surrounded by colorful seaweed and coral reef fishes in an aquarium under the lights. 出典:123rf

またタコクラゲの可愛らしさからアクアリウムでのペットとしても人気を集めているそうです。用意するものは以下。

  • 海水(人工海水の素でOK)。
  • エアポンプ。
  • 水槽、ろ過用のフィルターなど。
  • ヒーター、照明など。
  • エサ。

飼うからにはしっかり責任を持ち、よりよい環境で飼育してあげたいですね。見た目や、生態から私はタコクラゲが大好きになりました。今度の休みは久しぶりに水族館でも行ってみようかな。あなたも癒されに足を運んでみてはどうですか?

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