サーバルキャット(英語ではServal)はしなやかで美しいたたずまいをしています。
美しさだけでなく、かわいい猫です。
特に耳がかわいいです。しかも強いです。
これから、その生態や生息域、強さ、赤ちゃんについても調べていきます。
また、飼育している動物園も!まずは生息域から。
生態

基本的には、夜行性で単独行動です。
黄褐色に黒い斑点があります。首から肩にかけての黒い斑点は線状になります。
なんといっても、かわいいのは大きな耳です。
他の猫と比べてもかなり大きく、また丸みをおびています。
耳が前を向いていたり、横を向いていたりします。
周囲の音を集めているのでしょう。
そして、かなり小さな音でも聞こえます。
アフリカのスッテプなどの草原では、土の中にいる小動物も探さないといけないので、その耳は発達しました。
生息地

アフリカ大陸の中部から南部にかけて生息しています。
サバンナと呼ばれる草原地帯や森林のなかで生活しています。
近くに、川や池のある場所に集まります。
生きていくには水は必要ですからね。
生息数
以前はアフリカ大陸北部にもサーバルキャットは生息していました。
しかし、生息数の減少のため、生息域が縮小して、点在するようになりました。
そのため、アフリカ大陸の場所ごとに、17種ほどのサーバルの亜種がいます。
やはり、気温の変化や森林開発などの環境問題のため、草原や森林の減少が影響しています。
同じアフリカ大陸の南部に生息し、絶滅危惧種であるクロアシネコもいます。
大きさ

大きいものになると、体長が100cmほど、尾の長さが45cmほど、肩までの高さが60cmほどになります。
体重は大きいものになると18kgほどです。
猫としてはかなり大きいです。
カナダオオヤマネコと同じくらいの重さです。
サーバルキャットのほうが細く見えて、また尾が長いです。
足が速い!ジャンプ力もすごい!

最高で時速80kmくらいの速さで走れます。
サーバルキャットの体長からは考えられないほど、ジャンプは幅が4mくらい、高さとしては2mくらい跳びます。
オリンピック陸上競技の100m走の金メダリストが時速45kmくらいです。
なので、オリンピックに出場したら金メダルですね。
チーターの最高時速110kmほどではないですが、サーバルキャットはかなりの速さで走ることができます。
また、かなりの距離をジャンプします。
餌

主食は、ネズミやウサギなどの小動物です。
さきほど説明した、得意のジャンプ力をいかして、鳥をとることもあります。
すごい運動能力です。アフリカのサバンナでは、食物連鎖の頂点です。
寿命

野生では11年前後の寿命です。飼育下では20年近くまで生きます。なかには、札幌市円山動物園で24年ほど長生きしたサーバルキャットもいます。動物園では大事に飼育されていますね。
子猫

サーバルキャットの子猫はどこをみてもかわいいです。
耳が大きくて丸くて、かわいさも最強です。

子猫のときから、耳が大きいのですね。
鳴き声

海外では、サーバルキャットを飼育している方もいます。
動画では飼い主に甘えているような気持ちの鳴き声です。
甲高く、震えるような、かなり独特な鳴き声ですね。
サーバルキャットの姿を観ずに、鳴き声だけ聞いても…ネコ科動物の鳴き声とは到底想像もできないでしょう!
なつく?

海外では、なついて、自宅内で飼育されているかたもいます。
すぐに、飼い主に近づいてきます。
そして、顔をすり合わせて、楽しそうにしています。
また、なつくように、子猫のときからペットとして育てていないといけないです。
じっとして、カメラマンのほうを見つめています。

スリムな体型で、顔が小さくて、耳が大きくて、目が真ん丸ですね!
ペットにできる?

日本国内で、サーバルキャットを飼育するためには許可が必要です。
また、キャットフードなどの餌の量や金額を考えると、個人でペットにするのは難しいです。
値段は?

調べると、値段は要相談となっています。
しかし、だいたい200万円くらいはします。かなり高いです。
見ることのできる動物園は?

多摩動物公園や、和歌山県にあるアドベンチャーワールドではサーバルキャットの繁殖にも成功しています。
ぜひ見に行きたいですね。
ほかには、羽村市動物公園やのんほいパーク豊橋総合動植物公園、神戸どうぶつ王国、愛知県立とべ動物園などで飼育されています。
お近くに立ち寄ったさいは、ぜひ見に行ってくださいね。
多摩動物公園までサーバルキャットに会いに行ってみた
多摩モノレールの多摩動物公園駅で降ります。
降りると直ぐに動物園の入り口です。ちゃんと手指の消毒をしてから入場しました。

アフリカ園を目指します。途中には案内の看板があります。

アフリカ園ではライオンの飼育スペースを建設中でした。広大な敷地でした。

休憩所やレストランも新設されていました。

やっと、目的の場所に到着しました。
サーバルがいました。元気に歩き回っています。

素早く動き回るため、なかなかカメラのピントが合わないです。

みなさんも是非とも多摩動物公園に見に行きましょう。
まとめ

美しい姿をしていて、また、かわいいサーバルキャットでした。
走る速さやジャンプ力も凄いです。赤ちゃんもかわいい猫です。特に、シュッとした姿と、大きくて丸い耳がかわいいです。
アフリカの森林開発などの環境問題のため、生息域の面積が狭まっています。そのため点在化しています。また、アフリカ大陸の北部では見られなくなっています。環境を整えていかないといけないですね。