見るからに強そうな亀です。
最近は、「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」などのテレビ番組でも、紹介されることがおおくなりました。
静岡大学の加藤英明先生が巨大なワニガメを手づかみで持っている映像が印象的です。
その生態や大きさ、寿命、ペットとして飼育できるかなどを調査していきます。
生態
爬虫類のカミツキガメ科です。頭が大きいですね。

甲は褐色から暗灰色です。
背甲の甲板には凸凹の盛り上がり(キール)があります。
英語ではAlligator-snapping-turtleです。
生息地
アメリカ合衆国の南部から東部にかけての河川や湖、沼、池などに生息しています。
水棲の亀です。

池の落木の下に隠れています。
大きさ

大きいワニガメとなると、甲長は80cm、体重は110kgほどになります。あの、ジャイアントパンダと同じくらいの重さです。
亀としては頭が大きいため、頭を甲羅の中に引っ込めることができません。

頭は前足の四倍くらいの太さがあるように見えます。
噛む力
顎が大きいため、ワニガメは噛む力が非常に強いです。噛む力は400kg~500kgといわれています。

大きく口を開けていて、恐竜みたいですね。
噛む力が強いのですが、加藤英明先生はワニガメを池で見つけると、手づかみで持ち上げます。
同じカミツキガメ科のカミツキガメも噛む力が非常に強いです。
餌
動物食が強い雑食です。魚や両生類などの水中の小動物を餌として食べます。
湖や池に落ちてきた果実などの植物も食べます。

背中に水草が生えています。
寿命

飼育下での寿命は20年~70年です。
野生での寿命は50年~100年です。
野生のほうが長生きするんですね。飼育下のほうがストレスが多いようです。でも、さすが亀なので長生きです。
ペットにできる?

飼育するためには、都道府県知事の許可が必要です。
かなり長寿で、かなり大きくなります。
ものすごく広い水槽が必要なので、現実的には、個人でペットとすることは困難です。
また噛む力が非常に強いので、危ないです。
最近は、外来種として、日本の池で繁殖するという問題があります。
性格。なつく?
真正面から見ています。

動物食が強い雑食で、性格もワイルドです。
噛む力も非常に強い亀です。
あまり人には懐かないです。
小さい子亀のうちなら、大丈夫かもしれませんが。やっぱり口を大きく開けていて、噛みつきそうですね。

子供のうちは可愛いですね。甲羅のトゲトゲもちゃんとあります。大きくなると危険です。
どこの動物園や水族館でみれる?

体感型動物園iZooや、東山動植物園、野毛山動物園などで、見ることができます。
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひワニガメを見に行きましょう。
カミツキガメも!
絶滅危惧種
河川の護岸工事などの開発のため、ワニガメの生息地が減少しています。
また、水質汚染などの環境問題もあり、生息数は減少し、絶滅危惧種となっています。
静岡大学での研究は?

静岡大学の加藤英明先生は爬虫類や外来種の専門家であり、ワニガメも研究しています。
加藤英明先生は、「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」などのテレビ番組で、絶滅危惧種であることを、よく説明しています。
アメリカ大陸では絶滅危惧種となっています。しかし、日本では天敵がいないため、暮らしやすいそうです。
研究によると、国内では逆に、外来生物として生息数が増加しているようです。
おわりに

アメリカでは開発や環境問題などのため、絶滅危惧種となっていました。
また、爬虫類の専門家である、静岡大学の加藤英明先生は、ワニガメが大好きです。
最近は、「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」などのテレビ番組で、紹介されることが多く、人気となっています。
噛む力が凄かったですね。それを手づかみで持ち上げる加藤英明先生も凄いです。