うさぎの飼い主さんの中には、うさぎが成長したら一緒に公園を散歩したいと考えている人もいるのではないでしょうか。うさぎと一緒に公園などを散歩をすることを「うさんぽ」といい、それを楽しんでいる方もたくさんいます。ここでは、うさぎと一緒に公園を散歩する時に知っておきたい、適切な時間や頻度、場所などの基礎知識についてご紹介します。うさんぽを楽しめる動物園についても!
うさんぽをしても良いウサギの年齢とその性格、適した期間や頻度
うさぎはペットの中でも人気が高く、公園の草原で散歩している光景を目にすることもあります。ほっこりとした気持ちになる癒やしの光景ですが、うさんぽに連れていくことが出来るうさぎの年齢に決まりはあるのでしょうか。
連れていくのは、うさぎの年齢が生後6ヶ月以降にしましょう。
生後4ヶ月頃まではまだ免疫力が完成していないので、体調を崩してしまうことがあります。生後6ヶ月以降になれば免疫もついているので、公園にうさんぽに連れて行っても安心出来る年齢です。
性格は?
うさぎにとって公園を散歩することは、普段過ごしている家の中とは違った世界を見ることが出来て、気分転換やストレス発散にもなり、楽しさを表現してくれる子もいます。草原の中をピョンピョン飛び跳ねて、嬉しそうに走り回ります。しかし、うさぎの性格によっては散歩を警戒したり、恐怖を感じてしまう子もいるので、無理に散歩させることは禁物です。普段から物静かだったり、警戒心が強い性格が見られる子は、公園で散歩をする前に家以外の環境に慣れさせることから始めましょう。家でもハーネスを付けることを練習してから、実際に散歩に出かけるとうさぎの不安を軽減してあげることが出来ます。
適した時間と頻度は?
うさんぽをするときは、うさぎにとって負担のない程度の時間にとどめましょう。日向ばかりにいると体温があがるので、時々、木陰の日陰で休ませましょう。特にこのくらいという決まりがあるわけではありませんが、20~30分くらい、長くても1時間以内に散歩を終わらせるようにします。少しの時間でもうさぎにとっては十分な運動になりますし、長時間の散歩はむしろ疲れてしまいストレスになります。
頻度は、実際にうさんぽしている人の中でも様々です。
天気のいい日には毎日のように行くといううさぎもいれば、一ヶ月~数ヶ月おきに行くという人もいます。うさぎの性格によっても、外に積極的に行きたがる子や、おうちでのんびり過ごすことが好きな子もいるので、心地いいと感じる頻度を一緒に見つけてあげてください。
うさんぽする時に必要な持ち物
うさんぽで公園へ行くときは、必要な持ち物があります。準備して、忘れ物がないか、確認してから出かけるようにして下さい。
キャリーバッグ
目的の公園がすぐ近くならいいですが、少し距離がある場合はキャリーバッグに入れてあげることがおすすめです。また、突然の大きな物音や他の動物の接近など、うさぎが危険を感じたときにもキャリーバッグに入れて身を守ってあげましょう。
ハーネスやリード
散歩させるときは、ハーネスやリードを装着します。迷子にしないことももちろん、うさぎに何か危険が迫った場合にもハーネスやリードがあるとすぐに飼い主の元に連れ戻すことが出来ます。
水
うさぎの水分補給用です。公園に行って環境が変わると、うさぎさんがなかなか水を飲まないことがあるので、ニンジンやキュウリなどの野菜を持って行って、野菜から水分を摂ってもらうのも一つの方法です。
餌やおやつ
たくさん運動してお腹が減ると、公園の草を食べてしまうことがあります。食べられる草ばかりではありませんし、除草剤が撒かれている可能性もあります。空腹そうにしていたら、餌やおやつでお腹を満たしてあげましょう。
ビニール袋
糞をしたときに持ち帰ることが出来るよう、ビニール袋も忘れずに持参して下さい。
タオル
たくさん動いて体や手足が汚れることが考えられるので、家に入る前に綺麗にしてあげましょう。
うさんぽをする際の注意点
ほかの動物がいないか、危険な場所はないか、危険な場所に入らないか、気温は適切な気温か、食べてはいけない植物や農薬に注意するなど、散歩の時の注意点を紹介します。人間にとっては安全に思うことでも、うさぎにとっては危険だということもあります。公園で「うさんぽ」をさせるときは、うさぎが安全に楽しむことが第一なので、事前に注意すべき点をきちんと理解しておきましょう。
適した公園や場所は?
うさぎが安心してうさんぽできる公園や場所について説明します。本来は芝生で散歩させることが理想ですが、草むらの中には害虫や寄生虫が潜んでいる可能性があります。道路は石などで怪我をしてしまう可能性があり、砂場には雑菌がたくさんあります。川の水も危険です。絶対に安全という場所はないので、うさぎの様子を見ながら遊ばせてあげて下さい。
色々な草が生えている。
草食動物であるうさぎは、公園の草を食べることがあります。しかし、野草には食べてはいけないものがありますし、除草剤の撒かれた草を食べるということは体に毒を取り入れることと同じです。公園の草は食べさせない、ということに徹底した方がいいですね。
草の背丈がバラバラで、色々な種類の草が生えているほうが、除草剤が散布されていない場合が多いです。一種類の芝生のみの公園は避けるようにしましょう。自然な公園が良いです。
昆虫や毛虫がいる。
アリや蜂、毛虫がいるほうが農薬が散布されていない可能性が高いです。もちろん、うさんぽの後には、付着した昆虫などは取ってあげましょう。
木陰がある。
直射日光にずっとあたって散歩をしていると、体温が上昇してしまいます。時々、木陰で休ませてあげましょう。
道路や河川、側溝、段差などが近くにない。
道路に飛び出すと危険です。河川や、ちょっとした水路や側溝、段差も、転落すると危険です。そういった場所がない公園を選びましょう。
周囲に他の動物はいないか。
うさぎにとって他の動物は、身の安全を脅かす外敵です。それに恐怖を感じてしまいます。姿がなくても鳴き声やにおいだけでもうさぎにとってはストレスなので、気を付けてあげる必要があります。陸にいる動物だけではなく、カラスなどの鳥など空からの外敵も意外と多いです。
天気。
うさぎは暑さにも寒さにも弱い動物です。気温の高い日や低い日、雨の日も体温が急激に変化してしまう可能性があるので、外に連れて行かないことがベストです。
公園から帰ってきたあとはきちんとお手入れをしましょう。
楽しいうさんぽを終えて家に帰ってきたら、きちんと体のお手入れをしてあげましょう。公園を散歩した後のうさぎは、草や土などの汚れ、ノミやダニなどの寄生虫が付いていることがあります。そのままにしていると皮膚トラブルや、体内にまで雑菌が侵入してしまう恐れがあるので、必ずお手入れをして綺麗にしてあげます。濡れタオルで体の汚れを取り、ブラッシングで取り切れなかった汚れや虫を落とします。うさぎの安全を確保して、うさんぽを楽しんで下さい。
うさんぽをできる動物園はある?
伊香保グリーン牧場のふれあいハウスで、うさんぽを楽しむことができます。専任のスタッフがいて、色々と方法を教えてくれるので、安全にうさんぽをできます。ペットとしてうさぎを飼っていないけど、うさんぽしたい方は、ぜひ伊香保グリーン牧場にいきましょう。伊香保グリーン牧場には、他にも、羊やヤギ、馬などの動物とふれあえる場所があるので、ぜひ群馬県にいった際は立ち寄りましょう。
まとめ
うさぎが何歳になってから公園に連れていくかや、うさんぽに適した時間や頻度、準備に必要な物などについて説明しました。公園に生えている草には除草剤が付着している可能性があるので、食べさせないようにしましょう。また、周囲に道路や川など危ない場所がないか確認しましょう。安全に楽しくうさんぽしましょう。