砂漠に生息するスナネコがいます。可愛くて、世界中で人気の猫です。耳が三角で可愛いです。砂漠でどのように生活しているのでしょうか?飼育できるのかも気になります。また、動物園で見ることができるのかも気になります。これから、その生態や寿命、鳴き声などを調べていきます。
生態

黄土色から灰色で、胴体や手足に黒や褐色が混じります。尻尾の先も黒いことが多いです。夜行性で、餌として小動物を食べます。顔は幅が広く、耳が三角で大きいです。英語ではSand-catで、漢字では砂猫と書きます。
生息地。

アフリカ大陸のサハラ砂漠周辺やイラクや、アラビア半島の砂漠周辺、また、中央アジアのカラクム砂漠やキジルクム砂漠にも、生息しています。砂漠に生息しています。夜行性で、日中は岩陰や巣穴にいます。自分で巣穴を掘ることもあります。イランの砂漠に生息しているスナネコの動画です。
巣穴の周囲をキョロキョロと見回っています。可愛いですね!砂漠で単独行動で生活しています。
大きさ

スナネコは大きくなると体長が50cm前後で、尾長は30cm前後です。大きくなると体重は3kg前後です。野菜に例えると、キャベツ一玉が約1kgなので、キャベツ三玉くらいの重さです。比較的、小型の猫です。
耳も大きくて可愛い。

この三角で大きい耳が可愛いですね!砂漠で生活しているため、砂が入らないように耳のケアも重要です。イヌ科のフェネックも砂漠で生活しています。スナネコとフェネックは耳も似ています。
寿命

スナネコの野生での寿命は10年弱です。動物園などでの飼育下では14年ほどです。
鳴き声

ネット上の動画でスナネコを見ることができます。甲高く「キューキュー」と鳴いていて可愛いです。
なつく?

海外では飼育している方もいます。その様子を動画で見ることもできます。
飼い主の手の上でリラックスして落ち着いていて可愛いですね。飼い主によく懐いています。ごはんをちょびちょび食べたり、タオルに寄って来たり、毛玉で遊んだりして可愛いです。また、世界中で人気なので切手にもなっています。切手の絵もかわいいです。
ペットにできる?

スナネコは絶滅のおそれがありワシントン条約附属書IIに掲載されています。
そのため、国内では個人でペットとすることはできません。もし自宅の庭にスナネコがいたら、あまりの可愛さに町中から人が集まってきます。
日本の動物園で見れる?
那須どうぶつ王国でスナネコを見ることができるという情報を得たので、行ってみることにしました。雪の中、那須に向かいます。どんどん山道を登っていきます。駐車場に着きました。那須の高原からの風景です。美しいですね。

入場口です。チケットを買って、いよいよ那須どうぶつ王国に入ります。入ってすぐ、お土産売り場のすぐ横で、子猫のスナネコが育てられていました。

楽しそうに砂場で遊んでいます。

元気に動き回っています。時々、じっと座ります。

近寄ってきてくれたりもします。本当に可愛いですね。
海外の動物園で見れる?
イスラエルのテルアビブ近郊にある「ラマト・ガンサファリ」という動物園で飼育しているスナネコの動画です。赤ちゃんが可愛いです!

ほかにも、アメリカのシンシナティ動物園やリビングデザートズーアンドガーデンズ、イギリスのブリストル動物園、アブダビ首長国のアル・アイン動物園などで見ることができます。
生息数が減少している。

温暖化などの環境問題や放牧などにより、砂漠の環境が破壊されています。そのため、スナネコの生息域が減少しており、生息数も減少しています。世界中の動物園などでも、飼育数は170頭程度と少ないです。
まとめ

スナネコは耳が大きくて三角で、可愛い猫でした。砂漠の環境問題などにより、生息数が減少しています。そのため、国内でペットとして飼育することはできません。国内の動物園でも飼育していませんでした。ぜひ海外旅行をして、海外の動物園に見に行きましょう。